香水の種類⓸コロン
「オード(オーデ)コロン」とも呼ばれるコロンは、香りの持続時間が1~2時間程度と短めです。ちょっとした気分転換や、お風呂上がりに付けるのにも向いています。
賦香率は1~5%で、eau de cologneと書きます。
コロンはドイツの地名・ケルンのことです。
ナポレオンの時代、ドイツのケルン(コローニュ)で薄めの香水が売り出されたことが、オーデコロンの起源と言われています。
4種類の香水の違いって?
ここまでパルファム、オードパルファム、トワレ、コロンの4種類の香水について、簡単にご紹介してきました。
これらは賦香率によって匂いの持続時間が変わるのが、大きな違いです。
また賦香率によって、価格にも違いが出てきます。
自分が香水を使う目的やタイミング、そしてお財布とよく相談して、検討することが大切です。
そしてもうひとつ重要なことは、自身と香りの相性です。
化粧品売場の香水コーナーにはサンプルやテスターが置いてあることが多いので、気になった匂いのものは試してみることをオススメします。
香水の種類と香りの違い
ここまで代表的な香水4種類の違いについて、ご紹介してきました。これらは香料の濃度によって、匂いの強さや持続時間などに違いが出てきます。
ではフローラル、シトラスなど匂いの印象に違いはあるのでしょうか?
香水の匂いは、配合される香料によって決まってくるのであって、濃度との関係は薄いです。
柑橘系の香料がメインであればシトラス系、花の香りが基調であればフローラル系など、基本となる香りや香料によって、匂いにさまざまな変化が与えられています。
このように香水には濃度、香りの種類などさまざまなバリエーションがあります。
自分の好みやTPOに合わせて香水を選べると、おしゃれ上級者になった気分がしませんか?
香水の香りは変化する!
香水は、付けてからの時間の経過によって、少しずつ匂いが変化していきます。
つけたばかりの匂いは、トップノートと呼ばれます。香水の第一印象を決める、華やかで印象深い香りがですが、次第に香りが変化していきます。
付けてから5~10分後くらいに現れてくるのが、しっかり落ち着いたミドルノートと呼ばれる香りです。
そして3時間後くらい経つと、ほのかな余韻を残す香り、ラストノートに移り変わっていきます。
香水の種類と付け方⓪基本の付け方
香水の付け方には、いくつかのポイントがあります。
まずは近くにいる相手を、匂いで不快にさせないことです。香水は香りを楽しむためのもの。自分は楽しくても、相手がいい気分でなければ、効果は半減してしまいます。