世間体の意味とは？気にする人の特徴と気にしない方法も教えます！

世間体は、「せけんてい」と読みますが、これは一体、何なのか？というと、一言でいえば、「他人の目」ということになるでしょうか。

つまり、自分のことを世間の人はどう見るだろうということですね。
世間とは、他人全ての人のことを指します。

ですから、世間体を気にする人は、自分の回りにいる全ての人の目を気にして暮らしているのです。
知りもしない人の目まで・・・。

日本人は、古くから習わしというものがあります。
結婚式の時はこうする、お葬式の時はこうする、着物の着方はこうするなど、誰が決めたのか知りませんが、暗黙の了解でこのようなことが決められていて、その通りにしないと恥をかくという考え方が根付いているように思います。

ですから、高齢の人ほど世間体を気にしますよね。
それは、先祖や親から受け継いだ習わしを守ろうという意識があって、恥をかいてはいけないと思っているからです。
その意識が世間体を守るということに変わっていったのでしょう。

現在では、昔ほど世間体を気にする人は少なくなったものの、まだまだ日本人の心に深く根付いています。
ご先祖の考え方や性格が遺伝して、脈々と受け継がれているのかもしれませんね。

世間体が気になる人は、無難なファッションを選びます。
派手過ぎず、目立たないようなファッションです。

でも、流行りを過ぎたファッションをするのではありません。
流行りを過ぎたファッションをしていると、回りの人からバカにされると思う性格なので、流行りのファッションは絶対に見逃さないのです。

それが、たとえ、自分の好みではない服であっても、笑われたりするのが嫌なので、無難なものを購入します。
誰もがしているファッションをしていることで、笑われることもないので安心できるんですね。
胸を張って街を歩けると思っているはずです。

せっかくの個性が活かされないなんて、勿体ないことです。

世間体を気にする人は、仕事も世間体を考えて選びます。
世間体が悪くなる仕事には絶対に就きません。

世間体が悪い仕事とは、世間の人たちから理解されていないような仕事ですね。
フリーターもその1つです。
あと、夜の仕事や汚れてしまう仕事などですね。

日本では、大企業の正社員が最も世間体が良いと思われています。
大企業とまでいかなくても、見栄を張って、少しでも良い会社に入社することが、世間体なのです。

ですから、上記のような仕事は、まるで悪。
何が悪いのかというと、
昼まで寝ている、正社員になれないアルバイト、汚れた服をいつも着ている。
そういうことは、一般的じゃないので、世間体が悪いわけです。
世間体を気にする人は、周りの人から、どういう風に言われるか分からないと思ってしまう性格なので、そのような仕事は絶対にしません。

だから、たとえ、やってみたい仕事があっても、失敗したら、周りの人から笑われるので、諦めてしまいます。
夢を追いかけるなんて、もってのほかです。

また、世間体を気にする人は、正社員でも、万年平社員だと、それも世間体が悪いと判断します。
ある程度の年齢になったら、出世するのが、世間体から考えると普通なのです。

世間体を気にする人は、結婚相手も世間体を気にして選びます。
世間体の良い仕事をしていない人と結婚すると、それこそ世間体が悪いので、どんなに好きでも諦めます。
とても損な性格をしているのです。


中には、相手にのめり込んでしまい、世間体が悪くても結婚するという人がいますが、家族や親せきの人たちも世間体を気にする人たちなので、大反対され、その人を諦めるか、駆け落ちするかのどちらかになってしまうケースが多いですね。

ましてや、できちゃった結婚なんて最悪。
許してもらうのは至難の業でしょう。

そこまでして、日本人は世間体を守ろうとします。