鏡餅はいつからいつまで飾る？意味や正しい飾り方解説！

お正月に、幸せをもたらすために家にやってくるといわれる年神様。年神様の「とし」は、穀物の実りを意味していたといわれます。つまり、日本の穀物である稲のことですね。年神様は、稲の実りをもたらす神様として崇められていたのです。

年神様をお迎えするためにまずしなければならないことは、家の大掃除です。鏡餅や門松などのお正月飾りを準備する前に、年神様をお迎えする家をきれいに清めておく必要があります。

大掃除は年末にするものと思われる方が多いかもしれません。しかし、年神様をお迎えするために行うのは「すす払い」と言われ、12月13日に行うのが正式です。大掃除まではしないけれど、神棚だけは12月13日にきれいにするというのもいいかもしれませんね。

鏡餅の飾り方は、地域や家庭によってしきたりが異なりますが、一般的には「三方」と呼ばれる、鏡餅を載せる台に縁に赤い線が入った紙である「四方紅」を敷きます。

そして、「裏白」と言われる葉っぱの白いほうを前に向けて台に載せ、その上にお餅を二つ重ねておきます。お餅の上に「御幣」を載せ、「橙」を載せます。

鏡餅を長く飾っておくと、どうしてもカビが生えやすくなってしまいます。カビが生えてしまっても、その部分を取り除いて食べる人もいますが、できれば生える前に何とかしたいですよね。そこで、鏡餅を供える時に餅の表面に焼酎を塗っておくと、カビが生えにくくなります。

とくに、大きな餅と小さな餅が接触する面はカビが生えやすいので、そこだけでもカビ対策をしておくと、鏡開きの時の作業が楽になるでしょう。

鏡餅の一般的な飾り方では、お餅だけ飾るのではなく、色々な縁起物をセットで飾る場合が多いですが、それぞれの飾りには意味があります。