Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントとは?
Instagram(インスタグラム)はいまやビジネスの起点ともなり、企業のビジネスツールとしても欠かせない存在になりつつあります。
Instagram(インスタグラム)といえば個人が使用するアカウントのイメージも強いですが、ビジネス向けの便利な機能を使用することができる「ビジネスアカウント」というものに切り替えることができます。
ビジネスアカウントに切り替えた際のメリットである、使用できる機能としては「ビジネスプロフィール」、「インサイト」、「広告出稿」、「カテゴリ設定」の主に4つの機能が使用できます。
また、複数人でも運用・管理することができるため、企業アカウントの運用担当者や個人経営のアカウント管理者など、アカウント運用を担当する方もおすすめです。
当記事ではInstagram(インスタグラム)のビジネスアカウントについてメリットや変更方法、複数人で管理する場合のやり方や利用するための費用等、ビジネスアカウントを使用する上での気になる点について詳しく解説していきます。
切り替えに利用料金はかからず基本的に無料だが、広告を出稿する場合は費用がかかる
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントを利用するための料金はかからず、基本的には無料で利用することができますが、広告を出稿する場合においては広告費用も合わせて設定することになるため、広告出稿については費用が発生します。
基本的には費用を気にせず無料で使用することができますので、ビジネスでInstagram(インスタグラム)を活用していきたい時には気軽にお試しでも導入してみてはいかがでしょうか。
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントに変更した時のメリット
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントでは「ビジネスプロフィール」「インサイト(分析機能)」「広告の出稿」の主に3つの機能の他、「カテゴリ」を選択できるようになります。
それでは、それぞれの各機能について具体的にどのようなことができるのか、みていきましょう。
ビジネスプロフィールを使用することができる
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントではビジネスプロフィールを利用でき、よりビジネスに繋がりやすくなる「連絡先」を設定することができます。
例えば、「電話番号」「メールアドレス」「ビジネスの住所」など企業の情報を設定し、「予約する」、「問い合わせる」といったアクションボタンと結び付けることで、ノータイムでユーザーの取りたいアクションを引き出すことができます。
そのため、店舗経営や企業アカウントの運用をしている場合には、直接的にユーザーへ案内でき非常に効果的です。
インサイトを使用して投稿やユーザーを分析することができる
ビジネスアカウントでは投稿やフォロワーについての分析を行うことができる、「インサイト」を使用できます。
具体的には、フォロワーの地域・性別・年齢・アクティブな時間帯といった情報や、インプレッション数(投稿が閲覧された回数)など、アカウントの問題点を探る際にも非常に役立つデータを分析していくことができます。
広告の出稿検討する際には、どの層のどんなユーザーに向けて広告を打つのかが重要となりますが、インサイト機能を利用すればアカウントのメインユーザーとその情報や人気の投稿内容の傾向を知ることができ、効果的な広告を出稿できます。
広告を出稿することができる
ビジネスアカウントを使用すれば、Instagram(インスタグラム)広告や「投稿の宣伝」といった広告の出稿ができます。
規模や期間によって一定の広告費用は発生するものの、発見タブという非常に多くのユーザーが閲覧するタブにも掲載される可能性もあり、企業ブランドの認知だけではなく、新規フォロワーの獲得へ繋がることもあります。
また、「投稿の宣伝」では過去の投稿を広告として使用できるため、過去に高評価だった投稿をそのまま素材にすれば、費用を抑えた上である程度反響があると予測できる広告を打つことができますのでおすすめです。
カテゴリを設定することができる
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントで設定することができるカテゴリは、プロフィール画面の名前の下に表示されます。
ユーザー側にとってはプロフィールの内容がフォローするきっかけにもなるため、肩書のような役割を持つカテゴリがあると、よりユーザーへの訴求力を高めることができますので、設定することをおすすめします。
現在当社で確認できているだけでも、800を超える種類のカテゴリがあるため、迷う方もでてくるかもしれません。
その際には、カテゴリを設定する際にInstagram(インスタグラム)のおすすめとして出てくる以下の中から選んでみるのもおすすめです。
アーティスト
ミュージシャン・バンド
ブロガー
衣料品(ブランド)
コミュニティ
デジタルクリエイター
教育
起業家
健康・美容
編集者
ライター
個人ブログ
商品・サービス
ゲーマー
レストラン
美容・化粧品・パーソナルケア
食料品店
写真家・フォトグラファー
ショッピング・小売り
動画クリエイター
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントに変更するための切り替え方
ビジネスアカウントを利用するには、まずInstagram(インスタグラム)アカウントを作成し、ビジネスアカウントへ切り替える必要があります。
以下では通常のInstagram(インスタグラム)アカウントの作成方法と、ビジネスアカウントへの切り替え方法について解説していきます。
普段からSNSに触れていない方あっても、必要な情報さえ準備できれば簡単に行うことができますので、参考にしていただければと思います。
Instagram(インスタグラム)アカウントを作成
Instagram(インスタグラム)のアカウント作成方法は以下の手順です。(もしアカウントを作成済みの場合は、次の「個人プロフィールからビジネスプロフィールへ切り替える」へお進みください。)
①Instagram(インスタグラム)公式アプリを開きます(無い場合はダウンロードします)
②「新しいアカウントを作成」をタップします
③電話番号またはメールアドレスを入力します
④名前とパスワードを設定します
⑤誕生日を登録します
⑥ユーザーネームを設定します
Instagram(インスタグラム)アカウントの作成が完了しました。
パソコンでもInstagram(インスタグラム)を使用することは可能ですが、編集やストーリーズが使用できないなど、スマートフォンのアプリ版に比べて機能が制限されてしまうため、スマートフォン上で運用していくことをおすすめします。
個人プロフィールからビジネスプロフィールへ切り替える
ビジネスアカウントに変更するには以下の設定を行いましょう。
①通常のアカウントでログインし、プロフィール画面右上のメニューバーをタップします
②「設定」をタップします
③「アカウント」をタップします
④「プロアカウントを取得する」をタップします
⑤「プロアカウントに切り替える」をタップします
⑥自分のアカウントに沿ったカテゴリを選択します
⑦カテゴリの表示・非表示を選択します
⑧「ビジネス」か「クリエイター」を選択します
※企業アカウントやお店を経営されている方はビジネスがおすすめです
※芸能人やアーティスト、インフルエンサーといった方はクリエイターがおすすめです
⑨連絡先情報を確認
⑩Facebook(フェイスブック)アカウントがある方は「Facebookにログイン」をタップします
⑪「プロフィールへ移動」をタップで設定が完了します。
プロフィール画面に戻り、「広告」や「インサイト」といったボタン表示があればビジネスプロフィールに切り替わっています。
以上でInstagram(インスタグラム)のビジネスアカウントの設定が完了しました。
ビジネスアカウントに変更した際のデメリット
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントは企業アカウントやインフルエンサーなど、ビジネスを展開している方にとっては非常にメリットがある一方、個人アカウントではできていたことがビジネスアカウントではできない、といったデメリットも存在します。
ここではビジネスアカウントを使用する上での注意点についてご紹介します。
アカウントを非公開にすることができない
個人のアカウントでは非公開にすることができますが、ビジネスアカウントでは非公開にすることはできません。
非公開では多くのユーザーに対してリーチすることができず、またビジネスアカウントのメリットも生かすことができませんので当然だとは思いますが、もしトラブルが発生したり、一時的にメンテナンスで非公開にしたい場合は個人アカウントに戻しましょう。
ただし、その際にはすべてのコンテンツに関する今までのインサイトが削除されてしまうので注意してください。
個人アカウントに切り替えたい!ビジネスアカウントをやめる方法
ビジネスアカウントから個人アカウントに戻したい場合や非公開にしたい場合は、以下の方法を参考にしてください。
①プロフィール画面の右上(三本の横線)をタップします
②「設定」をタップします
③「アカウント」をタップします
④下部にある「アカウントタイプを切り替え」をタップします
⑤「個人用アカウントに切り替える」をタップ
※このときすべてのコンテンツに関する今までのインサイトが削除されるので注意
個人アカウントへの切り替えが完了しました。
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントを複数人で管理する方法
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントを、従業員間で複数人で運用したいと考える方もいらっしゃるかと思われます。
その場合の方法は簡単で、Instagram(インスタグラム)のログインに必要な情報(ユーザーネームorメールアドレスor電話番号、パスワード)さえ分かれば、アカウントを登録した本人以外であってもログインすることができ、複数人で運用していくことができます。
ただし、複数のデバイスから同時にログインを行うと不正と判断され、ログインできない可能性があるので注意が必要です。
Instagram(インスタグラム)のビジネスアカウントをより効率的に運用するポイント
Instagram(インスタグラム)をより効率的に活用していくためには、フォロワーの増加が非常に重要になります。
フォロワー増加のために前段階としてまず以下の3点について定めていきましょう。
・アカウントの役割やコンセプトを明確化(ブランドの認知や集客など)
・訴求対象のターゲットを設定(自社ユーザーのメインターゲット)
・目標とする指標(KPI)を設定(一カ月の新規フォロワー獲得人数など)
アカウントの運用目的を定めたら、その目的に沿ったやり方で運用を進めていく必要があります。
以下では、効率的にフォロワーを獲得することができるおすすめの施策を紹介していきますので、アカウントの状況に合ったやり方を試してみてください。
プロフィールを魅力的な内容に
Instagram(インスタグラム)のプロフィールはユーザーが新たにフォローする判断材料として重要な項目であり、シンプルかつ分かりやすい内容であることが大切です。
プロフィール写真もキャンペーンや季節によって少し変えていくと、変化があって新たなユーザーに見てもらえる可能性があります。
プロフィールと誘導先サイトのイメージに差異がないよう、ブランド名や業種を明記したり、企業コンセプトに沿った内容にすることを心掛けましょう。
統一感ある投稿内容を
Instagram(インスタグラム)でフォロワーの多いアカウントを調べると、アカウントの持つ雰囲気やプロフィール、投稿内容まで、一貫したテーマや統一感を感じることができます。
逆に統一感なくバラつきがある場合、本当に自分の興味関心に合ったアカウントかどうかをフォロワー側が判断しづらく、フォローに繋がりにくくなるのです。
そのため、テーマとするカラーを決めたり、投稿の配置(順番)に規則性を持たせたりするなどして、統一感を感じることができるアカウントを目指していきましょう。
オリジナルのハッシュタグを作成する
ハッシュタグも適切に選ぶことでユーザーからのエンゲージメントを得ることができます。
投稿に関連のないハッシュタグが付いていると、ターゲットユーザーとマッチせずにせっかくの投稿が無駄になってしまいます。
ハッシュタグを考える際には、まずターゲットとするユーザーが検索すると仮定するキーワードを洗い出していきましょう。
また、ハッシュタグを検索したときの投稿件数を確認し、現状のフォロワー数に見合ったハッシュタグを付けて投稿すると上位に食い込むことができる可能性があります。
他にも自分が目標としているアカウント(競合他社等)のハッシュタグを参考にしたり、ある程度フォロワーを獲得できたらオリジナルハッシュタグを作って投稿していくこともおすすめです。
ユーザーとのコミュニケーションを大切に
既存のフォロワーと積極的にコミュニケーションを取ることで新規のフォロワー獲得にも効果があります。
例えばライブ配信を活発に行ったり、コメントの返信やフォロー、いいねをこまめに行ったりすることで、フォロワーも離れることなく継続的な関係を築くことができます。
そういったやり取りがユーザーの目に留まることで、新規フォロワーの獲得にも繋がりますので、既存フォロワーの維持と新規フォロワーの取り込みのためにも、フォロワーとコミュニケーションを取ることを意識してみましょう。
インサイトを使用して分析する
Instagram(インスタグラム)では通常のアカウント上で切り替えることができる、プロアカウントというものが存在します。
プロアカウントに切り替えると、ビジネスプロフィールが使用できたり、広告を出稿することができたりといった、ビジネス寄りの機能が解放されますが、その中でも投稿やユーザーの分析を行うことができる「インサイト」機能を使用することで、フォロワー増加のための対策をすることができます。
インサイトではフォロワーの属性(年齢・性別・地域など)やアクセス時間帯、投稿の表示回数など、次の新たなフォロワーを獲得するために必要なデータを分析することができます。
フォロワーの属性や高評価の投稿などを参考にし、どのような投稿をしていくべきかインサイトを有効活用して対策しましょう。
Instagram(インスタグラム)を有効活用したい方へ
Twitter(ツイッター)を開設してみたものの、これからどう運用していったらいいかわからない…という方は、DolphinのSNS運用にご相談ください。
・課題の抽出とアカウント運営の戦略立案
・サービスやブランドの認知最大化~購買獲得
・フォロワーの増加
・ユーザー投稿(UGC)や口コミの増加
・日々の投稿の分析レポーティング
・広告運用
日々の投稿から高い反響を作れていれば、お金をかけて宣伝する必要がなくなる可能性もあります。
Twitter(ツイッター)の運用でお悩みの方は下記よりお気軽に資料を請求してみてください。
導入実績の一部をご紹介!