手を抜いて大丈夫
手を抜ける所はとことん手を抜きましょう。
一番手を抜いて欲しいのが、家事です。毎日欠かさずに行う家事が日常生活の中で一番疲れを感じるところです。
ずっと手を抜くわけではなく、疲れやすい時期だけの事なので罪悪感など感じる必要もありません。
先ほども言いましたが、ママと赤ちゃんの大事が一番!ゆっくりと休み休みを心掛けて下さい。
『妊娠初期のだるい症状』股関節痛
妊娠初期の股関節痛はごく稀ですが、症状が現れる人がいます。
股関節痛は妊娠中のどのタイミングで症状が出ても全くおかしくないものなんです。
赤ちゃんはどんどんお腹の中で大きくなっていき、ママの子宮も大きくなります。赤ちゃんや子宮が大きくなれば、それだけ他の部位にも負担が掛かってきます。
股関節は体を支えている部分なので、負担はかなり大きいものです。お腹が大きくなれば歩き方も変わってきますし、更に負担は掛かります。
対策としては、ストレッチやお散歩などの適度な運動と、こまめな休息に体を冷やさない事です。急激に動くのは逆効果ですから、ゆっくり動いていきましょう。
症状が酷い時には産婦人科に相談でも大丈夫ですし、整形外科にかかる事も出来ます。その場合は必ず妊娠初期である事を伝えて下さい。レントゲンなど赤ちゃんに悪影響を与える診察を避けてもらえます。
『妊娠初期のだるい症状』吐き気
妊娠初期には悪阻が始まります。強さは個人差がありますが、酷い人は食事もちゃんと摂れなくて体重が減ってしまう事もあるほどです。場合によっては悪阻が落ち着くまで入院する人もいます。
悪阻の引き金は色々で、主に多いのは「匂い」です。代表的なのが、ご飯の炊けた時の匂い!この匂いを嗅ぐと吐き気がきてしまう人が多いですね。
妊娠すると嗅覚が鋭くなるようで、今までは平気だった匂いにまで過剰に反応したりします。
いつまで続くのか分からない悪阻に不安になる人もたくさんいます。
仕事
妊娠をしても仕事を続ける人が増えています。仕事を続ける事は決して悪い事ではなくて、毎日通勤などで動きますし気分転換にもなるので良い事だと思います。
しかし、妊娠初期には注意をしなければいけない事も多いです。例えば満員電車、ギュウギュウに押しつぶされる車内はもちろん良くありません。妊娠初期の症状が辛い時には、早めに会社へ妊娠の報告をしておきましょう。
仕事をしていると、妊娠を理由に会社を休む事は出来ませんよね。妊娠は病気ではないし、迷惑はかけられないと思う女性はとても多いです。ただ、悪阻の出かたも個人差があるので、軽い人から重い人までいます。
仕事に支障が出てしまう人もいますので、周囲からの助けは重要になります。
悪阻もいつまでも続くものではなく、落ち着く時はやってきます。それまでの期間だけでも満員電車の時間を避けたり、休憩をこまめに取れるような環境を作っておくのも、産休に入るまで仕事を続ける上では大切になってきます。
貧血に注意が必要
妊娠すると、赤ちゃんへ多くの血液を使ってママから栄養を与えていきます。
赤ちゃんに多くの血液で栄養を与えるので貧血ぎみにもなるので、これも疲れやすい原因の一つです。立ちくらみやめまいの要因でもあるので、鉄分はいつも以上に意識して摂取する様に心掛けましょう。
足りない栄養はサプリで摂取
ママから赤ちゃんへ多くの栄養を与えなければならない事から、ママの栄養状況はとても大切になります。
必要な栄養が不足していれば、ママの体にも異常を起こしてしまいます。
今まで通りの食生活では必要な栄養は不足しがちです。
食生活の見直しや、足りない栄養はサプリで補うようにしましょう。特に良いとされているのが「葉酸」です。
葉酸を摂ると、疲れにくかったりとメリットがたくさんあります。逆にカフェインはなるべく摂らないようにして下さい。
『妊娠初期のだるい症状』快適なマタニティーライフ
いつまで続くのか分からない、だるさと無気力に疲れやすい体にブルーな日もあると思います。
この症状はいつまで我慢すれば良いのかは個人差がある事なのでハッキリとは言えませんが、多くの人が妊娠6ヶ月くらいを目安に改善されています。
妊娠6ヶ月頃になると、妊娠初期症状の原因とされているホルモンの分泌が通常値に戻るそうです。私生活にも仕事にも影響が出てしまうとストレスになりがちですが、今だけしか感じる事の出来ない愛しい赤ちゃんがお腹で成長している証だと気持ちを切り替えてみましょう。
いつまで苦しむの?ではなく、いつまで感じる事ができるのだろうと思う事で辛い症状も改善していくかもしれません。
「病は気から」と昔から言われるように、気持が落ちていけば尚症状が悪化する可能性もあります。心にゆとりを持って、たった10ヶ月しか感じる事の出来ない赤ちゃんとの生活を楽しみましょう。