永遠のテーマ? 男女の友情

男女の友情、昔から議論されているテーマで、きっと永遠に議論されるテーマでもあるのではないでしょうか?
これは男目線、女目線の違いもあるでしょうし、また、このまま気楽な友達関係がいいと思う人と、関係を恋愛に発展させたいと願っている人の違いもあります。
一概には言えないところがこのテーマの難しいところです。
それでは実際に男女の友情は成立可能なのでしょうか?

男性側からみる男女の友情
男女の友情は男目線と女目線でもかなり違ってくるようです。
意外にも思えますが、男性からみて男女の友情は成立すると答えている人が多いようです。
本当にそうでしょうか。
実際に男の子の意見を見てみましょう。
男性側の意見

男女の友情は難しい

やっぱり男女の友情は難しい。最初は友達だと思っていても、僕は男で、相手は女。相手に女性を感じてしまったらもう友情とは言えないんじゃないですか?(30代男性)
なるほど。友達だと思っていてもふとした瞬間に女性を感じてしまう。
たとえば
髪の毛からいい香りがした。
いつも強気な子が柄にもなく参っている。
一緒にお酒を飲んでいてちょっといつもと違う雰囲気を感じる。
など、要素は様々。
でも、友達から女を感じた瞬間に男女の友情はおしまい、友達が恋愛の対象となってしまう。
そのリスクが常にあるため、男女の友情は難しいと思うのが男の心理の様です。
友達でも性の対象として見ることも

男って友達でも肉体関係もてるんです。でもあくまで友達なので、相手がそれでOKなら男女の友情は成立しますよ。(20代男性)
うーむ、正直な男の心理。本音と申しましょうか。
確かにお互い納得していれば、この場合男女の友情は成立するかもしれません。
でもこの場合の友情はどちらにも特定の相手がいないことが前提です。
男性の方、もしくは女性の方に特定の相手ができてしまえば、こんな関係はあっさり終わってしまいます。
これを友情を呼ぶのか、呼ばないのかは個人の価値観ですが、一生続くような友情...ではなさそうです。
彼女に理解がある

僕は男女の友情があってもいいと思うんですけど、彼女が嫌がると友達付き合いも面倒くさくなります。信頼の問題なんでしょうけど、焼きもちやきの彼女だと女の子の友達とは連絡取りにくくなって終わっちゃうかな。(20代男性)
彼女による..これも分かります。
せっかく仲の良い友達でも彼女がやきもちをやいたら、会いづらくなるし、何より楽しくないですよね。
女の友達もいい気分はしません。
もしかしたら、女友達の連絡先を消してしまうこともあるかもしれません。
なるほどー。
男女の友情は以外に自分たちだけじゃなく、周りの影響もあるのですね。
でも、せっかく育つ男女の友情が本人以外の理由で壊れちゃうのはちょっと悲しいかも。だからこそ、彼女の理解が絶対条件なのです。

女性側からみる男女の友情
では男女の友情、女性の心理どうでしょうか?
女性の方がはっきり友情と恋愛を区別している印象がありますが、実際の声を聴いてみます。

女性側の意見
それでは早速女性の声を見ていきましょう。
お互いの気持ちのバランス

私は友達だと思っていたけど、周りから「あいつお前の事好きらしいよ」と聞かされて、それからどう接していいのかわからなくなってぎこちなくなって連絡できなくなった(20代女性)
片方が友達だと思っていても、もう片方に恋心があるパターンです。
男女の友情は絶妙なバランスで成り立っていて、このバランスが少しでも崩れたらもう成立しません。
お互い同じ重さの同じ気持ちでいられないと、友達ではなくなりますね。
男女の友情は成立する!

相手を男としてみたこともないし、これからもない。相手も私の事を女と思ってないと思う。女友達には分からない男の子の気持ちとか相談できるし、心地いい。(10代女性)
男女の友情が成立するかというより、もはや男の子だと思っていないからこその意見。
男性側は少し寂しい気もするかもしれませんが、ここまで断言するのですからきっと相手も同じ気持ちなのでしょう。
男女間の...というよりもはや同性の友情と変わりません。
ここまではっきりと友達のラインがはっきりしていれば、男女の友情は成立します。
逆に言えば、ここまではっきりしていない関係は危ういというわけです。
心理学的にみる男女の友情

結論から言えば、男女の友情は心理学的に成立しません。
男女を比べると女性の方が恋愛と友情をはっきりと区別できる能力があると証明されています。
女性ははっきりと線引きができるため、男女の友情が成立しそうに聞こえますが、男性はそうはいきません。
男性はこの線引きがとても曖昧。
つまり、女性側が「友達」だとはっきり思っていても、線引きがしっかりしていない男性側が、グラグラふらふらついうっかり恋に落ちてしまう..そんなリスクを常に抱えています。
心理学的にみると、男女の友情が成立するかは恋愛と友情の線引きの線の太さにかかっていると言えるでしょう。
遺伝子学的にみる男女の友情

遺伝子学的にみると、男性は「種をまく」生き物です。
自分の遺伝子を後世に残していかないといけない、そんな使命をおっている男性は異性をみると必ず女性をまず意識します。
そして、良い遺伝子を残せるか、残せないか、本能的に判断するのです。
男性にとって女性は遺伝子を残すためのパートナーであり、それ以外の役割は本来必要としていません。
遺伝子学的にみると男性側からは男女の友情は成立しないことが分かります。
反対に女性側から見れば、子を育てるためによい環境を与えてくれるのか、を判断します。それ以外の人は率直に言えば「用がない」。
このことから男性より、女性の方が男女の友情に肯定的になるのは必然なことのようです。
友達から抜け出す方法

心理学的にも遺伝子学的にも、男性の方が「恋に落ちやすい」、「相手を異性としてみてしまいがち」ということがわかりました。
それでは、女性が友達の男性を好きになってしまった場合、どうすれば友達から抜け出せるのでしょうか?
男性は恋に落ちやすいとはいえ、とても繊細な生き物。
女友達を気になったとしても、今の関係を壊してしまうかもしれないと思うと意外に一歩踏み出せないのは男の方が多いようです。
それは男性が元来プライドが高い小心者だから。
今の居心地の良い関係が壊れてしまうリスクを冒してまで、自分の気持ちをさらけ出すことをあまりしない、したくないのが男の心理。
断られたら失う物が大きいうえに、自尊心まで木っ端みじん、傷つきやすい繊細な心を持つ男性は自分から一歩踏み出すことはしないでしょう。
でも遺伝子学的にみても「女性を意識する」運命にある男性だからこそ、振り向いてもらいたいならあえて「女性」を感じさせるのが重要です。
それもまわりくどいと男性には全く届きません。
男の子は思っている以上に鈍感です。
少しずつ女性を意識した服装や、香りをつけ、しっかり目をみて話しましょう。
「あれ?こいつ俺の事好きかも?」と思わせればもうこっちのものです。
タイミングを見て気持ちを伝えましょう。
【参考記事】好きになった友達の彼女になる方法はこちらから!
友達とキスはあり?

男の友達、大切ですよね。
でも、どこまでなら友達としてありなのか?
手をつなぐ、ハグ、キス、添い寝、体の関係....仲が良ければよいほど線引きが難しくなります。
でも、キスは特別です。
もしも、このまま特別な友達として付き合っていきたいのなら、キスは絶対にやめるべき。
唇は性感帯でもあり、末梢神経のたくさん集まるところです。
キスによって幸せホルモンと呼ばれるセロトニン、ドーパミン、オキシトシン、などが脳内から分泌されます。
キスをすることによって、脳内からホルモンが分泌されると、相手を魅力的に感じてしまい、恋愛感情が生まれます。
身体の関係を結ぶよりも、キスはもっと親密だと言えるでしょう。
友達のままいたいなら絶対にキスは避けるべき。
逆に友達から脱却して恋愛に発展したい場合は、キスを使うのもアリ?かもしれません。
【参考記事】友達にキスされた?その心理についてはこちらから!

テストステロンとエストロゲン

テストステロンとエストロゲン、どちらも大切なホルモンです。
思春期になると男の子はテストステロン、女の子はエストロゲンが急激に増えます。
このホルモンの作用で、男女が意識をするようになり、性に目覚めるのです。
でも男の子も、女の子も実は両方持っていることを知っていますか?
テストステロンの多い男の子は性欲が強く、逆にエストロゲンの多い男の子はキスやハグ、親密な会話などをより好みます。
女の子も同じように、テストステロンが多いと性欲が強くなります。
友達から脱却したいときは、彼がどちらのタイプかよく見極めるとかなり役に立ちます。
【まとめ】男女の友情は絶妙なバランス

男女の友情は心理学的にも、遺伝子学的にもとても難しいとされていることがわかりました。
でも裏を返せば、男女として見ているうちは、という事。
つまり、男女の意識を超えて付き合うことができれば男女の友情はあり得る、のではないでしょうか。
相手も自分も同じ感覚でお互いを見ていないと成立しない絶妙なバランスが求められます。
そして、そこから抜け出したいときには、あからさまに男女の意識を強く持つ、これに限るようです。
