マドンナリリーはテッポウユリの人気が高まる前まで教会に飾られる花「聖母マリア」の象徴として重宝されていました。キリスト教の総本山バチカン市国の国花でもあります。
マドンナリリーの花言葉は「純潔」「汚れない心」。マリア様をイメージする花言葉ですね。
▼関連記事:愛情を表す花言葉を持つ花を紹介!
怖いと言われているのは「クロユリ」
クロユリは暗い紫色をしており、百合に似ているけれど違う品種の花です。
百合の中でも花が小さく可憐で美しいのですが、芳香高い百合のイメージとは違い臭い匂いを放つため英語では「スカンクリリー」「ダーティダイパー(汚いオムツ)」という悲しい呼び名がついています。
花言葉は「恋」「呪い」
クロユリの花言葉は「恋」「呪い」「恋の魔術」など。
その濃い紫色の花弁と強い香りはどこかダークなイメージを醸し出すのでしょうか。いくら花言葉とはいえ呪われる花というのはちょっと遠慮したいですね。
百合の花をプレゼントするときのポイント
百合の花は大輪の花を咲かせ、華やかでエレガント。そのため花束としても人気が高い花の一つです。
しかし百合の花は誰にでも、どんなシチュエーションでも贈ってよいというわけではなく、贈る時のポイントがあるのできちんと覚えておきましょう。
意味を間違えると喜ばれるどころか非常識だと怒られてしまうこともあるので注意が必要です。
白い百合だけの花束はNG!
白い百合は清楚で豪華ですから花束にしたいと思う人もいるでしょう。真っ白な百合のブーケはウエディングドレスに映え結婚式のブーケとしては人気があります。
しかし贈り物として白い百合だけの花束を作るのはおすすめできません。白い百合はキリスト教のでは教会の花。日本でも献花に用いられる花です。
白い百合だけでは華やかとはいえどことなく「死」を連想させてしまうので贈り物として白百合を送りたい場合は差し色になる花も使うことがポイントです。
年配の方へのプレゼントはタブー
年配者への贈り物として白い百合を選ぶのもタブーです。
白百合は死を連想させるため不吉なイメージがあります。そのため年配者に白百合を贈ると「早く死んで欲しいのか」「縁起でもない」と嫌味を言われてしまうかもしれません。
年配者への花束は明るい色の花束がピッタリです。またお年寄りにとって百合は仏壇に飾る花というイメージがあるので、美しいとはいえ百合以外の花を選ぶ方が無難です。
病院やレストランなどには不向き
百合の魅力は大輪の美しい花に負けない芳しい芳香にもあります。
部屋に飾ると百合のいい香りが部屋中に漂って良い気分になりますが、その香りが仇となる場合もあります。個室なら良いのですが大部屋では香りの強い花は嫌がられます。
また食事をするレストランでは強い花の香りが食事の妨げとなる場合もありますからレストランへ百合を持って行くのも控えた方が良いでしょう。
レストランによっては「百合」の持ち込みを禁止しているところもあるくらいです。
シーンに合わせた百合選びを◎
百合を贈り物にしたいなら花言葉の意味を合わせて、贈る人やシチュエーションを考えユリの種類を選びましょう。
例えば華やかで香り高いカサブランカはお祝いの席にピッタリ。花言葉にも「祝賀」という意味がありますから、お祝いの席でカサブランカの花はとても喜ばれます。
また転職や卒業、新たな門出のお祝いならヒメユリも素敵。ヒメユリの花言葉は「強いから美しい」「誇り」などです。今からまた頑張って!応援してます!という意味にピッタリですね。