読めそうで読めない漢字クイズ!あなたは何問読める?
日常的に接することが多い漢字ですが、「この漢字はなんと読むんだっけ?」と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。読めそうで読めない漢字はさまざまなところで目にすることがあります。
今回は、そんな読めそうで読めない漢字クイズをまとめました。一見すると読めそうなのに、実は正確に読めていない感じもたくさんあります。そんな漢字をチェックして、覚えていきましょう。
読めそうで読めない漢字クイズ!【初級編】
まずは読めそうで読めない漢字クイズの初級編からです。読めると思っていても、意外と読み方が間違っている場合もあります。これを機に覚えてみてはいかがでしょうか?
問題
・心太
・海月
・賽子
・所謂
・蝸牛
・熊猫
・贔屓
・案山子
・子守熊
・百舌鳥
回答
それでは、初級編の回答を見ていきましょう。
・心太(ところてん)/天草を煮詰めた液を冷やし固めた日本の伝統的な食べ物です。昔は「こころふと」と呼ばれていたことから、このような漢字になりました。
・海星(ひとで)/ひとでは、「海にいる星のような形をした生き物」ということから海星と表記されるようになりました。
・賽子(さいころ)/賽子は、賽だけでも「さいころ」と呼びます。俗語として「子(ころ)」がつくようになり、現在のような読み方になりました。
・所謂(いわゆる)/「謂フ所ノ」という漢文から「所謂」という言葉が生まれました。「世間で言う所の」という意味です。
・蝸牛(かたつむり)/蝸には「うず」という意味があります。かたつむりには牛のような角があるので「蝸牛」になりました。
・熊猫(ぱんだ)/中国語での表記の仕方がそのまま日本でも使われています。猫のような可愛らしい熊という意味です。
・贔屓(ひいき)/「支えて力を貸す」という意味の中国語「贔屓」が日本に伝わり、現在のように使われるようになりました。
・案山子(かかし)/「案山」は平らなもの、「子」は人間を指します。田んぼにある人間のようなものという意味です。
・子守熊(こあら)/中国語の表記が日本に伝わったものです。親が子供をずっと抱っこしている様子から生まれました。
・百舌鳥(もず)/さまざまな鳥の声色を真似ることができる鳥なので、このような表記になりました。
読めそうで読めない漢字クイズ!【中級編】
続いては中級編を紹介します。初級よりも少し難しい漢字が並んでいるので、よく思い出しながら問題に答えてみてください。
問題
・柿
・樵
・屯
・鼾
・嬲る
・蟷螂
・湯湯婆
・屡々
・美人局
・仙人掌
回答
・柿(こけら)/「材木のくず」という意味の漢字です。興業の初日に完成した劇場の材木のクズを落としたことから「柿落とし」と呼ばれるようになりました。
・樵(きこり)/木を伐採するきこりが現れたら木々が慌てるということから樵という表記になっています。
・屯(たむろ)/友達や同僚で集まっている様子を指します。若者が屯する(たむろする)といったように使うことがよくあります。
・鼾(いびき)/「干声=大きな声」に鼻がつくことで、「鼻から出る大きな音」という意味を持つ漢字になりました。
・嬲る(なぶる)/男が女を挟んでいることから、女性をからかうという意味の漢字になっています。
・蟷螂(かまきり)/車が近づいても逃げない様子から「当たり屋」の意味を持つ「當郞」という言葉が由来になっています。
・湯湯婆(ゆたんぽ)/婆には母親を指す言葉。母のように暖かな物という意味がこめられています。
・屡々(しばしば)/同じことが繰り返されるということを表す言葉です。
・美人局(つつもたせ)/美しい女性が男性を誘った後、ほかの男性が現れてお金を巻き上げることを指します。
・仙人掌(さぼてん)/当て字によってこのような表記になりました。オランダ人がサボテンを石鹸がわりに使っていたことから「シャボン(石鹸)のような植物=サボテン」となったようです。
読めそうで読めない漢字クイズ!【上級編】
続いては上級編です。かなり難しくなっているので、ぜひ覚えていきましょう。