第18位:悪意 (講談社文庫 加賀恭一郎シリーズ)
初版発行:1996年
2001年にドラマ化もされています。
<ストーリー>
他殺体として発見された有名小説家の日高邦彦と、その親友で児童小説家・野々口修が書いた「事件に関する手記」。加賀恭一郎はこのふたつに繋がりがあるのではないかと疑問を抱きます。逮捕された犯人が口を閉ざす「動機」とは!?
第17位:分身 (集英社文庫)
初版発行:1996年
2012年、長澤まさみさん主演でドラマ化されています。
<ストーリー>
優しい母なのに自分とは目を合わせてくれないことに心を痛める、札幌の大学に通う氏家鞠子・18歳。その母は不審な死を遂げます。アマチュアバンドのボーカルをしているのにテレビ出演は断固反対の母を持つ東京の女子大生小林双葉・20歳。ふたりの出生に全ての答えが…!
第16位:手紙 (文春文庫)
初版発行:2003年
2006年に山田孝之さん主演で映画化されています。
<ストーリー>
弟・直貴と二人暮らしの武島剛志は、弟の大学進学資金欲しさに空き巣に入り、強盗殺人に手を染めてしまいます。その日から、直貴は殺人犯の弟として生きていくことに。そして直貴の元へ月に一度、獄中の兄から届く手紙。しかし直貴が抱える現実は、獄中の兄が想像する以上に過酷なものだったのです。
獄中の兄が弟を思う気持ちは本物、そして弟が辛く苦しい日々を送ることになったのも原因は兄。血のつながりがあるからこそ断ち切れない思いが痛々しいほどに伝わってきます。
第15位:秘密 (文春文庫)
初版発行:1998年9月
1999年、広末涼子さん・小林薫さん主演で映画化されていて、2007年にはアメリカ・フランスにてリメイク版が公開されています。また2010年にはテレビドラマ化もされています。
<ストーリー>
スキーバスの事故により愛する妻・直子は死に、娘の藻奈美だけは奇跡的に助かります。しかし、藻奈美の体に宿っているのは妻・直子の魂だったのです。平介は困惑しながらも、11歳の娘・藻奈美となった妻との暮らしを始めることになるのでした。
第14位:白夜行 (集英社文庫)
初版発行:1999年8月
2006年にテレビドラマ化、2011年に映画化されています。
<ストーリー>
とある廃ビルで質屋殺しの事件が起こります。この事件に潜んでいたのは、初恋の少女を助けようと父親を殺した少年と、少年を庇うために母親を殺した少女でした。ふたりに待ち受けるのは、ただただ残酷な未来だけなのでしょうか?!
背徳感を背負いつつ生きていくしかないふたりの心情が生々しく伝わる作品です。ふたりにとっての夜明けはどこにあるのか考えさせられます。
第13位:ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)
初版発行:1992年6月1日
<ストーリー>
パーティコンパニオンの小田香子の夢は玉の輿に乗って高級品をポンと買うこと。ある日、狙いをつけていた御曹司から誘いを受けるが上手くいきませんでした。何故なら同僚の1人が遺体となって発見されたのです。
東野圭吾さんの作品は難しいと思い込んでいる人も多いですが、この作品はコメディタッチになっていてさらっと読みやすい作品でもあります。狂気的なシーンも無いので、娯楽として読むのもいいのではないでしょうか。