まずは、ミツロウとホホバオイルをそれぞれ計量し、耐熱容器に用意します。ミツロウは適当な大きさに切り分けておきましょう。
次に、湯煎にかけてミツロウを溶かします。ゆっくりと溶かすことで、ミツロウの性質が損なわれずに溶けますよ。火加減には注意してくださいね。四十度くらいが目安です。
ミツロウが溶けたところで保存容器に移します。そして容器の冷たさで固まらないよう気をつけながら、お好みの精油を加えます。香りが好きなものを選んで、約10滴程度を目安に加えてください。香りの調整は自由自在です!
最後に冷やして固めます。じっくりと冷やして固まったら自家製の練り香水の出来上がりです!ミツロウは自然な保湿効果があり、練り香水に使うとしっとりとした仕上がりになります。小さな入れ物に詰めれば、持ち運びも便利ですね。
【練り香水】ミツロウのメリット・デメリットは?
ミツロウで作る手作り練り香水の最大のメリットは、出来上がりの美しさです。ミツロウはホホバオイルを入れ忘れしまうと、完全なアロマキャンドルになってしまうのです。つまり、ロウソクのようにミツロウは滑らかに仕上がるんです。
なので容器に入れた後も滑らかに、使うたびに指先の体温で軽く溶かすだけで量を調整できます。見た目がちゃちだと、どうしても手作り感がありますが、そうは見えないのがミツロウのメリットです。
ミツロウもシアバターと同じく香りが薄くなりますが、アロマの香りの性質は変わることがありません。ミツロウの手作り香水ならアロマのスパイシーな香りもそのまま身に付けることができます。
もちろん市販の香水も、簡単に手作り練り香水に使えるのがいいところですね。お気に入りの香りだけど、香りが強くてなかなか使えない人に香りが薄まるミツロウはお勧めです。
練り香水の作り方「リップタイプ」
練り香水を塗るのに指をいちいち汚さなくちゃいけないのって、多少面倒に思うことはありませんか?
練り香水があまり馴染まないのもそれが原因かもしれませんね。最近では100均でも液体の市販の香水やアロマが売っていますから、わざわざ練り香水を買う人も減っていくかもしれません。
そこで便利なのがリップタイプの練り香水です!
【練り香水】100均の容器を活用した作り方
作り方はアロマの香りをつけたミツロウを、売っているリップ型へ流し込むだけ。すると細長い練り香水ができるわけです!このリップタイプを作るために使い終わったリップ容器を取っておく人もいるんだとか。
100均のリップ容器は見た目もシンプルで、お値段も安いので失敗してもあきらめがつきますよね。あとはそれを持ち歩いて、唇に塗るような感覚で手首や首筋、耳裏などに塗るだけ!これだけでいつでもお手軽に香りを楽しむことができるんです!
さらに手作りのいいところは安心感があるところ。市販の香水ではなく、精油やアロマなど肌にも優しいものとワセリンを混ぜて作った練り香水は是非唇の乾燥を守ることにも使ってみてください。
鼻の近くにあるので、香りは周りに気が付かれず自分だけが楽しむことができるんです!自分の好きな匂いを安全に楽しめるのが手作りのいいところですよね。
市販のオススメ練り香水
と言っても、やっぱり手作りは難しそう……と思う人も多いでしょう。それに、アロマやミツロウを使うので耐熱ボウルなどを一からそろえるのも手間ですよね。
でも練り香水は、市販の香水でもとても可愛く素敵な香りのものが売ってます!安心してください!種類が少ない、と言いましたが、あくまでも市販の香水に比べると、ってだけです。
それでは少しだけ、オススメの練り香水を紹介していきます!
おすすめ練り香水「LUSH」
バス用品を多く取り扱う「LUSH」ですが、実は練り香水もまた人気のある商品です。
LUSHの練り香水は、豊富な種類が揃っていて、その香りは本当に魅力的。さまざまな方のお好みに合う素敵な香りが用意されています。フローラルなものからフルーティーなもの、スパイシーなものまで、あなたの好みにぴったりの香りがきっと見つかりますよ。
そして、LUSHの練り香水は、缶タイプのパッケージがとっても可愛いんです。そのため、コレクションとして楽しむ方も多いんですよ。大切な人へのプレゼントにもおすすめです。
おすすめ練り香水「Senteur et Beaute」
フランスで香水や化粧品を販売している「サンタール・エ・ボーテ」。こちらでも練り香水が取り扱われています。そこらへんのアメニティショップよりも品揃えは良く、シンプルで高級感と清潔感があるデザインが、とっても魅力的です。
このブランドの魅力は、高品質な素材を使っているところ。だから、香りもずっと長持ちなんです。
そして、ティーシリーズの香りはお茶のフレーバーの豊かさが感じられるんですよ。肌に優しいだけじゃなく、私たちに馴染みのある自然の香りが人気の秘密です。