【妊娠初期に不眠で眠れない原因④】不安やうつ状態
妊娠初期に不眠で眠れない原因には、妊娠したことで感じる流産などへの不安や、ホルモンバランスが変化することによって引き起こされるうつ状態など、精神面の原因もあるといわれています。
妊娠4ヶ月までは、どうしても流産の可能性が高くなってしまうので、妊婦さんの中にはせっかく授かった赤ちゃんが流産してしまったらどうしよう、という不安にさいなまれる人もいます。
また、大きなホルモンバランスの変化で、自律神経もかなり乱されることから、精神的に不安定になってしまい、うつ状態になってしまうことがあります。
心配事があると妊娠していない時でもなかなか夜寝付けないことがありますよね。
妊娠初期には特に精神的に不安定になりやすいことから、不眠になってしまったり、何度も夜に起きるようになってしまいます。
【妊娠初期に不眠で眠れない原因⑤】こむら返り
妊娠初期にはあまり見られない現象ですが、妊娠後期になると、不眠の原因にはこむら返りもあります。
何度も足の裏がつることによって、夜中に起きることが何度もあると、寝不足になってしまう人もいます。
何度も夜中に起きるほど、こむら返りが起きてしまう原因は、大きくなった子宮によって、骨盤周りの血管が圧縮されて、足への血流が悪くなることや、必要な栄養素が不足することだと言われています。
【妊娠初期に不眠で眠れない原因⑥】つわり
妊娠初期の不眠の原因にはつわりもあります。
つわりといえば吐き気や胃のムカつきだけだと思っている人もいるようですが、つわりの症状は人によって様々な形で出るものです。
吐き気や嘔吐、胃のムカつきと言った胃腸症状だけではなくて、いつも食べていないといられなくなる食べつわりや、激しい眠気に襲われてしまう眠りつわりといったものもあります。
その中には、症状が不眠として出るつわりもあります。
また、昼間眠りつわりによる激しい眠気に襲われて昼寝を長時間してしまい、夜眠れなくなってしまったり、何度も夜中に起きるようになってしまい、昼夜が逆転してしまう人もいます。
つわりの症状は、多くの人は妊娠4ヶ月くらいでおさまってくるものなので、その間はあまり体に無理をかけないようにしながら、生活すれば大丈夫でしょう。
■参考記事:妊娠初期のつわりについてはコチラも参照!
【妊娠初期に不眠で眠れない原因⑦】疲れ
妊娠初期の不眠の原因には、心身ともに疲れ過ぎてしまっていることもあります。
とにかく妊娠中は、体の中のホルモンバランスが前とは大きく変化していることから、心身ともにバランスが取りにくくなっていて、妊娠前と同じような生活をしていたら疲れやすくなってしまうものです。
その上、お腹の中では赤ちゃんも日々育っているので、そのためのエネルギーも余計に必要になります。
また、流産への不安や、仕事で配慮をしてもらうことへの申し訳なさや環境の変化などで、妊娠する前には考えられないようなちょっとした事でも、不安やストレスを感じやすくなっているので、気疲れもしやすいものです。
そのために、妊娠前と同じ時間睡眠を取ったとしても、疲れが取れずに熟睡できていないような気がしてしまうこともあります。
ゆっくりと時間をとって疲れを休めるような余裕を持てるように周りの人にも協力してもらいましょう。
妊娠初期に不眠で眠れないのは流産の原因になるの?!
妊娠初期の不眠に悩む妊婦さんの中には、夜眠れないことや、何度も夜中に起きることが、流産の危険性を増すのではないかということで、さらに不安に感じているとも言えるでしょう。
妊娠初期に不眠で眠れなかったり、何度も夜中に起きるようなことが続くと、流産の原因になるのでしょうか。
直接、不眠や何度も夜中に起きる日が続いて、寝不足になったからと言って、そのことが直接流産の原因になるわけではありません。
しかし、何度も夜中に起きる日が続いたりして、寝不足で彼が溜まっている体で、昼間に無理に家事や仕事を続けてしまうと、切迫流産の危険性が高まってしまうことがあります。
切迫流産というのは、妊娠を継続していると母体が持たないと身体が判断した場合に、お腹の赤ちゃんを外へ排出しようと子宮が収縮を始めてしまうことです。
切迫流産を避けたいのなら、仕事や家事も、ある程度は頑張ることも大切ですが、体が辛すぎるときには、適度に体を休ませながら進めることも大切です。
妊娠初期に不眠で眠れない時はどんな対策が?!
ここまで、妊娠初期に不眠で眠れなかったり、何度も夜中に起きる原因について見てきました。
不眠で眠れない日が続いて、寝不足が続いてしまうと、妊娠していない普通の時でも、体がしんどくてダウン寸前になることもありますね。