「稀代の映画監督」スタンリー・キューブリックとは
スタンリー・キューブリックは、鬼才と呼ばれ、史上最も影響力のある映画監督として知られています。
雑誌のカメラマンとして活動後、1953年の『恐怖と欲望』で長編映画デビューしました。
1960年の当時は商業的な映画が多かったハリウッドですが、スタンリー・キューブリックは、数々の芸術性の高い映画を製作し、映画界に新しい風を吹かせました。
「ハリウッドの監督は1つの意見を出してるにすぎず、決定権はない」とハリウッドの製作システムにも異論を唱え、以降は脚本~製作までを一人で行いました。
スタンリー・キューブリックらしい撮影手法や音楽手法など、今でも高く評価されています。
名前:スタンリー・キューブリック
生年月日:1928年7月26日
没年月日:1999年3月7日(70歳没)
出生地:アメリカ
死没地:イングランド
スタンリー・キューブリック監督の映画ランキングTOP15!
それでは、鬼才スタンリー・キューブリック監督の映画ランキングをTOP15でご紹介します。どれも芸術性の高い映画ばかりです。スタンリー・キューブリックの世界観をぜひお楽しみください。
スタンリー・キューブリック監督の映画ランキング第15位:拳闘試合の日
第15位は、『拳闘試合の日』です。1951年4月26日に公開されました。ウォルター・カルティエというボクサーの10分程度の短編ドキュメンタリー映画です。
スタンリー・キューブリックの初監督映画で、自分の貯蓄や友人たちから借りたお金で製作された自主製作の映画です。
後の作品『現金に体を張れ』や『フルメタルジャケット』を彷彿するような描き方をしており、スタンリー・キューブリックファンにはレアな作品です。
スタンリー・キューブリック監督の映画ランキング第14位:空飛ぶ牧師
映画ランキング第14位は、1951年製作の映画『空飛ぶ牧師』です。こちらも10分程度の短編映画です。
ニューメキシコの牧師が、軽飛行機に乗って活躍するという映画のようです。この当時は、スタンリー・キューブリック自身が飛行機に夢中だったので、飛行機に乗る牧師を題材にしたのではないでしょうか。
スタンリー・キューブリックらしい撮影法がうかがえる作品ともいえます。
スタンリー・キューブリック監督の映画ランキング第13位:アイズ ワイド シャット
第13位は、1999年に製作された映画『アイズ ワイド シャット』です。スタンリー・キューブリックの遺作となった作品です。
アルトゥル・シュニッツラーが1926年に著作した『夢小説』が原作となっています。
主演は、大スターのトム・クルーズとニコール・キッドマンで、作品自体も話題となりましたが、試写会の5日後にスタンリー・キューブリックが亡くなったことで、世界的な大ヒットを記録しました。
愛とエロスにとり憑かれた夫婦のダークファンタジーです。
スタンリー・キューブリック監督の映画ランキング第12位:恐怖と欲望
ランキング第12位は、1953年公開の『恐怖と欲望』です。スタンリー・キューブリックの劇場映画デビュー作です。伯父からの出資で作られた自主製作映画でしたが、ニューヨークでは好評を得た作品です。
それまでは10分程度の短編映画でしたが、この映画は1時間の長編映画で、スタンリー・キューブリックの本格的な監督デビュー作ともいえます。
スタンリー・キューブリックファンなら見ておきたい作品のひとつです。