「さつき」のイメージ
「さつき」という名前を聞いて、5月生まれなのかな?と思う方が多いことでしょう。「さつき」は5月の旧暦を指す言葉で、爽やかで春らしい暖かな日差しが降り注ぐ季節を思い浮かべる方が多い、とても素敵な響きの名前なので男の子、女の子問わず採用されています。
5月生まれで、5月にちなんだ名前をつけたいと考えているのであればまさにぴったりの名前です。その言葉の響きそのものにも5月をイメージさせる言葉が含まれているので、そのままひらがなで「さつき」と名付けるのも選択肢のひとつとして挙げられます。
ひらがなの名前は字面でも柔らかい雰囲気があり特に女の子の名前として人気が高い上、読み間違いをされることがないので名前としての利便性が非常に高いのもメリットのひとつ。なので実在の芸能人や有名人、そしてアニメキャラクターなどにも「さつき」という名前は多いです。
ですが、漢字で名付けてその字面でも込めたい思いや願いを織り込むことも可能です。以下で、漢字で「さつき」と名付ける場合の漢字の組み合わせ方やその漢字の意味について、一覧でご紹介していきます。
「さつき」と名付けたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
爽やかなイメージの『楓』を使った名前
爽やかな春の季節を思わせる「さつき」という名前と相性が良い『楓』という漢字。『楓』という漢字はそのまま「かえで」と読むことができますが、その読みとして「ふう」「さ」というものもあり、そこから漢字2文字で「さつき」と名付けられる場合もあります。
漢字の意味:かえで。落葉樹の一種。
『楓』と聞くと秋の季節を連想する方も多いかもしれませんが、植物としての楓は健やかに育ち、人々を魅了する美しい姿へと育っていくので、素敵な女性に育ってほしい、という願いを込める上でもぴったりな名前です。
なので、5月生まれだけど楓のような美しい女の子に育ってほしい、逆に秋生まれだけど春の季節を思わせる爽やかで、明るい女の子に育ってほしいという願いを込めるのに、『楓』という漢字は非常におすすめの漢字として挙げられます。
【漢字2文字】
楓希、楓季、楓葵、楓稀
【漢字3文字】
楓都希、楓都樹、楓都紀、楓都葵、楓都姫
楓津希、楓津樹、楓津紀、楓津葵、楓津姫
以上のように、漢字2文字、漢字3文字で『楓』を使って「さつき」と名付けられる方法は様々あります。日本の美しい景色を思わせる素敵な字面の名前になりますね。美しい樹木のイメージをさらに引き立てる「葵」「樹」などの漢字を組み合わせるのも素敵です。
ただ、一般的には『楓』を「さつ」と読む方法はあまり知られていないので、漢字2文字では読みづらさがあるのではないか、という不安もあります。ですが、漢字3文字で後ろに明らかに「つき」と読むことができる漢字を組み合わせれば、その読みづらさはある程度軽減されますよ。
白く輝くイメージの『皐』を使った名前
「さつき」という言葉を聞いてまず漢字として5月の旧暦を意味する「皐月」を思い浮かべる方も多いことでしょう。特に5月生まれのお子さんに「さつき」と名付けたいのであれば、そのまま5月をイメージさせる『皐』を使って「さつき」と名付けるのもおすすめです。
漢字の意味:5月。白く輝く美しい沢。緩やかな勾配の水辺。
現在では『皐』は5月の旧暦として使われる以外にはあまり見かけない漢字になりましたが、実は元々は美しい沢や水辺など、爽やかな景色を意味する漢字として誕生しました。その美しい景色のように、白く輝く爽やかな子に育ってほしいという気持ちも込められます。
【漢字1文字】
皐
現在では『皐』という漢字が「さつき」に使われる言葉として非常に一般的になっているので、漢字1文字で「さつき」と名付けても読まれやすいです。字面をすっきりとさせたい、シンプルに漢字1文字で名付けたいのであれば、漢字1文字で名付けるのもおすすめです。
【漢字2文字】
皐希、皐季、皐葵、皐姫、皐紀
皐嬉、皐生、皐樹、皐綺、皐暉
他にも、『皐』を「さつ」と読んで「き」と読む漢字を組み合わせて「さつき」と名付ける方法も広く知られています。「さつき」という名前は男の子、女の子どちらにも使えるので、字面でも明らかに女の子だとわかるよう「綺」「姫」などの漢字を使うのも良いですね。
響きは爽やかなイメージの強い名前ですが、お子さんが成長して、自分で自分の名前を名乗ることが増えてから、お子さんがその名前で不便しないよう名付けるのも名付けのコツのひとつだと言えます。
助ける・支えるイメージの『佐』を使った名前
成長してからのことを考えてあまり女の子らしすぎる、可愛らしすぎる名前は付けたくない…と考えている方におすすめなのが『佐』という漢字です。「さつき」は性別を問わず通用する名前なので、特に男の子に名付ける場合に人気の高い漢字のひとつです。
漢字の意味:人を助ける。将校階級のひとつ。
実は元々『佐』は将校の階級のひとつで、かっこよく、勇ましい男の子になってほしいと願って名付けるのにもぴったりの漢字です。また、訓読みでは「佐(たす)ける」と読むこともできるので、人を支えられる優しく強い子に育ってほしいという意味でも人気です。
【漢字2文字】
佐築、佐槻、佐希
このように、漢字2文字で名付ける場合も様々な漢字の組み合わせ方があります。助け合いの精神を持ち、優しく堅実な人生を送れる子に育ってほしいという気持ちを込めて名付けることができる名前として捉えることができますね。
【漢字3文字】
佐津希、佐津樹、佐津紀、佐津葵、佐津生
佐都希、佐都樹、佐都紀、佐都葵、佐都生
漢字3文字でも『佐』を使って「さつき」と名付けられます。『佐』を「さ」と読むのは比較的一般的なので、漢字3文字だと一気に読みやすさが増しますね。男の子にはもちろん、可愛らしすぎない字面の女の子の名前を考えている方にもおすすめです。
ただ、『佐』は「佐藤」をはじめ名字としても一般的な漢字です。女の子の場合結婚によって名字が変わる可能性も高いので、名前と名字、どちらも『佐』から始まる字面になる可能性を含んでいることについても考えておかなければいけませんね。
美しいイメージの『月』を使った名前
美しい字面を持つ漢字として非常にメジャーなもののひとつが『月』です。5月の旧暦を意味する「皐月」そのまま名付けたい方にもおすすめの組み合わせですね。『月』を使うことで、静かで、けれど夜を照らす美しい夜の風景が思い起こされます。
漢字の意味:天体の一種。時間の単位。
夜の空に浮かぶ月は多くの方にとって馴染み深いもので、月の観測が好きな方も多いことでしょう。その月を名前に使うことによって、月のように優しく夜道と人を照らすような、慈悲に溢れた素敵な人に育ってほしいという願いを込めることができます。
【漢字2文字】
五月、佐月、皐月、葵月、咲月
小月、嵯月、幸月、彩月、早月
朔月、冴月、朝月、札月、桜月
櫻月、沙月、爽月、沙月、祭月
聡月、颯月
『月』はそのまま漢字1文字で「つき」と読むことができるので、「さ」と読むことができる漢字と組み合わせて「さつき」と名付けることもできます。「咲」「桜」など、春や花を連想させるを組み合わせて綺麗な字面の名前にしても素敵ですね。
【漢字3文字】
桜月希、桜月季、桜月姫、桜月葵、桜月稀
漢字3文字の場合も同様です。桜の咲く春の季節の夜に生まれたお子さんの名前としてもおすすめです。静かで、けれど華やかなイメージの名前なので綺麗な字面の名前にしたいと考えている方にもおすすめしたい「さつき」という名前の名付け方です。
珍しい漢字を使った「さつき」
以上のように、「さつき」と名付ける上で定番とも言える名前には様々なものがありますが、この他にも「さつき」と名付ける上で定番の漢字は様々あります。以下で、その他の漢字を使った「さつき」という名前の名付け方についてご覧ください。
【漢字2文字】
葵希、葵樹、葵紀、葵生、葵姫
咲希、咲築、咲槻、咲秋、咲紀
彩希、早希、早槻、桜姫、桜希
札希、札貴、札葵、札稀、札紀
颯希、颯貴、颯葵、颯嬉、颯季
漢字2文字の場合、そのバリエーションは非常に膨大です。「さ・つき」「さつ・き」どちらの取り合わせでも漢字を組み合わせることができるので、込めたい願いに合わせて様々な名付け方をすることができます。
古風な印象の名前にしたい、生まれた季節の草花や時間を盛り込みたい、どんな子供に育ってほしいなど、まずは名付けで最優先したい願いや思い、希望について考えながらどんな漢字を使いたいか、絞り込んで行きましょう。
【漢字3文字】
三都希、三都樹、三都紀、三都葵、三都姫
冴都希、冴都樹、冴都紀、冴都葵、冴都姫
咲津希、咲津樹、咲津紀、咲津葵、咲津姫
彩都希、彩都樹、彩紬紀、彩紬希、彩紬稀
早津希、早津樹、早津紀、早津葵、早津季
沙都希、沙都樹、沙都紀、沙都葵、沙都姫
紗津希、紗津樹、紗津紀、紗津葵、紗津姫
漢字3文字の場合、「さつき」それぞれの文字に漢字を当てていくことになります。「早」「沙」など女の子に人気の高い漢字を様々組み合わせていくことで、素敵なイメージの名前になりますね。また、「都」「津」などの漢字を使うことで古風なイメージになります。
古風で綺麗な字面の名前にしたい方にもおすすめしたい「さつき」という名前の名付け方です。