ポリネシアンセックスとは?
ポリネシアンセックスとは、ポリネシア地方で古くから伝承されてきたセックスのやり方です。
アメリカの宗教学者ジェイムズ.N.パウエルが「エロスと精気(エネルギー)」という著書にポリネシアンセックスについて記しており、日本では五木寛之が「サイレント・ラブ」という著書で紹介したことから世間で話題になりました。
セックスを性エネルギーととらえ、5日間かけて精神のつながりを深め、より大きな快感と幸福感を得ることができるというのがポリネシアンセックスです。
一般的な身体を激しく動かすセックスとは違い、ポリネシアンセックスは最初の4日間は挿入を行いません。4日間はたっぷりと互いの身体に触れ合います。そうすることでふたりは挿入することへの期待がどんどん高まっていきます。
肌と肌のふれあいから心は更なるつながりを求め、男性も女性も肉体ではなく脳が直接快感を得ているような状態になると、信じられないほど大きな快感の波が、絶え間なく押し寄せてくるようになります。
スローセックスとは違うの?
ポリネシアンセックスはスローセックスと同じだとか、スローセックスの一種だと思われがちですが、実は違います。
スローセックスはセックスセラピストのアダム徳永氏が推奨するセックスで、「人類の究極的な幸福を追求した結果、幸せの根源は男女の愛にある」と気づいて確立した方法を「スローセックス」と名付けました。
触れ合うことを重視していたり共通点も多いですが、ポリネシアンセックスとスローセックスはやり方が少し異なっているんです。
ポリネシアンセックスはどんなカップル向け?
ポリネシアンセックスは射精が目的ではなく、互いの精神的なつながりを感じるためのセックスです。
今までのセックスに満足できないカップル、たとえば男性側が早漏だったりED(勃起不全)である場合や、女性側がオーガズムを感じたことがなかったり挿入に痛みを感じる場合などは、時間をかけて前戯を行うポリネシアンセックスならうまくいく可能性があります。
マンネリ気味だったり性への探求心に溢れたカップルから体力が持たない熟年夫婦まで、ポリネシアンセックスは今以上に快感と愛情を求めるカップルにチャレンジしてもらいたい行為です。
ポリネシアンセックスのやり方:まずは4日間のスキンシップ
ポリネシアンセックスをするためには、まず最後の行為を行う日を決めて、それまでの4日間は裸で抱き合い愛情を深めましょう。
優しくじっくりと触れ合うのがコツです。ポリネシアンセックスはキスひとつでも気持ちよく感じたり、手のひらで身体を撫でるだけで今まで知らなかった新しい性感帯を見つけることができます。
これを最低でも1日1時間、できれば2時間は続けるようにしましょう。
ポリネシアンセックスで注意するのは、くれぐれも性器への愛撫はしないこと。それと気持ちが高まると挿入したくなってしまいますがNGです。お互いそれ以外の部分で快感を得るように愛撫しましょう。
万が一、射精やオーガズムを迎えてしまっても、相手に性器を触れられていないのなら気にしないでください。それだけ気持ちが高まっている証拠です。
決してポリネシアンセックスが失敗したわけではありませんよ。
会話はもちろんOKです。素直に気持ちを伝えあえば、より幸福感を感じることでしょう。愛情を感じるほどポリネシアンセックスが成功しやすくなります。
初めてのポリネシアンセックスに戸惑ってしまう時は、抱き合って背中を撫でながら会話するだけでもいいんです。セックスという行為にとらわれず、互いの肌のぬくもりの心地よさをしっかり感じて、自然な流れで触れ合っていきましょう。
■関連記事:もっと充実したセックスライフを送りたい方はこちらをチェック