結婚式の友人代表スピーチで感動させよう！例文あり！

また、手紙を書くようにスピーチ原稿を書くのも感動的にするには効果的です。
普段手紙を書くような仲でないならなおさらです。
その手紙をスピーチ終了後に友人に渡せば、友人にとっても感動の記念品になりますよ。

時間としてはだいたい3～5分ほどを目安にスピーチを考えるといいでしょう。
例文の文章もそうですが、およそ900文字程度の文章を読むと3分ほどになります。
原稿用紙2枚分くらいですね。
逆に、900文字を3分で読み終わるくらいのスピードが相手が聞きやすいスピードであるともいえます。

時間が長すぎると聞いているほうは校長先生のお話のように飽きてしまいます。
また、時間が短すぎるとお祝いの気持ちがない、感動できないと不満に思う親族もでてきてしまうかもしれません。
しかし、緊張している状態やお酒がはいった状態でマイクの前に立つと、つい早口になったり、同じところを何度も読んでしまったりして時間が長くなったり短くなってしまうこともあります。
事前にしっかり練習して、可能であればスピーチが終わるまではお酒は控えめにいただくようにしましょう。

さて、ここまでは注意点を書いてきました。
具体的にはどんな内容のスピーチをしたらいいのでしょうか？
例文を見ていきたいと思います。
最近は手紙を書くようにスピーチ原稿を書く人が多いように思います。
実際に手紙の文にするとずいぶんと簡単に書くことができるんですよ。
手紙文以外の文章も含めて、いくつか例文をあげてみたいと思います。

～手紙風の文章～
【例文】
ただいまご紹介に預かりました、新婦の友人、〇〇と申します。
〇〇さんとは学生時代からのお付き合いでもう20年来のお付き合いをさせていただいております。
ご指名により、僭越（せんえつ）ではございますが、ひと言ご挨拶を述べさせていただきます。
皆様どうぞご着席ください。
〇〇君、〇〇さん、ご両家ならびにご親族のみなさま、本日は誠におめでとうございます。
このような素敵な結婚式にご招待いただきありがとうございます。
友人一同を代表してお礼を申し上げます。
いままで〇〇さんには手紙なんて書いたことがありませんでしたが、今日初めて手紙を書いてみました。
小学校から今まで、いい思い出も悪い思い出も思い起こされます。
今日ここで何の話をしようか迷ったほど一緒にいましたよね。
〇〇さん、覚えていますか？小学校の時の遠足でお菓子買うために2人で初めて買い物に行ったこと、中学校の部活で大会に向けて必死に練習したこと、高校受験で初めて、一緒の高校になれなかったこと。
就職先が一緒になったこと。数えきれない思い出がありますね。
〇〇さんはいつも朗らかで誰からも慕われる人です。
なんでも器用にできる〇〇さんですが、学生時代は裁縫が苦手で家庭科の時間にはよく私と一緒に残っていましたよね。
教室でカバンを縫いながら、将来何になりたいか話していたのを覚えていますか？
私はあの時、まだ何も考えていなかったのですが、〇〇さんはしっかりと自分の将来を考えていて、いつもほんわかしているのに、根はすごくしっかりした人なんだなと感心したものです。
〇〇さんは親身になって、あなたはこういう性格なんだからこういう仕事がいいよって私の知らなかった貿易事務の仕事を教えてくれましたよね。
あの時2人で将来について話したことで、私は今の仕事に就こうと思ったんですよ。
まだお礼も言えていませんでしたね。ありがとう。
就職して不思議な縁で同じ会社に入ってからも〇〇さんの活躍は皆さんもご承知の通で、どんどん力をつけているのが手に取るようにわかりました。
仕事に対する考えや、行動力などどれを取っても私たち友人達の間でも突出しています。
これからはその力を〇〇くんのために使って素敵な家庭を築いていってください。
お二人の末永い幸せを友人一同お祈りいたします。

結婚式のスピーチの仕方の上手い下手は、実はありません。
心をこめて一生懸命伝えようとすれば、言葉が詰まろうが言い間違えようが時間が長かろうが素敵なスピーチになります。
下記に、実際の友人のスピーチの動画をあげておくので、例文としても参考にしてみてくださいね。

緊張しすぎて読むことだけに集中してしまうのはよくありません。
せっかく手紙のように書いたスピーチもずっと下を向きっぱなしになってしまっては相手に気持ちが伝わらないですよね。
しっかりと新郎新婦をみて、多少読み間違えても構いません。
あなたの言葉でお祝いを伝えてあげましょう。

スピーチのマナーはあります。
上記の動画にもありましたね。
まず、司会者から紹介をされます。
紹介をされだしたら、着席したまま周囲をみて軽く一礼をします。
紹介が済んだら、立ち上がってその場で一度例をします。
自分が前のほうの席にいれば後ろをむいて、皆さんに顔が見えるようにして礼をするのがいいでしょう。
時間をかけずに、かといって慌てすぎないようにマイクに向かいます。
続いて、マイクの前に立ったら、またそこで一礼します。
その後で、新郎新婦のほうを向いて一言「おめでとうございます」と言って一礼します。
（これはスピーチではありません）
新郎新婦のご両親は、立って見守ってくださっているので、スピーチを始める前に、着席をすすめてあげましょう。
それから、ようやくスピーチを始めます。