記事の目次
- 1.あなたは自分が好き?自己受容の方法とは
- 2.自己受容の意味は
- 3.自己受容ができないとどうなるのか
- 4.「恋愛に縁がない」は自己受容が関係している:interrobang:
- 5.自分を認められないのはなぜか
- 6.自己受容できると生きるのが楽になる!
- 7.難しい?自己受容するには
- 8.自己受容の方法①:インナーペアレントの言葉を打ち消す
- 9.自己受容の方法②:完璧な自分じゃなくていい!
- 10.自己受容の方法③:過去の自分を癒す
- 11.自己受容の方法④:勘違いかも、と疑う
- 12.自己受容の方法⑤:やりたいことをやる
- 13.自己受容の方法⑥:未来の不安を受け入れる
- 14.自己受容の方法⑦:ありのままの自分を表現してみる
- 15.自己受容を習慣化して、楽しく生きよう
あなたは自分が好き?自己受容の方法とは
あなたは自分のことが好きですか?人は当然、自分のことを好きになりたい、幸せになりたいと願っています。でも実際には、人は自分を否定し責めたり、自分であることが嫌で苦しい、自分は不幸だと思っていることが多いようです。自分を認められず、心の葛藤を誰にも言えず押し殺している人は、あなただけではありません。
ありのままの自分を認め受け入れる「自己受容」を習慣化できると、より健やかで良い人生を送ることができます。でも、認められない自分をありのまま受け入れるというのは、難しいのでは?と思う方もいるでしょう。そこで、今回は自己受容の意味から、自己受容できない心理、自己受容を習慣化する方法を解説していきます。
自己受容の意味は
自己受容の方法の前に、自己受容の意味について理解を深めていきましょう。「自己受容」とはどんな意味なのでしょうか。普段聞きなれない言葉なので、意味がわかりづらいと思いますが、心理学やカウンセリングでよく使われる言葉です。
カウンセリングでは、「受容」とは相手の言葉や感情を自分の価値観で評価・判断することなく、ありのまま受け入れることを意味します。つまり「自己受容」は、自分をいい部分も悪い部分も含めて、ありのまま受け入れることを意味します。
あなたの中にいる、2人の自分
自己受容の意味を理解するために、カウンセリングでよく使う「インナーチャイルド」と「インナーペアレント」をご紹介します。あなたの中には、実は2人の自分がいます。1人は観察される側の自分自身、そしてもう1人は自分自身を評価・判断する観察者としての自分自身です。あなたも、自分の行動や感情を「やめたほうがいい」などと批判したり否定する、心の声を聞いたことがあるのではないでしょうか?
これは、脳が衝動や快楽を司る「大脳辺縁系」と理性や思考を司る「大脳皮質」に分かれているからだと考えられています。つまり、大脳皮質が、大脳辺縁系を評価・判断していることを意味します。カウンセリングでは、この「2人の自分」の関係性をインナーチャイルドとインナーペアレントと呼んでいます。インナーチャイルドを、インナーペアレントが評価・判断しているのです。
自己受容ができないとどうなるのか
自己受容の意味や、インナーチャイルドとインナーペアレントについて触れましたが、自己受容ができているとインナーペアレントはインナーチャイルドを評価・判断せず、ありのまま受け入れます。インナーチャイルドのどんな行動や感情も否定することなく、味方でいるので、心の中の葛藤が起きない状態です。
しかし、自己受容ができないと、インナーペアレントがいつもインナーチャイルドを評価・判断します。またカウンセリングでは、自己受容ができず自分を受け入れられていない状態では、他人のことも受け入れられないと言われています。
無意識に人を遠ざけたり、仲良くしていても、心の中で「この人を本当に信用していいのか?」「自分のことを本当はよく思っていないのでは」と考えてしまいます。自己受容がうまくできないと、人間関係までスムーズにいかなくなってしまうんですね。つまり、自己受容は自分のことだけでなく、他人との関係にも深く関わってくるわけです。