記事の目次
- 1.自分が「離婚したい」と思っていることに気付いたら?
- 2.【世の離婚したい夫の理由①】ただただうんざりしている
- 3.【世の離婚したい夫の理由②】物の価値観が違う
- 4.【世の離婚したい夫の理由③】他に女性がいる
- 5.【世の離婚したい夫の理由④】DVに耐えられない
- 6.【世の離婚したい夫の理由⑤】妻との金銭感覚のズレ
- 7.「離婚に向けて踏み出そう!」とした時にNGな11の行動とは
- 8.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン①】妙に優しくする
- 9.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン②】帰省に帯同しない
- 10.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン③】別口座を作る
- 11.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン④】よく所在不明に
- 12.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑤】家飲みを減らす
- 13.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑥】賃貸サイトを検索
- 14.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑦】職場で打ち明け話
- 15.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑧】気付くと妻を伺う
- 16.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑨】明細を隠す
- 17.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑩】写真を撮らない
- 18.【妻バレする離婚したい夫の行動パターン⑪】アカウントを作る
- 19.「離婚したくない!」と思う妻と円満に別れたいなら
- 20.【離婚したくない妻へとるべき行動①】金銭の流れは明確にする
- 21.【離婚したくない妻へとるべき行動②】万一の為の証拠固め
- 22.【離婚したくない妻へとるべき行動③】腰を据えて話す
- 23.【離婚したくない妻へとるべき行動④】義実家を巻き込む
- 24.【離婚したくない妻へとるべき行動⑤】専門家に相談
- 25.いったんは「縁」があった相手、離婚の痛手は最小限に
【離婚したくない妻へとるべき行動①】金銭の流れは明確にする
いったん「離婚したい」と自分の意思を明確にした時点で、離婚したくない妻と同じ家に寝起きするのは気まずいし、精神的に辛い、と「実家に帰る」、「別にアパートを借りる」、「兄弟姉妹のところに居候する」、どういう形であれ、「別居」という形をとる夫は多いもの。
ただし、その際にはそれまで妻に生活費を一任していた場合などにありがちな、「自分名義の通帳やカード、印鑑の類を全て妻が管理している」状態は解消してから別居した方が良い場合があります。
なぜなら「別居期間中であっても夫婦お互いの生活にかかる費用は夫婦それぞれの収入に応じて適切に負担すべき」となっているため、別居以降の生活費を夫がきちんと妻に「渡した」という行動と実績を目に見える形で残しておくことが必要となるからです。
この点をあいまいなまま別居状態に突入してしまい、「妻の生活費はどうせ俺の口座から引き落としているからいいや」としていた場合、協議離婚ではなく調停などの事態になったとき、離婚したくない妻から
「夫は別居したいと出て行ってからきちんとお金もくれていない(有責者なので離婚を認めないで欲しい)」と申したてられた時、「いやいや、自分の口座から妻が下ろして使っていた」と反論しても
「該当金額を下ろしたのが妻か夫か判別できない」と言われてしまう可能性があります。
そうした不測の事態を防ぐためにも、自分の給料振込み口座は自分で管理し、多少面倒でも妻名義の口座に毎月必要額を「きちんきちんと送金し、誠意を見せている」という実績を作っておくことが先々の離婚へのフェーズをスムーズに進める上で大事なポイントとなってきます。
【離婚したくない妻へとるべき行動②】万一の為の証拠固め
離婚したい夫側からすれば、妻が今更「離婚したくない」と言えた義理か! と思うような不倫や不貞、金銭感覚の欠如や子供への虐待、あるいはDVなどがあった場合は、「とにかくありとあらゆる証拠になりうるものは保管、保存」が原則です。
中には「こんなものは役に立たないかも?」と思うものがあったとしても、それが本当に離婚に関して「役に立つか否か」を判断するのは、離婚したい夫でも離婚したくない妻でもなく法律のプロである弁護士や裁判官。
レシートや、メールの履歴、スマホの画面のスクショ、カード決済の履歴などなど、自分の側の「離婚理由」に少しでも抵触するものであれば、とにかく保存!です。
さらに、その「証拠」に客観性があればなおベター。日付が入れれるものであれば日付入りで保存。それ以外のものであれば、時刻や日付けが明示されている新聞やTVのニュース画面などと一緒に写真を撮っておくのも1つの手です。
さらに、万が一自分の側に「離婚したくない妻」に知られてはマズい不貞・不倫の証拠などがある場合は、「離婚したい」と切り出す前に全て消去、処分しておくことが肝要です。
ただし、最近多い事例として、離婚したい夫は完璧に「自身の不利になるモノ」を処分して自信まんまんで「離婚」に臨んだものの、不倫相手が自分に内緒でSNSにあげていた写真などから不倫が露見して、全てが水の泡」というパターンが。
また、「離婚したくない」妻が前々から夫の行動を怪しんで、カーナビの履歴やドラレコの履歴を全てこっそり別の媒体に保存していた、というゾッとするような事例も。
【離婚したくない妻へとるべき行動③】腰を据えて話す
「どうせ妻は離婚したくないから、すぐ感情的になって話し合いになんてならない」と思ってきちんと「話し合わない」夫は多いですが、「話し合いにならない」のと「話し合わない」のは同一ではありません。
自分勝手に「どうせムダだから」と「話し合わない」でいると、いざ調停や裁判になったときに「夫は離婚したいと言うくせに、一度もきちんと私と向き合って話し合う場も設けてくれませんでした」と夫側の不実の証拠とされても仕方ない側面も。
最終的には「話し合いにならなかった」としても、少なくとも「話し合いを持とうとした」という事実として認定される程度の努力は不可欠。さらに「やった」「やらない」の水掛論にならないようにボイスレコーダー等で記録しておく、第三者に立ち会ってもらう、といった傍証もきちんと用意するのも忘れないように。
【離婚したくない妻へとるべき行動④】義実家を巻き込む
離婚となれば、最終的には2人だけの問題では済まないもの。
「悲しませたくない」という心理が働くのも道理ですが、いずれはバレる事態なら、最初から双方の実家に「離婚したい」夫として、「どうして離婚したいか」といった原因や、そういった事態に至るまでの過程、さらに現在の自分の心理状態などをきちんきちんと順序立てて説明することも大切です。
さらに「離婚したくない」妻からするといつまでも自分の実家や夫の実家に「離婚」を隠し立てしていると「どうせ本気じゃないのよ」と思う夫の決意や心理状態を見くびる根拠の1つとなってしまいます。
一度は負わなくてはいけない離婚にまつわるいさかいによる心の傷から逃避しないことも大切です。
【離婚したくない妻へとるべき行動⑤】専門家に相談
別居の形でお互いに冷静になる形をとりつつ、話し合いの場を数回設けてはみたものの、やはり「離婚したい」夫側と「離婚したくない」妻側の溝が容易には埋まらない、という場合にはやはり離婚調停に進むしかありません。