ホルモンバランスが大きく変化することで、気分が落ち込んだり、イライラしたり、精神的に不安定になることは、この時期にはよくあることです。
精神的に辛い時には、仕事の上司などに相談したり、家族や友人に愚痴を聞いてもらったりしたり、休めるときに愛ゆっくり休んでる気分転換をするなど、必要以上に落ち込みすぎないように気を付けましょう!
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【妊娠10週目!ママの身体は?⑥】腹痛も…
妊娠10週の頃には、下腹部に腹痛を感じる人もいます。
妊娠10週の頃の腹痛には心配がいらない腹痛と、流産の心配がある腹痛があります。
妊娠10週の頃の腹痛で、心配がいらない腹痛は、子宮が大きくなることに伴って、腹筋を緩めて子宮が広がる余裕を作るために、リラキシンが分泌されることで、腹筋が弱くなり、お腹周りにチクチクとした痛みを感じる腹痛です。
腹痛でも、内臓の中が痛むような腹痛ではなく、筋肉痛のような腹痛の場合にはそれほど心配する必要はないでしょう。
逆に、内臓の中が痛むような激しい腹痛や、出血を伴うような腹痛を感じた時には、流産や切迫流産の可能性があります。
出血を伴う腹痛の時には、すぐにかかりつけの産婦人科へ行って、腹痛について相談することをお勧めします。
【妊娠10週目!ママの身体は?⑦】腰痛が…
リラキシンが分泌されることにより、お腹周りの筋肉が緩むことで、骨盤の関節や靭帯も緩んでしまうことで、骨盤が上半身を支える力が弱くなり、腰痛も起きやすくなります。
リラキシンは妊娠中に必要なホルモンなのですが、腰痛がきつくなると日常生活に支障をきたすようになります。
産婦人科で相談した上で、必要ならば骨盤ベルトなどを使うことをお勧めします。
【妊娠10週目!ママの身体は?⑧】色素沈着が起こりやすい!
妊娠すると沢山分泌される黄体ホルモンには、シミやソバカスの原因となったり、日焼けで皮膚を黒くする作用を持つメラニン色素を増やす働きがあります。
そのために、色素沈着が起こりやすくなり、シミやソバカスが出来やすくなったり、もともとあったアザが濃くなって目立つようになったり、乳首や外陰部の黒ずみがさらに濃くなる人も少なくありません。
妊娠10週目!流産の危険は脱した?!
妊娠初期は特に流産しやすい時期だと言われていますが、特に流産しやすいのは、妊娠8週から10週の間だと言われています。
その中でも、特に妊娠9週目に流産の危機が一番訪れるという人もいて、妊娠10週目に無事に入ると流産の一番危険な時期を過ぎたということで、ホッとする人もいます。
確かに、一番危険だと言われる妊娠9週目は乗り越えましたが、一番妊娠しやすいと言われているのは、妊娠8週目から妊娠10週目と言われています。
まだまだ流産の危機は安心出来ないので、油断しないようにしましょう。
とはいえ、この時期の流産というのは、お母さんの方に問題があるのわけではなく、染色体異常など胎児の方の問題で起こることがほとんどです。
万が一流産してしまっても、自分のせいだとくよくよすぎないことが大切です。
妊娠10週目の出血!出血は流産の危機?!
妊娠10週目に流産の兆候としては、一番わかりやすいものは出血です。
妊娠初期に見られる出血には、流産の兆候ではないものもありますが、妊娠10週目のこの時期に、出血がみられたら、安全な出血とは言えないでしょう。ほぼ流産か切迫流産の可能性が高いと考えていいでしょう。
この時期の出血が全て赤ちゃんが亡くなってしまう流産という訳ではなく、出血が見られても、切迫流産の場合には、安静を保つことで、妊娠を継続できる可能性も高いので、出血したからといってすぐに流産してしまったと考える必要はありません。
妊娠10週目の頃に出血が見られたときや、腹痛を伴う出血、つわりが急になくなったりした時などには、すぐにかかりつけの産婦人科で診察を受けることをお勧めします。