ちなみに、「蒼」は草木が生い茂っている様子を表します。生い茂るたくましさから、子育て中のわんぱくな男の子につけられることが多いようです。
【なぎさ】
「渚」は元々水際や中洲を指します。渚の海と言うように、さわやかな夏の青空を連想させます。
そのため、「なぎさ」という響きは快活で、明るい女の子がイメージできます。「渚」は元々水際や中洲を指します。
また、別の漢字では「凪(なぎ)」を使ってなぎさと読ませることもあります。風が止み、穏やかな海を表す凪もまた、雄大さを感じさせますね。
【じゅん】
「じゅん」という名前は「純」「潤」「淳」など様々な漢字が当てられますが、いずれもすべてにおいて素直で、穢れのない美しさをイメージさせます。
子育てをしようとする親が、まっすぐ素直に育ってくれるように願いながらつけることが多いようです。ありのままの姿が何より美しい…そんな想いが垣間見える、カッコいい名前です。
【ひかる】
「ひかる」と聞けば、まず第一に浮かぶ漢字は「光」ではないでしょうか?時たま「輝」も当て字のように使うことがあります。
いずれの漢字も「明るい光」の意味で、その光は希望を感じさせるものでもあり、まわりに希望の光を与えてくれるものでもあるでしょう。
光り輝く人生を我が子に。そんな想いが切に込められています。
【ゆう】
ふんわりとした響きで、優しい雰囲気を漂わせていそうな名前「ゆう」。「優」「友」「悠」など、漢字のバリエーションが非常に多く、どの漢字を当てはめても、イヤな感じにはならないのがポイントです。
「悠」と書いて「はるか」と読ませることも多いですが、いずれにしても、ゆったりと余裕のある人生をイメージさせます。
人を助けるという意味がある「侑」は、子育てなど人との関わりを通じて、多くの人を助け助けられる人生を歩んでほしいというメッセージが読み取れます。
【あすか】
はるか昔の日本に存在した飛鳥時代を思わせる響きを持つ「あすか」。大空を飛ぶ鳥のように、外国だろうとどこであろうと、広い世界を飛び回って生きていく姿を表します。
もう一つの当て字としては「明日香」があります。「明日もその次の日も、いい人生を歩んで行けるように」というメッセージが込められています。
【まこと】
「まこと」は当てる漢字によって、男の子か女の子の区別がつきやすい名前です。「誠」「真」という漢字は、比較的男の子に使われることが多いです。誠実さ、信念を貫く精神力を表すこれらの漢字は、一本筋の通った男の子のイメージを彷彿とさせます。
また、「真琴」と書いて「まこと」と読ませると、美しい琴の音色が伝わってきそうな、凛としていながらも、女の子らしい意味になります。
【かおる】
「薫」「馨」「香」とも「かおる」と読ませる漢字で、いずれも「いい匂いが立ち込める」という意味があります。外国(おそらく中国)から伝わった漢字で、転じて「いい影響、感化」という意味になりました。
「人々にいい影響を与える人」といった、プラスの表現で使われます。特に画数の多い「馨」はしっかりした印象を与えるので、男の子にも使いやすいです。
【いおり】
「いおり」とは、ちょっと不思議な響きを持つ名前ですね。漢字は「伊織」が最も多く、「庵」「唯織」が使われることもあるようです。
「伊織」は元々武士が称した官職での人名のひとつだったのですが、現在は「織」が入っていることで、女の子の名前としての印象が強くなってますね。
大切に紡ぎながら、子育てしていきたいという親の願いも込められているかもしれませんね。
【かずみ】
「和美」「和己」「和巳」など、「和」といっしょに使われることの多い「かずみ」という名前。「和」には「平和に人生を過ごしてほしい」「まわりをなごやかにしてほしい」といった意味があります。
人生における人との関わりの中で、人の輪(和)を作って行くという、掛詞のように使うこともできます。なごやかで穏やかな響きから、女の子に使われることが多い名前ですね。