切迫早産や切迫流産で行われる安静治療は「寝たまま動かないこと」です。同様に、腹痛や下腹部痛の症状を感じたら安静にまず横になることを心がけましょう。
仕事ももちろんですが、家事もお休みしましょう。お腹に負担のかかる姿勢や力を入れる作業は極力避けるようにして下さい。自転車であっても自動車であっても長時間の運転は避けましょう。
【妊娠初期の腹痛・下腹部痛】対処法②体を温める
血行が悪くなると子宮に十分な血液が回らず、胎児に十分な影響を与えることができません。
腹痛や下腹部痛はお腹の張りを伴うことがあります。お腹が張っている状態では、お腹の中で栄養がうまく回らず胎児が息苦しさを感じてしまいます。
夏場であっても温かいお茶を飲み、常温の食べ物を食べるようにしましょう。冬場は洋服の下に腹巻を着用したうえでストールやひざかけも活用するようにして下さい。マタニティ用品として売られている腹巻はお腹をやさしく包み通気性も良い素材で作られているので夏でも冬でもオススメです。
体の冷えが取れないときは足湯もオススメです。体の末端を温めることで血行を良くするだけでなく、妊娠中に気になる足のむくみもすっきりとれますよ。
◆関連記事:ぽかぽか温活で、女性の冷えをサポート!
【妊娠初期の腹痛・下腹部痛】対処法③ストレスを発散
妊娠初期はホルモンのバランスが不安定であるため自律神経を乱しがちです。自律神経が乱れるとストレスを感じやすい体質になります。ストレスは腹痛や下腹部痛を引き起こす要因にもなるので、ストレス発散を心がけましょう。
お腹はどんどん大きくなって行きます。運動でストレス発散を考えると、妊娠後期には運動もできなくて余計にストレスがたまる可能もあります。
体を動かす以外の趣味を見つけてみましょう。読書、映画鑑賞、ゲーム、フラワーアレンジメント、パッチワークや編み物。この時期から生まれる赤ちゃんのものを作るのも楽しいですよ。どうしても体を動かしたいのであればマタニティ・ヨガなどがオススメですよ。
◆関連記事:ヨガマット一つで、健康で穏やかな妊娠期を過ごそう
【妊娠初期の腹痛・下腹部痛】対処法④痛み止め
どうしても耐えられないという方は、産婦人科で相談してみましょう。妊娠中でも飲むことのできる痛み止めを処方してもらえるかもしれません。
自己判断で市販薬の痛み止めを飲むことは絶対にやめましょう。胎児に悪い影響が出る成分が入っている可能性があります。
正常な妊娠であれば痛みがいつまでも続くことはありません。妊娠初期の段階では薬を飲んでも影響は少ないと言われていますが、なにかあってからでは遅いです。最終手段と思って、できる限り痛み止めを我慢しましょう。
妊娠すると今まで普通であったものを我慢する必要が多くなります。お酒、煙草、フレッシュチーズ、マグロやタイ、カフェイン…薬もその一つと考えて我慢ですよ。
まとめ
Related article /
関連記事