初版発行:2003年9月5日
<ストーリー>
「殺人願望」という心の闇に迫る衝撃作品です。殺したい、殺したい、あいつを殺したい。殺人者になれない自分に足りないものはなんだろう。心の闇と真っ向から向き合った問題作として話題になりました。
裕福な暮らしから突然の暗転、不幸は恨みとなり、殺意へと変化していく微妙な心理の変化が描かれています。
第24位:祈りの幕が下りる時 (講談社文庫 加賀恭一郎シリーズ)
初版発行:2013年9月13日
加賀恭一郎シリーズ第10作となっていて、2018年には阿部寛さん主演で映画化もされています。
<ストーリー>
加賀恭一郎が「新参者」になった原点がここにある!極限まで追い詰められた人間の心理を巧みに描く作品です。
ひとりの女性の死、その遺品に加賀恭一郎は激しく動揺します。何故なら、それは孤独死した母に繋がっていたのです。
第23位:探偵ガリレオ (文春文庫 ガリレオ)
初版発行:1998年5月30日
大人気ガリレオシリーズの記念すべき第1弾!原作ファンは勿論、ドラマファンにも読んで欲しい1冊です。
<ストーリー>
人通りの少ない路地で起こった火災により、若者が焼死します。しかも、一緒に居た仲間は「被害者の後頭部から突然火が上がった」と言うのです。焼け跡にはポリタンクとガソリンの匂い。草薙は大学時代の友人・湯川の元を訪ねるのでした。
第22位:流星の絆 (講談社文庫)
初版発行:2008年3月5日
2008年、テレビドラマ化もされた人気作品です。
<ストーリー>
洋食店「アリアケ」の三兄妹は、ある夜、流星群を観るためこっそり家を抜け出します。しかし、その隙に両親は何者かによって惨殺されたのでした。世間を敵視し続けた3人は、14年後犯人にたどり着きます。しかし、妹は仇の息子に恋をしていたのです。
第21位:容疑者Xの献身 (文春文庫 ガリレオ)
初版発行:2005年8月29日
第6回本格ミステリ大賞、第134回直木三十五賞を獲得し2008年映画化もされています。また、2012年に韓国版、2017年に中国版としても映画化されています。
<ストーリー>
物理学者・湯川の親友天才数学者・石神は、隣人の靖子に好意を抱いていました。しかし、靖子親子が前の夫を殺害したことを知り、石神は完全犯罪を企てます。そして、この謎に取り組むことになったのは、皮肉なことに親友である湯川だったのです。
第20位:仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)
初版発行:1995年
<ストーリー>
逃走中の銀行強盗犯が逃げ込んだのは森崎製薬社長である森崎が所有する山荘。そこには8人の男女が集まっていました。そんな中、8人の中の1人が刺される事件が起きます。しかも犯人は銀行強盗ではなく残り7の人間。7人の男女は疑心暗鬼に陥ります。
疑惑の種が芽となった時、最後に残る『仮面』が実に巧妙な展開となって表れます。
第19位:卒業 雪月花殺人ゲーム (講談社文庫 加賀恭一郎シリーズ)
初版発行:1986年5月20日
加賀恭一郎シリーズの記念すべき第1作目作品です。
<ストーリー>
1人の女子大生がアパートの自室で遺体となって発見されます。自殺か、他殺か?!仲の良かった加賀恭一郎ら仲間たちは亡くなった祥子の日記から死の真相に迫ろうとしますが、次いで仲間の1人である波香が亡くなってしまうのです。