愛することとは何か、と問われた時には許すことだと答える人もいると思います。
例えば彼氏や彼女があなたを裏切っていたとき、あなたを傷つけたとき、そんなときはどうするでしょうか。もう二度と合わない、許せないと彼氏や彼女を突き放してしまうこともできるでしょう。
それだけ深くあなたを傷つけたのであれば当然のことです。少なくとも相手はあなたを愛していたとは言えません。そんなクズとは二度と会いたくない。気持ちはとてもわかります。でもそれが本当に愛していたということでしょうか。
あなたを傷つけた彼氏や彼女の全てを許すということは難しいかもしれません。しかし彼氏や彼女の気持ちを理解してあげることや、何かを汲み取ってあげることができるかもしれません。
これを子供がしたことだと考えてみてください。子供だから何か考えてやったわけではないだろうとか、子供だから仕方がないと許すこともできるはずです。同じ気持ちを持って彼氏や彼女を愛で包んであげることはできないでしょうか。
完全に許すことができなくても、許そうとすることも人を愛することにつながるようです。
愛することとは、集中力である
愛することとは、集中力であるという哲学的な考え方をする人もいます。これは人を愛するということは、ひとりでいられるということがあります。
これは愛は与えるもので、もらうものではない、見返りを求めるものではないという考え方が基本にあります。人を愛することは見返りを求めるものではないので、たとえ男性が女性を女性が男性を愛したとしても結婚するというカタチを求めないこともある、ということになります。そのため「ひとりでいられる」ということが大切になります。
ひとりでいるためには、集中できることことが大切です。集中できるというとわかりにくいかもしれませんが、誰かに頼ることなくいられるということが大切です。
誰かと一緒にいなくては精神的に不安定になってしまう人や、寂しがり屋な人で誰かと常に一緒に居たい人は、愛を与え続けるだけというのは難しいですよね。人を本気で愛したいというときには、そんな自分とも向き合える強さも必要になるようです。
愛することとは、自分自身を信じていること
人を愛することで重要なのは、自分自身を信じる事、自分自身を愛することです。
あなたの愛は他の人を包んであげることができるものだと信じることができるでしょうか。何かできるわけではないけれど、人を愛することに自信を持つことは大切です。
ときどき自分は誰も愛することができないと嘆いている人がいますが、それは自分が自分を信じていないからです。あなた自身が、自分は人を愛することができると信じてあげることで、人を愛することができるのです。
また誰も信じることができないと悩んでいる人も、まずは自分を信じてあげることが大切です。自分の周りの人に何かしてあげたいと感じている時には、まずは自分の愛や自分の可能性を信じてあげるようにしましょう。
あなたなら、きっと大丈夫です。
愛することの具体例:hearts:ママの愛
愛することとは何かについて書いてきましたが、もう少し具体的な内容で考えてみましょう。一番例に挙げやすいのがママの愛ですね。
すでにお子さんがいる方はわかると思います。まだママになっていない人や男性は想像をしてみてください。親というのは無条件に子供に愛を与える存在ですよね。
あなたが子供の頃を思い出してみてください。いつから親が自分に愛を与えてくれていたか覚えているでしょうか。きっと何歳から愛情を注いでもらったと答えられる人は少ないでしょう。生まれた瞬間、いえお腹の中にいるころから、子供はママやパパの愛をたくさん注いでもらっていることがほとんどです。
目の中にいれても痛くないという表現がありますが、子供にはそういう思いを抱いている人が多いのではないでしょうか。
ママやパパは赤ちゃんが泣けば朝でも夜でも夜中でも、ミルクを与えてオムツをあたえて、眠たい目をこすりながら寝かしつけるためにあやしています。それに対して赤ちゃんは「ありがとう」とお礼を言ってくれることはありません。もちろん赤ちゃんを育てたからと言ってお給料が出るわけでもありません。
ママやパパが赤ちゃんに与えるものは、無償の愛になります。これが人を愛するということですよね。赤ちゃんはお礼を言ってくれることはありませんが、天使のような笑顔をママやパパに与えてくれています。
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