優越感に浸る人の心理や特徴②劣等感を感じている
優越感に浸る人の特徴として、「実は劣等感を感じている」ということが挙げられます。
自分に対して特に劣等感を感じていない人は、特に周りの人間と比べて自分が上か下かなんて極端には気にしていません。
でも、劣等感を強く感じている人ほど、周りとの評価の違いや差にすごく敏感で、常に自分の中で人と自分を比べてしまっているのです。
そして、その自分の心の中にある劣等感を払拭したいがために一生懸命、ほかの人よりも自分の方が優れているというところを探しては、そこばかりをつついて人にマウンティング行為をします。
そして人よりも上にいると自分に言い聞かせ、劣等感に気が付いていないふりをしているのです。
優越感に浸る人の心理や特徴③自己顕示欲が強い
優越感に浸る人の心理や特徴として、自己顕示欲が強いということも挙げられます。
自己顕示欲とは、簡単に言うと、「認めてもらいたい」という願望のことです。
自分はこんなに頑張っているんだから、周りから褒めてもらいたい、こんなことが出来る自分を認めてほしいという気持ちが非常に強い特徴があります。
周りから褒めてもらいたいがゆえに、あえて自分を人と比べる発言をし、周りに「俺はすごいんだぞ!」というアピールをしているのです。
こういったパターンの人は、幼少期にあまり母親から褒めてもらえなかった、弟や妹の方が器用ですぐになんでもできて、コンプレックスだったというような心の傷を抱えていることも多くあります。
小さいころに、自分が頑張ったことに対して母親が喜んでくれなかった、いつも認めてもらえないまま大人になった、いわゆるアダルトチルドレンに多いのがこのタイプで、ただ居合わせた職場の人間が治してあげられるような症状ではありませんので、スルーするのが一番です。
優越感に浸る人の心理や特徴④常に人と自分を比較している
優越感に浸る人の心理や特徴として、「常に人と自分を比較している」ということも挙げられます。
前述のとおり、優越感に浸る人は常に心のどこかで、劣等感や「認められたい」という気持ちと戦っています。
そのため、自分が意識していなくても、自分を常に周りの人と比べてしまうのが型についているのです。
そして、自分が負けていると思えるものには全く反応せず、自分が勝っていると思うことにはここぞとばかりにアピールします。
自分が「俺の方がすごい!」「私の方が上手!」というアピールが出来ることを探すためにも、常に人と自分を比較しているともいえます。
自分のアピールをしないと気が済まないため、いつも自ら自分をアピールできる題材を探しているのです。
でも、本当は人は人で、すべてにおいて人より優れている人なんていませんから、人と自分を比較しても、自分の足りない部分が目についてしまい、余計に心理的に辛くなってしまうのですが、どうしてもやめられないのです。
だから、逆に自分の方が勝っていることを見つけたときに、その反動で異様なほど優越感に浸るようになってしまう悪循環なのです。
優越感に浸る人の心理や特徴⑤プライドが高い
優越感に浸る人の心理として、プライドが高いということも挙げられます。
プライドが高い人は、人から見下されたり馬鹿にされるのが大嫌いです。
その割に、プライドが高い人は人を見下したり、バカにする傾向にありますよね。
それは、自分がされないように先手を打っているのです。
自分がバカにされたり、見下されていると分かったら、プライドがズタズタに傷つけられてしまい、耐えられないというのを分かっているんですよね。
プライドが高い人は優越感に浸ることで、自分は人からバカにされるような人間ではない、人から見下されるようなことはないと思い込み、自分に言い聞かせて自分を保っているのです。
だからこそ、声を大にして自分をあげることを言い続け、優越感に浸りたがるのです。