産後に生理がこない!これって大丈夫?
出産を終えて子育てが始まりバタバタとしていたのもつかの間、赤ちゃんの生活にリズムがついてくるようになるとお母さんは少し自分の時間を持てるようになります。
すると気になるのが産後の生理。3ヵ月たち、半年たち、1年たってもまだ生理がくる兆候がないとだんだん不安になってくるものです。「病気なのかな?」「出産のダメージが大きくて体がおかしくなってしまったのかな。」などと考えてしまう女性もたくさんいるでしょう。
二人目の赤ちゃんを妊娠したいと希望している女性にとっては、生理がなかなかこない状況はとても焦りにつながります。
産後に生理が再開する時期は人それぞれ個人差があります。産後の女性の体の状態は人によって異なるため、同じ時期に出産した人でも思っていたよりも早く生理が再開して驚く人、1年以上たっても生理がこない人など様々です。
一般的には産後の生理は1年以内に再開することが多く、2年を過ぎると子宮の病気なども考えられるため産婦人科で診察を受けた方が良いとされています。
産後に生理がこない原因を7つまとめましたので、ゆっくりと見ていきましょう。
産後に生理がこない原因(1)子宮が完全に回復していない
産後に生理がこない原因の1つめは、子宮が完全に回復していない場合です。
女性は妊娠や出産で体がとても大きく変化します。赤ちゃんを育てるために子宮は大きく厚みを増します。産後は子宮が元の大きさに戻り、その機能が回復してから生理が再開しますので、その兆候がないということはまだ子宮が完全に回復していないということになります。
産後の子宮の回復は、産後1ヵ月の産褥期間にきちんと体を休めることができなかった場合はその回復が遅れ気味になります。また高齢で妊娠や出産をした場合も、10代や20代で出産した女性と比べると子宮の回復は遅くなるとも言われています。
二人目の赤ちゃんを妊娠したいと希望している時は、一人目の赤ちゃんの出産後からきちんと体を労わってあげることが何よりも大切になります。
産後に生理がこない原因(2)ストレスが溜まっている
産後に生理がこない原因の2つめは、ストレスが溜まっていることです。女性の体は気分にとても左右されるもので、普通の状態でも強いストレスにさらされると生理が止まってしまうことがあります。
産後は特にちょっとしたことで気分が落ち込みやすい時期もあります。
初めて妊娠して出産した女性は子育てに希望を持っているものですが、自分の思い通りにいかない育児にイライラが溜まったり、または家族の協力が得られないことで強いストレスを感じてしまう場合もあるでしょう。
強いストレス状態が長く続くと、生理がこないだけでなく肌荒れを起こしたり胃炎や鬱などの病気になってしまうこともあるため、あまり健全な状態であるとは言えません。二人目の赤ちゃんを妊娠したいと希望していても、病気になると子育てにも支障が出てしまうようになります。
産後2年を過ぎてもまだ生理がこない時は、自分が精神的に疲れていないか、またイライラやストレスが溜まっていないか冷静に考えてみることをオススメします。
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産後に生理がこない原因(3)睡眠不足が続いている
生理がこない原因の3つめは、睡眠不足が続いているということも原因になる場合があります。
生まれた赤ちゃんが二人目や三人目などで上の兄弟がいる場合は産後すぐに慌ただしい生活が始まったり、仕事に復帰していれば日中にお昼寝を出来ないこともあり、産後は寝不足になる女性がたくさんいます。