高倉健さんの映画作品の数々には圧倒されてしまいますね。次は高倉健さんの華麗なる映画賞の受賞歴もご紹介致します。
日本アカデミー賞
第1回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞(1978年) 『八甲田山』、『幸福の黄色いハンカチ』
第4回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞(1981年)『動乱』、『遥かなる山の呼び声』
第5回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞(1982年) 『駅 STATION』
第23回日本アカデミー賞・最優秀主演男優賞(2000年)『鉄道員(ぽっぽや)』
第37回日本アカデミー賞 協会栄誉賞(2013年)
どの作品も映画史に残るような素晴らしい作品ばかりですね。
その他の映画賞
第1回エランドール賞1956年度・新人賞
第22回エランドール賞1978年度・特別賞
第20回ブルーリボン賞 1977年度・主演男優賞 - 『八甲田山』、『幸福の黄色いハンカチ』
第42回ブルーリボン賞 1999年度・主演男優賞 - 『鉄道員(ぽっぽや)』
第32回 1977年 毎日映画コンクール・男優演技賞 - 『幸福の黄色いハンカチ』
第2回 1977年 報知映画賞・主演男優賞 - 『八甲田山』、『幸福の黄色いハンカチ』
第37回 2012年 報知映画賞・主演男優賞 - 『あなたへ』
第39回 2014年 報知映画賞・特別賞
第25回 2012年 日刊スポーツ映画大賞・主演男優賞 - 『あなたへ』
第27回 2014年 日刊スポーツ映画大賞・特別賞
第23回モントリオール世界映画祭・主演男優賞
第51回 1977年 キネマ旬報・主演男優賞
第73回 1999年 キネマ旬報・主演男優賞
1978年度アジア太平洋映画祭・主演男優賞
1982年度アジア太平洋映画祭・主演男優賞
1990年度アジア太平洋映画祭・主演男優賞
1999年度アジア太平洋映画祭・主演男優賞
2007年度サンディエゴ映画批評家協会・主演男優賞
数えきれないほどのたくさんの賞が高倉健さんの素晴らしさを物語っていますね。
映画賞以外の名誉賞
紫綬褒章 1998年
文化功労者 2006年
第60回 菊池寛賞 2012年
文化勲章 2013年
高倉健さんが映画賞意外にも上記の素晴らしい名誉賞を受賞しています。
高倉健の遺作「あなたへ」は圧倒的な存在感
『あなたへ』
— 七五三木ニナ@未公開映画 (@Nina_Shimegi) January 24, 2019
高倉健さんの遺作。不器用な夫の哀愁を見事に演じている健さんはほんと素敵。私が泣いた数少ない実写邦画で初見は確か金曜ロードショー。全体を通してどこか達観したような雰囲気からのあの静かなラストシーンは号泣ものですね。これ書きながら思い出して泣きそうです。 pic.twitter.com/aguu4jb64T
高倉健さんの遺作となった作品「あなたへ」。この映画で共演した大滝秀治さんにとっても遺作となった映画です。
亡くなった妻から届いた絵手紙に書かれていた遺言を読み、一人旅に出る男の物語です。
亡き妻に思いを馳せながら旅先で出会う人々と心の触れ合いを続けていくストーリーで、高倉健さんの映画俳優としての幕引きにふさわしいとても心に残る感慨深い映画作品となっています。
6年間の沈黙からの出演
映画「あなたへ」の出演は、実に6年間の沈黙を破っての出演となりました。
このことに対して高倉健さんは、「もう1本やっておきたくて。監督も僕も、人生の大事なことに気付いたというか。」と語っていました。
2006年の中国映画「単騎、千里を走る」の撮影後に現地スタッフが抱き合って泣く姿を見て以来、役者として仕事ができなくなったと迷いがあったことを告白。
しかし年を重ねて、長年一緒にやってきた降旗康男監督ともう1本やっておきたいという心境に次第に変わってきたのだといいます。
最後に選んだ作品が「あなたへ」という心温まる人間ドラマの作品であったところに、高倉健さんのこれまでの思いが凝縮されているような気がしますね。
モントリオール世界映画祭でエキュメニカル賞特別賞受賞
映画「あなた」は第36回モントリオール世界映画祭でエキュメニカル賞特別賞受賞という素晴らしい賞を受賞しました。
これに伴い、高倉健さはおよそ18年ぶりに現地会見を行いました。非常に満足げに優しい顔で微笑んでいた高倉健さんは、大きな仕事を成し遂げ満ち足りた表情を浮かべていたのが印象的でした。
ドキュメンタリー映画「健さん」で名優・高倉健の素顔に迫る
こんなドキュメント映画やってたんだ・・・・知らなかったなぁ・・・
— 中島浩光 (@naka_hiromtsu) December 21, 2018
いまDVD注文しました。
「健さん」 pic.twitter.com/MOFXdpuO03
その他の高倉健さんの映画の中には、ドキュメンタリー映画もあります。最後はそちらの作品も少しご紹介しておきましょう。ストーリー、みどころ、監督の想いなどまとめてください
高倉健の素顔・魅力が詰まる
映画「健さん」は、前半は中国の俳優「チュー・リン」さんが高倉健さんの死後に日本の大阪を訪れて高倉健さんの映画を見るシーンから始まりますが、その後はほぼ高倉健さんに関するドキュメント映画になります。
生前にあまり多く自分のことを語らなかった高倉健さんの素顔に迫る内容で、その性格や考え方、どんな生き様であったかを丁寧に描いた作品になっています。