離婚裁判
家庭裁判所の離婚調停でも話がまとまらない、離婚したくないという意見が変わらないという場合には、離婚裁判の手続きをしていくことになります。
ここで注意をしなくてはいけないのが、性格の不一致は法律的には離婚原因にはならないということです。もしも性格の不一致だけが原因で離婚を考えていて、離婚裁判にまで行ったときには、裁判になることなく、棄却されてしまう場合もあります。裁判では離婚できないかもしれないということです。
最初にも書いたように、離婚裁判をするときには、性格の不一致以外にも離婚する原因がなくては裁判をすることすらできません。どちらかが離婚したくないと言えば、それで終わりです。
裁判にできる内容としては、相手が不倫や浮気をしている場合や、夫婦関係が破綻しているという場合です。どうしても離婚がしたい、離婚裁判を起こしたいという場合には、弁護士に相談をしてみるといいかもしれませんね。
性格の不一致で離婚◎弁護士に相談をするべき?
離婚をするときには、必ず弁護士に相談をするべきなのでしょうか。夫婦2人で話し合う協議離婚の場合は、必ずしも弁護士をたてる必要はありません。
しかし、離婚調停をすると決まったときに、弁護士に相談をするという人がほとんどのようです。
弁護士に依頼すれば、あなたに有利になるように離婚の話を進めてくれるかもしれません。しかし、あなたの希望通りの離婚ができたとしても、希望通りの離婚ができなかったとしても、あなたは弁護士費用を払う必要があります。
弁護士費用については、弁護士によって異なります。平均的な弁護士費用として公開されているのは、着手金と報酬金でおよそ80万円程度です。決して安い金額ではありませんよね。
性格の不一致で離婚をする場合には、慰謝料を請求することもできません。じっくりと考えて弁護士をお願いするかどうかは決める必要がありそうです。
性格の不一致で離婚をしたくないときの対処法◎少し距離をとる
パートナーとの性格の不一致を感じているけれど、離婚したくないという人もいるでしょう。なんとか離婚しなくてもいい方法がないか考えている人のために、ここからは性格の不一致があるときの対処法を紹介させていただきます。
離婚したくないときに、最初に試して欲しいのが、少し距離をとるという方法です。これは別居を勧めているわけではありません。
性格の不一致というのは広い意味がありますが、基本的にはあなたが嫌いな相手の部分だと考えることができます。
相手の嫌いな部分が見えてしまうのは、あなたが相手と近くにいすぎることが原因かもしれません。嫌なところが目につくのであれば、見ないようにしていきましょう。
例えば相手の食事の仕方が合わないのであれば、食事の時間をずらしてみるというのも1つの方法かもしれません。
まずはそうやって、少し距離をおいて気持ちを落ち着かせてみてください。
性格の不一致で離婚をしたくないときの対処法◎環境を変える
性格の不一致を感じるけれど離婚したくないと考えたときには、環境を変えてみるという方法もあります。環境を変えるというのも、大きく変える必要はありません。
あなたが相手と合わないと思っているのは、実はあなたがあまり相手のことを知らないからかもしれません。
例えば夫婦で一緒に旅行に出かけてみるのはどうでしょうか。いつもとは違う環境に出かけてみることで、パートナーの見方が変わるかもしれません。
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