「ゼロ・グラビティ」は、スペースシャトルの大破という前代未聞の事故によって宇宙空間に放出された宇宙飛行士と科学者が絶望的とも言える状況下で生き延びるために模索するスペース・サバイバル・ムービーです。
宇宙空間での漂流ということで、上も下もない無重力、孤独感が巧みに表現されていて、それが観る人の不安、途方もない虚無感を煽ります。気になる結末は、実際に観て確認してみてくださいね。
11位:バトル・ロワイヤル
「バトル・ロワイヤル」は、中学生に最後の一人になるまで殺し合わせるという衝撃的な内容の日本映画で、登場人物たちと同世代の中学生は観られないR15+指定で公開されました。
凄惨なシーンの連続に公開当時から賛否両論で、青少年への悪影響が危惧され問題提起もされましたが、結果的には大ヒット作品となりました。
10位:アウトブレイク
「アウトブレイク」は、原因不明の出血熱の流行で死者が多発し、アウトブレイク(爆発的な感染)を食い止めるべく奔走する軍医たちを描いた作品です。
症状やウイルスの形状はエボラ出血熱に似せた架空の感染症ですが、新型コロナウイルスの恐怖を身近に感じている現在、ただのエンターテインメントとしては観られないかもしれません。
9位:コンテイジョン
「コンテイジョン」も、未知のウイルスが地球全体をパニックに陥れる様子を描いた作品です。新型コロナウイルス関連のニュースでよく耳にするCDC(疾病予防管理センター)も登場します。現在の世界の状況と照らし合わせて観るのもおすすめです。
8位:パニック・ルーム
「パニック・ルーム」は、強盗に押し入られた母娘が緊急避難用の“パニック・ルーム”に逃げ込み、心理頭脳戦とも言える攻防を繰り広げる密室パニック映画です。母親が閉所恐怖症、娘が1型糖尿病と、平常心を失わせる要素が盛り込まれています。
日本ではあまり知られていませんが、緊急避難用の“パニック・ルーム”は、欧米の富裕層向けの住宅に実際にあるそうですよ。
7位:ワールド・ウォーZ
「ワールド・ウォーZ」は、人間を凶暴化させる未知のウイルスが発生し、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられるパニック・ムービーです。
「アウトブレイク」や「コンテイジョン」とは違い、感染者はいかにもゾンビのように描かれており、大群が押し寄せてくる様や感染者が群がり大きな塊となる様は、まさに悪夢。現実味は低いですが、息もつかせぬ展開に手に汗握ること間違いなしです。
6位:ジュラシック・ワールド
「ジュラシック・ワールド」は、「ジュラシック・パーク」から続く恐竜をテーマにしたパニック映画の4作目にあたる作品です。現代に恐竜を蘇らせるという設定は、未知の生物に対する恐怖とは違い、人間の業を感じさせます。
恐竜はCGだけではなく、ロボット技術を使ったアニマトロニクスを駆使しており、リアルさは第一作から比べるとはるかに増しています。恐竜を題材にしたホラー映画とも言える演出は健在で、恐竜が好きな人もそうでない人も楽しめる作品です。