妊娠30週目の胎児の大きさは?母体の変化や過ごし方の注意点も解説

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妊娠30週目のお腹の胎児の体重は、およそ平均して1000グラムから1500グラムほどになっています。エコー検査で見る胎児は新生児で生まれた赤ちゃんに比べるとまだ肉付きは薄く体重も少なく、見た目はとても華奢に見えます。

お腹の中の胎児は妊娠30週目頃から少しずつお母さんの体からもらった栄養を自分の体に蓄えていきます。残りの10週の妊娠期間で胎児の体重はさらに増え、エコー検査で見る胎児の見た目もふっくらと愛らしい体型に変化していきます。

お腹の胎児の体重は大きさと同じく、平均値に入っていないからといって不安に思う必要は全くありません。産婦人科の医師のもとで妊娠中の定期検診やエコー検査などをきちんと受けているのであれば、胎児に何か病気や異常があればすぐに分かるものです。

もしエコーなどを見ていて気になることがある時は、その場で医師に確認して不安を取り除いてもらうと良いですね。胎児がお腹の中で元気に手足を動かしている様子が分かれば安心できます。

妊娠30週目のお腹の胎児の様子(3)体の機能

妊娠30週目のお腹の胎児の体の機能はほぼ完成しています。胎児は水を飲んだり排泄を行うことも出来るようになり、エコーを見ると頻繁に目をパチパチとして瞬きをしたりあくびをしたりしている様子を確認することができます。

エコーで見る胎児の様子はもう普通の赤ちゃんそのものといった感じで、ここ数カ月の間に見違えるほど身体機能が向上したことが伺えます。

また胎児は妊娠30週目を迎える頃には呼吸に良く似た行動を始めることも分かっています。羊水に浸かっている胎児はまだ肺呼吸をするわけではありませんが、出産でお母さんのお腹から外の世界に出た時の練習を始めます。

早産はなるべく避けなくてはいけない時期ですが、エコーで可愛い我が子の様子を見たお母さんは早く赤ちゃんに会いたいと強く感じるようになるでしょう。

妊娠30週目のお腹の胎児の様子(4)睡眠リズムができる

妊娠30週目のお腹の胎児は、睡眠のリズムも次第についてくるようになります。

これまでのお腹の中の胎児は驚くことに20分ほどの睡眠と起床を繰り返していました。そのためお母さんは1日のうち胎動を頻繁に感じていたと思いますが、妊娠30週目を過ぎるとお腹の胎児は一定のリズムを持って生活するように変わっていきます。

これは胎児の脳の中で複雑な神経回路が絡まり通じ合ったことで色々なことが出来るようになり、脳がその行動を処理するために以前よりも長い睡眠を必要するからだと言われています。

睡眠のリズムがついてくるのも赤ちゃんが人間へとどんどん近づいていることの証拠なのかもしれませんね。

妊娠30週目のお腹の胎児の様子(5)五感の完成

妊娠30週目のお腹の胎児は人間の五大間隔である五感も完成してきます。

五感とは触覚、嗅覚、味覚、聴覚、視覚の5つの感覚のことをいいます。これまでは曖昧だったこれら5つの間隔がしっかりと役割を持って働くようになることで、赤ちゃんはお母さんのお腹の外からの話し声や歌を聞き、お母さんの体の匂いを覚えて安心するようになります。

さらに妊娠30週を超えた胎児はエコーで見ると、お母さんのお腹の中で外からの明かりにも敏感に反応することが分かっています。そのためお母さんが夜更かしをして夜はお昼過ぎまで寝ているような不規則な生活を送っていると、お腹の中の赤ちゃんが混乱してしまって睡眠のリズムがつきにくいと考えられています。

赤ちゃんの五感を大切にしてあげるためにも、妊娠中のお母さんは出産まで規則正しい生活を送ることが重要になります。

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