12月はどのような季節?
12月は一年で最後の月であり、とても寒さが厳しい時期です。地域によっては雪が降ったり気温が氷点下に下がることもあり、風邪やインフルエンザなども流行しやすい季節です。
体が冷える12月は栄養のある野菜や果物などを食べて、体を温めることで免疫力をアップさせることができます。
12月に旬を迎える食材は鍋料理や煮込み料理に使いやすいものがたくさんあります。いろんな食材をバランスよく食べて、寒い冬を乗り切りましょう。
12月は冬至でかぼちゃの煮物や柚子風呂に
12月は暦の上では冬至があります。冬至とは一年の中で最も昼の時間が短い日とされています。
一般的に、冬至には「ん」が2回つくものを食べるとよいといわれています。
特に、昔は「南京」と呼ばれていたことから、かぼちゃを食べる習慣が現在にも広く伝わっています。冬至にかぼちゃを食べると病気になりにくく長生きできるといいます。
その他にも、れんこん、にんじん、金柑なども「ん」が2回つく食べ物として、古くから親しまれています。
また、柚子風呂に入る習慣も現在に生きています。体の血行を良くして冷え性を改善することができると言われています。12月は年越しに向けて物入りの季節であり、融通を利くようにという市民の願いが込められていると考えられています。
ほかにも冬至は小豆粥や「と」のつく食べ物を食べると良いとも言われており、豆腐やドジョウなどを食べる風習もあります。
12月はクリスマスや年越しなどイベントが豊富
そして12月といえばやっぱり一番のイベントはクリスマスや年越しでしょう。クリスマスは今や国民的な行事の1つとして大人まで全世代が楽しめる日になっています。
クリスマスには街中がキラキラしたイルミネーションで輝き、チキンやケーキを食べるなど楽しい雰囲気で気分も盛り上がります。
クリスマスが終わった後はすぐに年越しの大イベントがやってきます。仕事納めに向けてラストスパートをかけたり、大掃除をしたり、年賀状を書いたり、大切なお正月を迎える準備をしたり、何かと忙しい日々が過ぎていきます。
12月が旬の美味しい食材12選【野菜】
ここからは、12月が旬の野菜からチェックしていきましょう!
12月に旬を迎える野菜は、根菜類や栄養価が高い葉物野菜がたくさんあります。根菜類は体を温める効果があり、食べ応えがあるため、日々の食事のメインメニューに使える食材も多くあります。
葉物野菜は豊富なビタミンも含んでいます。気温が低く乾燥しやすい12月に、肌の調子を整えて美肌を作る効果が期待できるでしょう。もちろん、風邪予防にもつながります。
どの野菜も旬の時期は甘みが強くなるなど、味が美味しくなります。旬の野菜をバランスよく食べて、12月を堪能しましょう。
①かぼちゃ
日本のかぼちゃは甘みが強く、子供でも食べやすい人気の野菜です。和食から洋食、さらにスイーツまで幅広い用途で使えるため、旬の12月はぜひ常備野菜として自宅に買い置きしておきたいですね。
かぼちゃにはβカロテンや各種ビタミン、カルシムなどが豊富に含まれています。免疫力を高める非常に栄養価が高い野菜で、美肌を保つ働きなどもあります。
冬至にはかぼちゃの煮つけを食べるご家庭も多いのではないでしょうか。またクリームスープにして食べるのもおすすめです!
②カリフラワー
カリフラワーはブロッコリーによく似た形をしていて、モコモコとした形が可愛い野菜ですね。カリフラワーとは日本語にすると「キャベツの花」という意味になり、淡色野菜に含まれます。
カリフラワーにはビタミンCがたっぷり含まれていて、がん予防や高血圧予防など素晴らしい効果がたくさんあります。
かぼちゃと同様に美肌の効果も期待できますので、女性は特に旬の12月はたくさん食べたい野菜ですね。茹でてサラダに入れたり、他の野菜と一緒に煮込んでスープにすると美味しく食べられます。
⓷くわい
お正月のおせちの材料などによく使われる「くわい」は12月に旬を迎えます。芽が飛び出ていることから、「めでたい」野菜として出世するなどの意味を込めておせちで食べられるようになりました。
くわいにはカリウムやビタミンEなどが含まれています。さらに人間の体に欠かせない栄養素の1つである葉酸なども豊富です。
高血圧の予防、さらに腎機能の働きを助ける効果があると言われていて、妊婦さんや年配の方にも非常におすすめの野菜と言われています。