母乳はいつまであげるべき?理想は?

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母乳を出すことで「ホルモン受容体陽性乳がん」と呼ばれる特定の乳がんの発生リスクを下げる効果があります。

ホルモン受容体陽性乳がんは乳がん全体の80%を占めるもので、女性ホルモン「エストロゲン」の影響を受けて増殖します。
エストロゲンの分泌が続く状態が長ければ長いほど、乳がんのリスクが上がります。

授乳中はエストロゲンの分泌が低下します。
その影響で、生理も止まりますよね。
そのため、授乳をするとホルモン受容体陽性乳がんにかかるリスクが低下します。

母乳を与えたからといっていつまでも効果があるわけではありませんが、生理が再開するまではリスクが低くなると考えて下さい。

【母乳はいつまで?】メリット③マタニティーブルーの回避

マタニティーブルーは妊娠中と産後と両方あります。
オキシトシンにはリラックス効果も含まれており、母乳育児のお母さんはマタニティーブルーにかかりにくい傾向があります。

マタニティーブルーは産後1週間ほどに見られる一過性の症状でいつまでも続くわけではなく最低でも1~2週間で治まります。
産後のホルモンバランスの変化や慣れない子育てのストレスが原因で気分が落ち込んでしまいます。
産後の女性のうち30%がこの症状に悩まされるそうです。

いつまでも続く場合は「産後うつ」の可能性があるので医師に相談してみましょう。

■参考記事:子供に性格は遺伝する?気になったらコチラも参照!

性格は遺伝する?環境よりも遺伝で決まるの? | Lovely[ラブリー]のイメージ
性格は遺伝する?環境よりも遺伝で決まるの? | Lovely[ラブリー]
子育てしているといろいろなことが気になりますよね。
自分の性格でいやな部分、旦那の性格でいやな部分、もし子供に遺伝してしまったらどうしよう。
子供にはこんな子になってほしいなんて思いもありますよね。
そこで性格は遺伝するものなのか。調べてみました。

【母乳はいつまで?】メリット④ダイエット効果

母乳育児をすることで産後のダイエットがスムーズに行えます。
妊娠中は赤ちゃんを産めば体重は元にもとると思いがちですが、出産後もなかなか体重は減らないものです。

母乳をあげるためには1日に500カロリーを消費するといわれています。
無理なダイエットの必要もなく、何もしなくても産後のお腹が戻るのですからとても理想的です。

ただし、母乳をあげるためにお母さんは甘いものや油ものを無性に食べたくなることがあります。
そうするとダイエットの効果はマイナスです。
しかも、甘いものや油ものを食べると乳腺炎などのトラブルに見舞われる可能性もあります。

食事内容には気をつけるようにしましょう。

【母乳はいつまで?】母乳を続けるデメリット

母乳に危険が無いとはいいきれません。
妊娠中の過ごし方や、妊娠以前の生活環境、そして現在の環境によっては母乳自体が汚染されている可能性もあるからです。

その汚染物質が赤ちゃんにどのような影響を与えるかは、まだ解明されておらず調査がつづけられている状態です。

母乳をあげることで赤ちゃんに影響が出る可能性のある問題を2つご紹介します。

【母乳はいつまで?】デメリット①ダイオキシンによる影響

ダイオキシンは農薬や産業廃棄物の焼却によって発生した塩素化合物です。
いつまでも水にはとけませんが脂肪にはとけます。
体内に蓄積され、一部は肝臓から排出されますが腸から再吸収され完全に排出するまでに長い時間がかかります。
体に入ったダイオキシンが半分に減るまで7年かかり、いつまでも体の中で存在し続けます。

母乳には100ccに3g以上の脂肪が含まれます。
脂肪に溶けたダイオキシンが母乳から排出されて赤ちゃんが摂取してしまう可能性があります。

ダイオキシンの摂取経路は90%が魚介類、肉、乳製品、卵に由来する食べ物からです。
妊娠以前に食べたものでも蓄積されていると考えると、どなたでも危険性が考えられます。

【母乳はいつまで?】デメリット②感染症による影響

母親が妊娠前や妊娠中に血液の感染症である成人T細胞白血病(ATL)や後天性免疫不全症候群(エイズ)に感染している場合は、血液からつくられる母乳を介して原因ウイルスが赤ちゃんの体に侵入してしまいます。
すると、赤ちゃんは病気に垂直感染してしまうのです。

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