耳の先がくるんと後ろに反り返ったアメリカンカール。1981年にアメリカで発見され、わずか2年後の1983年に品種として登録されています。
アメリカンカールの子猫は、生まれたときは普通の立ち耳をしています。徐々に耳が反り返り始め、角度が戻る個体もいます。
猫の値段ランキング第18位:サイベリアン
サイベリアンは、ロシア生まれの大型品種で、豊かな被毛で覆われた姿は「ロシアの巨猫」と呼ばれるほど。体重はオスで最大12kg、メスで最大10kgと、普通のイエネコの3倍にもなります。
シベリア生まれのサイベリアンは、猫でも珍しいトリプルコートの被毛で、尻尾までふさふさしています。そのルーツは不明で、ペルシャ猫やアンゴラ種が始祖ではないかと考えられています。
猫の値段ランキング第17位:ヒマラヤン
ヒマラヤンは、1924年にペルシャ猫とシャム猫の後輩により作出された品種です。被毛がヒマラヤウサギに似ていることから、ヒマラヤンと名付けられました。
日本で多く見かけるドールフェイスと、アメリカに多いエクストリームフェイスに分かれ、ショーではエクストリームフェイスが好まれるため、値段も高くなります。
見た目はペルシャ猫に近いですが、シャム猫の血が入っている分、人懐こく友好的な性格です。
猫の値段ランキング第16位:シンガプーラ
マレー語で「小さな妖精」という意味を持つシンガプーラは、世界最小の猫として知られています。体重はオス・メス共に最大3kgで、一般的な猫の体重の半分程度です。
元々シンガポールに生息していた野生の猫で、ルーツは分かっていません。アメリカ人夫婦によって繁殖され、1974年の繁殖開始からわずか14年後には血統が公認されています。
セピアのグラデーションがかった被毛を持ち、ぱっちりとした目がいかにも猫らしい品種です。
猫の値段ランキング第15位:アビシニアン
アビシニアンのルーツは、ハッキリとは不明です。1868年のイギリス・アビシニア戦争終結時、イギリス兵がイギリスへ連れ帰った猫が起源とされていますが、その猫がいた場所については、エチオピアのアビシニア高原という説と、エジプトのアレクサンドリアという説があります。
古代エジプトの壁画や美術品にアビシニアンによく似た猫が描かれ、また、エジプトの女神・バステトの化身として崇められていたということもあり、古代エジプトがルーツではないかとされています。
筋肉質でしなやかな立ち姿は「バレエ・キャット」と呼ばれます。野性味のあるカラーに大きな立ち耳というアンバランスな可愛らしさが魅力的ですね。
猫の値段ランキング第14位:ペルシャ
潰れた鼻と離れた目、ゴージャスな被毛が特徴的なペルシャ。気品溢れるルックスで、「猫の王様」と呼ばれます。
ペルシャ猫の起源は正確には不明ですが、16世紀にトルコからイタリアへ渡ったと記録されている長毛種の猫が、ペルシャ猫ではないかと言われています。また、古代の象形文字に登場しているとも言われ、古い品種であることは間違いないようです。
カラーバリエーションが多く、中でもシルバー&ゴールデンは「チンチラ」と呼ばれ、人気があります。
猫の値段ランキング第13位:ブリティッシュショートヘア
イギリスで最も古い品種の猫、ブリティッシュショートヘア。「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫のモデルになったともされています。
ブリティッシュショートヘアは、体型も顔も丸く、どっしりとした印象のある品種です。
ペルシャ猫と交配した歴史があるため、長毛の個体が生まれることもあります。長毛の個体はアメリカでは「ブリティッシュロングヘア」として別の品種として認められていますが、イギリスでは認められていません。
猫の値段ランキング第12位:シャム
シャム猫は、尻尾や脚の先、顔にカラーの入った猫。瞳は吸い込まれそうな美しいサファイヤブルーです。
シャム猫の歴史は古く、1300年代のタイ王国で一部の血族や寺院でのみが飼うことを許されていたんだとか。由緒正しい高貴な猫だったんですね。
1884年、タイの王族がイギリス総領事にプレゼントとして贈ったことがきっかけで、現在のスタンダードが確立されました。以降、世界中で人気を保ち続けている品種です。
猫の値段ランキング第11位:ベンガル
ベンガルは、イエネコとベンガルヤマネコを交配して作出した品種です。ロゼットと呼ばれる2色のカラーが入った模様を持っているのは、ベンガルのみです。
ベンガルの魅力は、その美しい被毛。ジャガーやヒョウに似た外見で、野性味があります。ベンガルヤマネコの遺伝子が入っているからか、水に濡れることを恐れない個体が多くいます。