遠距離恋愛が難しい理由
単純接触効果(ザイアンス効果)は会う回数が多いほど、良い印象になります。遠距離恋愛では恋人に簡単に会うことはできません。お互いが離れていると、恋人以外に頻繁に接触する異性が現れたときに、接触回数で負けてしまい、恋人の気持ちを持っていかれてしまいます。
連絡を頻繁に取ることで関係を上手く維持しているカップルもいます。
しかし、男性の中には連絡無精な人も多いので、連絡による接触回数も徐々に減ってしまいます。これら、接触回数の原因から遠距離恋愛は難しくなります。
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接触に言葉は必要ない
先に述べた通り、単純接触効果(ザイアンス効果)は知らない人でさえ、良い印象を持つようになってしまいます。そこには、会話は一切ありません。つまり、毎日、視界に入るだけでも単純接触効果(ザイアンス効果)は有効なのです。会話が必要ないのであれば、好きな異性の視界に入り込んでやれば良いのです。
ただし、好きな異性の視界に入り込もうとしていることがバレてしまうと、気持ち悪がられてしまいます。あくまでも自然に入るようにしてください。うっかりバレると変人扱いされかねません。
連絡も単純接触効果の範囲内
好きな異性とLINEなどでやりとりしている人は多いです。このようなメッセージのやりとりも単純接触効果(ザイアンス効果)の範囲内です。連絡を頻繁に取り合う人の印象は良くなります。ぜひとも、LINEのやりとりは続けましょう。
しかし、注意が必要なのは、LINEのようなメッセージのやりとりの場合は相手が嫌に思うようなことを言ってしまったり、あまりに頻繁にメッセージを送り過ぎて面倒に思われたりすると逆効果です。単純接触効果(ザイアンス効果)は簡単に良い印象を与えることができる心理効果ですが、相手に嫌な思いをさせるとすぐに打ち消されてしまうか弱い効果でもあります。
単純接触効果が失敗しているとき
万能に思える単純接触効果(ザイアンス効果)ですが、うまくこの心理効果がはまらずに失敗することもあります。
それは相手からの印象がすでに悪すぎるときです。先に述べたように、単純接触効果(ザイアンス効果)はか弱い効果です。
最初の時点で相手からの印象が悪いと、いくら接触の回数を増やしても相手から面倒に思われるだけです。そのような状態になってしまうと接触する度に印象が悪くなっていくという悪循環に陥ってしまいます。
この心理効果を使うのであれば、先に使えるだけの地盤を固めておかなければなりません。
恋愛以外にも有効な単純接触効果
単純接触効果(ザイアンス効果)は恋愛専用テクニックの心理効果ではありません。恋愛以外に仕事でも使うことができます。新しい仕事を外注しようとしたときに同じような外注先が何社かあった場合、まず声がかかるのは営業の印象が良いところからです。いくつかの会社と並べられて印象が良いということは、おそらくその営業の訪問回数が他社よりも多いはずです。
営業は足で稼げとよく言われたものですが、単純接触効果(ザイアンス効果)のことを考えると、間違いではありません。