妊娠初期の生理痛のような腹痛!生理痛との違いは?出血なら流産?

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妊娠初期の危険な不正出血②:流産(初期流産・早期流産)

前述したように、切迫流産は「完全流産」ではない状態ですが、
切迫流産を放置してしまうと、残念ながら妊娠を継続することができずに完全流産となってしまいます。

前述したように、切迫流産は「完全流産」ではない状態ですが、
切迫流産を放置してしまうと、残念ながら妊娠を継続することができずに完全流産となってしまいます。

流産とは、妊娠22週までの間に胎児(胎芽)が外に出てしまう事を言い、原因のほとんどが、受精卵の染色体異常によるものと言われています。
多くのママが流産を経験しており、おおよそ10~15%の高い確率で起きています。

「妊娠初期の流産は偶発的なものだから、あまり自分を責めないで!」とよく言われますが、やはり妊娠を継続できなかった悔しい気持ちと、愛する旦那さんの子供を産み育てることができなかった申し訳なさでいっぱいになってしまいますよね。

流産といっても症状は様々で、状態別にそれぞれ名前があります。

化学流産

化学流産とは、妊娠検査薬で陽性反応が出たものの、超音波エコー検査では妊娠が確認できずに、すでに流産してしまった状態。
妊娠検査薬をしなければ妊娠と気づかずに、生理と思ってそのまま過ごしてしまっている場合が多いとされています。

稽留流産

稽留流産とは、胎児(胎芽)がすでに死亡しているが、まだ出血や腹痛などの症状が出ていない状態。
自覚症状がないので、産婦人科での診察で確認してもらう必要があります。
稽留流産と診断された後の処置としては、子宮内容除去手術で子宮内清掃を行うか、または、自然に出てくるまで待つかのどちらかになります。

進行流産

進行流産とは、いわゆる「流産」の状態であり、出血や腹痛が始まり、子宮内に留まっている胎児(胎芽)が外に出てきている、もしくは出てこようとしている状態。
以下の「完全流産」と「不全流産」に分けられます。

完全流産

完全流産とは、「進行流産」の一種で、胎嚢や胎児などの子宮内容物がすべて自然に外に出てしまった状態。
出血や腹痛などがおさまってきている場合が多く、子宮収縮薬投与など経過観察での処置ができる場合が多いと言われています。

不全流産

不全流産とは、子宮内容物の排出は始まっているものの、まだ完全には出ておらず、子宮内に一部残っている状態。
この時に出血や腹痛もまだ続いている事が多く、一般的には子宮内容除去手術で子宮内清掃を行う場合が多いと言われています

感染流産

感染流産とは、細菌などに感染してしまったことにより、母体死亡などの危険なリスクを伴っている状態。
慎重な処置や管理を要する、大変危険な流産です。

習慣流産

習慣流産とは、流産を3回以上繰り返した場合にこう言われています。
偶発的に起こる流産であれば、多くのママが経験している事ですが、3回以上繰り返す場合は、「不育症」や他の何らかの疾患がある可能性があり、不育症検査などの詳しい検査をしてもらった方が良さそうです。
また、習慣流産は甲状腺疾患も関係している場合もあります。
もし3回以上繰り返してしまった時は、血液検査で甲状腺の検査をしてもらう事も考えてみた方が良さそうです。

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