あいうえお作文で自分たちだけの誓いの言葉を
近年、堅苦しいルールに縛られない「人前式」スタイルの結婚式をあげるカップルが増えています。そんな人前式では、誓いの言葉もオリジナル。
神前式やキリスト教式の誓いの言葉に倣い、似たような言葉を作るカップルや、箇条書き形式の誓いの言葉を作るカップルもいます。
そんな中、「あいうえお作文」で自分たちだけのよりオリジナリティーの高い誓いの言葉を作るのが新しい定番になりつつあるんです。結婚式を控えている人は、ぜひ参考にしてください♡
神前式と人前式の違い
まずは、神前式(しんぜんしき)と人前式(じんぜんしき)の違いを確認しておきましょう。
神前式は、神殿にて行われる日本古来からの伝統的な挙式スタイルです。明治33年の、日比谷大神宮(現東京大神宮)で行われた大正天皇のご成婚の慶事が始まりだと言われています。神殿の御前で儀式を通して、神にふたりの結婚を報告します。
神前式の誓いの言葉の儀式は「誓詞奏上(せいしそうじょう)」と言い、新郎が読み上げる、もしくは2人で読み上げると言う神社もあります。誓詞は「今日の吉(よ)き日に○○神社のご神前で結婚式を迎えます」というような言葉で始まり、「大神様のお蔭によるものと感謝致します」などと、神様への報告の言葉が続きます。
一方、人前式はゲスト全員に結婚の証人となってもらう挙式スタイルです。宗教や格式を気にする必要がなく、決まった儀式もありません。場所や進行も自由に決めることができます。誓いの言葉が誰が読見上げるのか、といったことも自由です。
名前を使ったあいうえお作文誓いの言葉例
特に人気が高いのが、新郎新婦の名前を頭文字にあいうえお作文を作る方法です。例えば、新郎の名前が「たかし」、新婦の名前が「あいこ」ならこのような感じです。
「た」…助け合い、支えあう夫婦になります。
「か」…かけがえのない毎日を2人で大切に過ごします。
「し」…新婚の気持ちを忘れず、一生ラブラブでいます。
「あ」…明るい家庭を作ります。
「い」…いつ何時も本音で語り合います。
「こ」…困難は2人で乗り越えます。
人前式の違いの言葉は、「一文ずつ交互に読む」「ふたり一緒に読み上げるパターン」「ふたり一緒に読み上げるパートと一人ずつのパートを作る」などがあります。相手の名前のパートを読み上げる、という形式でも良いですね。そのため、
「あ」…明るい家庭を作り、
「い」…いつ何時も本音で語り合い、
「こ」…困難は2人で乗り越えながら、共に歩いていきます。
というように、一文に繋げてしまっても良いのではないでしょうか。自分たちらしく、そして両親がくれた大切な名前に誓いの言葉を乗せることで、感謝の気持ちがこもった素敵な言葉になりますよ。
メッセージを使ったあいうえお作文誓いの言葉例
人前式の結婚の証人となってもらったゲストへのメッセージや、結婚する相手へのメッセージなどの言葉であいうえお作文を作るカップルもいます。
「あ」…あたたかい家庭を築きます。
「り」…両親を大切にします。
「が」…我慢せず話し合います。
「と」…歳をとっても仲のいい2人でいます。
「う」…嬉しいことは分け合います。
メッセージを使ったあいうえお作文も素敵ですね。まずはどんなメッセージを伝えたいか、考えてみましょう。
あいうえお作文例 「あ」行
まずは「あ、い、う、え、お」のあ行のあいうえお作文例をご紹介していきます。巷では、ゲストが思わずクスッと笑っていしまうようなユーモアを織り交ぜたあいうえお作文がじわじわと人気を高めていますよ。楽しい結婚式になるよう、2人らしい言葉を考えてみてください。
あ
・愛する気持ちを忘れません。
・あたたかく、笑顔の絶えない家庭を築きます。
・ありがとうを伝え合います。
・「愛してる」と毎日言います。
・愛する人と、愛する人が愛する人を大切にします。
い
・いつ何時も支え合います。
・いくつになっても隣にいます。
・いつまでも手を繋いで歩んでいきます。
・「今」という時間をいつも大切に過ごしていきます。
・いってらっしゃいのチューを毎日してもらいます。
う
・嬉しいことがあれば、2人で一緒に喜びます。
・上手くいかないことがあっても、お互いを認め合います。
・嘘をつかず、正直でいます。
・産まれてくる2人の子を、何よりも大切に育てます。
・うちの中では、奥さんの言うことを聞きます。