【毅然とした態度を取る方法】2.相手の目を見るタイミング
相手と会話する時や交渉する時などの心理的なお話になるのですが。
相手と目も合わせずに話をし始め、終了するまで目を合わせないなんて会話は何の意味もなさず、満足に意思疎通もできないですよね。
毅然とした態度で人と接する時は、相手と目をしっかりと合わせて会話を始めようとします。
毅然とした態度を取るコツは、心理的に有利に立つこと。会話の主導権を握れば握るほど、心理的に余裕が生まれ、毅然とした振舞いができるようになります。
なので目を見て話すのは重要ですが、離すことはもっと大切。ずっと目を見つめたままでいると相手は居心地が悪いですし、必死感に繋がります。
一部の心理的な研究によると、「消極的な人ほど相手の目を見つめる時間が長い」とあります。
つまり、会話の主導権を握っていたり、積極的な人ほど「相手の目を見つめ続けない」傾向があるということ。
会話の盛り上がり、重要ポイント、相手が把握しているかの確認など、視線を自由に操り、相手を見つめたり、わざと視線を外したりすることで自分のペースに持っていくことが可能になるのですね。
毅然とした態度が取れる人は、自然とこの心理的なテクニックを使用しています。だからこそ対面する人に不快感を与えずに上手く会話の流れを作っていけるのですね。
【毅然とした態度を取る方法】3.笑顔は少なめに
毅然とした態度を取る方法として有効なのは、笑顔は少なめにするということです。
笑顔は心理的に、相手への降伏を表しています。自分は敵意が無いことを表し、戦う意思がないことを伝える意味があります。
なので、毅然とした態度を取る場面には、基本的に笑顔は不釣り合いですよね。
あまりにも相手が緊張している時などは、少しリラックスを求めるための笑顔も必要なケースもあるでしょうが、不必要にヘラヘラしたり、相手にへりくだるような笑顔をする必要はありません。
意思がしっかりあること、意志が強いことを示すためには真剣な表情を作ると良いでしょう。
【毅然とした態度を取る方法】4.声のトーンに気をつける
毅然とした態度を取る方法として、あまり抑揚をつけずに話をするというやり方があります。
人の心理として、声のトーンが上がる時は興奮状態にあったり、嬉しいことがある場合。反対に声のトーンが下がる時は、落ち込んでいたり思案している時などになりやすいです。
そのように相手に自分の心理的な部分が見え隠れするような話し方をすると、毅然とした態度には見えなくなってしまいます。
なるべく会話に感情移入をしないようにすると、相手に心理を悟られにくくなり、毅然とした態度に見えやすくなるでしょう。
仕事として接客をする時などであまりに声に抑揚がないと、「暖かみがない」「機械的」「愛想がなさすぎ」という酷評を受けることもありますので、必要に応じて臨機応変に対応していきたいですね。
【毅然とした態度を取る方法】5.事実を明確に伝える
事実を明確に伝えることは、毅然とした態度を取る方法としてとても有効です。
ある程度冷静な思考力が必要になりますし、感情論で物事を判断してはいけません。理路整然と必要な情報を会話に盛り込み、順序よく説明することが一番ですが慣れないうちはなかなか思うようには行かないものですよね。
経験不足からくる焦りは、事前の準備を十分にすることでかなり補えます。
しっかりとシュミレーションをし、必要に感じるものはしっかりと用意しておきましょう。
毅然とした態度を取るには、自分がこれだけ頑張ったのだからという自負が必要になります。「できる」という根拠を自分で得る意味で、事前の準備は怠らないようにした方が良いですね。
そうすることで、冷静に物事を判断できるようになり、相手にも事実のみを明確に伝えやすくなります。
【毅然とした態度を取る方法】6.簡単に謝らない
「何が何でも謝るな」という意味ではありません。
毅然とした態度を取る方法として、必要が無い謝罪をしない、という意味があります。
日本人はとにかく、低姿勢というか、最初の一言から「すみません」を連呼する人が多いですよね。
自分が悪かろうがそうでなかろうが、とにかく謝っておけば丸く収まるみたいな。
このような意思では、毅然とした態度を取ることはできないでしょう。
自分が正しいと信じているならば、謝らない。
これぐらいの強い意思を持って相手と接すると、毅然とした態度として見てもらえますよ。
事なかれ主義とは、一見すると喧嘩をせずに世の中平和でいれたらいいよねという、消極的な考え方のことを言いますが、問題解決には一切繋がりませんし、謝ったばかりにトラブルを押し付けられて、損な役回りをする結果にもなります。
毅然とした態度を取るべきところでは、積極的に行動していきたいですよね。
【毅然とした態度を取る方法】7.引き下がらない意思を持つ
毅然とした態度を取る方法として、正しいと思うことは引き下がらない強い意思を持たなくてはなりません。
相手も強気に出てきてそれでたじろいでしまっては、毅然とした態度とはもう言えなくなってしまいます。
「私は自分の意見に自信があります。ですから、引き下がるつもりはありません」
と、言い切る強さがなければダメなんですね。
交渉が上手い相手だと、あなたに不利な意味合いのことを言ってきたり、あなたの心理に動揺を与えるようなアタックをしてくるでしょう。
それに負けていてはいけませんよ。
勢いに押されないように、努めて平静を装い、声のトーンや感情が会話に入り込まないように注意しましょう。
【毅然とした態度を取る方法】8.自信を持つ
毅然とした態度を取る方法として、最も大切なのは自信です。自分に自信がなければ、毅然とした態度を取ることは決してできないでしょう。
とは言え、あらゆる意味においてパーフェクトな人は存在せず、自信を持てない時もあるでしょう。そんな時は、自信がある風を装うのでも構いません。
自分には自信があると思い込むことによって、心理が騙されて態度に心情が現れないで済む場合もありますから。