流産の可能性がある腹痛や腰痛は、分かりやすくいうと、
・生理痛よりも重い腹痛
・強い痛みが走る下腹部痛
・腰痛を伴った腹痛
・下腹部がギューっと締め付けられるような腹痛
・不正出血を伴った腹痛や腰痛
こんな痛みが長く続くようであれば、要注意!!すぐに病院で受診しましょう。
≪生理痛との違い≫ 妊娠初期に起こる腰痛は危険!?
妊娠初期に起こる腰痛も妊娠初期症状の一つに入ります。
一言で「腰痛」と言っても、要因によっては危険なリスクを負ってしまう事もあり、心配は絶えませんよね。
妊娠前から、持病や生理痛などで腰痛持ちだった人はそこまで気にも留めないことかもしれませんが、
そうじゃない人にとっては、不安になってしまう要因の一つとも言えます。
妊娠初期ですでに腰痛がひどいという人は、以下の要因も考えられます。
・生理痛の時に腹痛だけでなく腰痛もある
・普段から姿勢が悪く、骨盤が緩んでしまっている
・運動不足による筋力の低下
・腰に負担をかけることが多い仕事
・デスクワークによる同じ姿勢
・足を組むのが癖になっている
・坐骨神経痛など腰回りの神経痛がある
他にも、女性ホルモンやストレスなどの心因性が原因で腰痛が引き起こされることもあります。
ここからは妊娠初期の腰痛の原因や痛み方、痛む場所や痛む時期・期間、そして対処法などについて検証してみます。
≪生理痛との違い≫ 腰痛の原因
妊娠初期に起こる腰痛の原因は、「リラキシン」という女性ホルモンの影響によるものと言われています。
そもそも「リラキシン」とは何なのか、名前だけ言われてもピンときませんよね。
なかなか聞き慣れない言葉ではありますが、妊娠中のママにとっては欠かせないホルモンであり、
妊娠、そして出産において、とても重要な役割を果たしているものですので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
「リラキシン」というのは、妊娠すると子宮や卵巣、赤ちゃんと結び付けられる胎盤から分泌される女性ホルモンの一つ。
「子宮緩和因子」とも呼ばれ、特に妊娠後期での分泌量が増えて、産道辺りの骨盤、関節や靭帯を緩めてくれる作用があります。
出産の時に赤ちゃんがスムーズに産道を通れるように働きかけてくれる重要なホルモンなんです。
とは言っても、妊娠初期にはまだ出産の実感もないので、他にも原因があるのでは?と思いますよね。
他に考えられる原因といえば、やはり「ストレス」ではないでしょうか。
普段から仕事や人間関係などのストレスを抱えていて、更に妊娠初期症状でつわりなどのストレスも重なり、ちょっとした痛みも強い痛みに感じてしまう事もあります。
ストレスを完全に無くすことは難しいので、痛みの原因を知り対処法を覚えておけば、少しは安心できますよね。
≪生理痛との違い≫ 妊娠初期の腰痛の痛み方
痛み方に関しては、やはり人それぞれなので、残念ながらこれといった特徴はありません。
ですが、妊活中の人にとっては生理前の腰痛なのか?妊娠によって起こる腰痛なのか?を知っておきたいですよね。
ほとんどの場合が生理痛の時のような痛みが長く続く場合が多いと言えます。
腰全体が重い、背中や腰のだるさが続く、など生理痛と症状が似ているため、生理痛との違いを見極めるには難しいかもしれません。
≪生理痛との違い≫ 腰痛が起こる場所
前述した通り、腰全体が重くだるい、お腹~背中~腰にかけて鈍い痛みが続く、といった妊娠による体の変化で起こる痛みでもあるので、人それぞれではありますが、下腹部や腰回り全体で起こりやすくなります。
Related article /
関連記事