法令で定められている産休というのは、妊娠34週目からなので、お仕事をしているママさんも、まだまだ先のことだと思っている人も少なくないでしょう。
しかし、妊娠中というのはいったい何が起こるのかわかりません。
特に、お仕事をしているママさんの中には、妊娠初期にはつわりで体調が悪くて職場に迷惑をかけてしまったということで、つわりが終わった妊娠中期には無理をし過ぎてしまう人も少なくありません。
妊娠中期や後期でも、突然、切迫流産や切迫早産による長期の入院を余儀なくされてしまい、産休に早めに入らざるを得なくなることもあります。
何が起きてもおかしくないのが妊娠中なので、いつ体調を悪くしても大丈夫なように、産休に入る前の引き継ぎ準備をそろそろ始めておきましょう。
③パパと相談!
妊娠中には、出産に向けていろいろと考えたり決めなければならないことも多いものです。
また、つわりが終わりかけても、次には腰痛や頭痛などの、次の体調不良が妊娠中にはやってくるものです。
何かと精神的にも不安定になりがちになるこの時期、ぜひパパと沢山お話をして相談をすることが大切です。
男性はパパになる自覚がなかなか持てないものですが、ぜひ妊婦健診にも一緒についてきてもらって、エコーを見てもらうなどして、パパになる自覚を持てるように、していきましょう!
妊娠12週目に出血や流産の恐れはあるの?
妊娠12週目に出血は流産…?出血の原因は?
妊娠中に最も気がかりな症状といえば、出血でしょう。妊娠中に出血といえば、イコール流産と考えてしまう人も少なくありませんが、実際に、妊娠12週のころの出血イコール流産なのでしょうか。
妊娠中の出血には、特に心配をする必要がない子宮膣部びらんや子宮頸管ポリープによる出血もかなりあります。
また、原因不明の不正出血でも、妊娠15週ぐらいまでは流産とは関係なく、少量の出血が起こりやすい人もいます。
必ずしも出血イコール流産というわけではありませんが、出血が流産や切迫流産の兆候であることは間違いがありません。
万が一、出血の原因が切迫流産だった場合には、できるだけ早い処置が赤ちゃんが助かるか、流産になってしまうかを分けます。
原因がわからない出血がある時には、自己判断は危険です。出血があったらできるだけ早く病院で受診することをお勧めします。
妊娠12週目からは後期流産となる。後期流産の原因とは?
ところで、妊娠4ヵ月目でまだ妊娠初期の妊娠12週目に万が一流産してしまった時には、初期流産ではなく、後期流産になります。
初期流産と後期流産というのはいったい何が違うのでしょうか。
初期流産というのは、主な原因は赤ちゃんの染色体異常だと言われています。ママには原因がなくて、胎児の側の原因で流産が起きてしまうのです。
ところが、後期流産の原因の多くは母体の側にあると言われています。子宮頸管無力症などの場合もありますが、無理をし過ぎたことで、妊娠が継続出来なくなって流産や早産になってしまうことも少なくありません。
もうすぐつわりも終わる人が多く、安定期に入りますが、安定期に入るからといって油断はせずに、お腹に力を入れすぎたり、体に無理をかけすぎたりするようなことは絶対にやめましょう。
また、原因不明の不正出血などの症状が起きた場合には、速やかに病院で受診しましょう!
妊娠12週目は安定してきても、無理は厳禁!!
ここまで、妊娠12週目のあれこれについて見てきましたがいかがでしたか。
妊娠12週目はまだ妊娠初期ですが、今までと比べると体調が安定してくる人も増えてきました。
しかし、精神的に不安を感じやすくなる時期でもあるので、ぜひ周りの人に協力をしてもらって、無理はしないように気をつけましょう。