ここまでご紹介してきましたように、主に売り物として見栄えを良くするためや、製造から販売までの時間のギャップによって失われるものを補う目的で使用されるコンビニ弁当の添加物。
添加物というのは、過剰に摂取すれば発がんの原因になったりなど体への悪影響ももちろんありますので、この点でいえばコンビニ弁当が危険といのは嘘ではなく本当だと言えます。
しかし!この添加物がメリットとなることも、実はあるのです。
コンビニ弁当に添加物が含まれていることでメリットとなるのは、食中毒が起こりにくくなるという事です。
食中毒は、保存状態がよくない事で食材が腐敗してしまうなどといったことが原因で起こってしまうものですが、保存料
や酸化防止剤などをはじめとした添加物が含まれていることで、食材の劣化を防ぎ、食中毒を未然に防ぐことができるのですね。
製造してから、ローソンやファミマ、セブンイレブンなど私たちがいつも利用しているコンビニへ運ばれるまでの間にお弁当が腐ってしまい、食中毒の原因となってしまわないよう、食の安全のためにもこの添加物が役にたっているという事実もあるのです。
暮らしの知恵!コンビニ弁当の危険な点、デメリット①栄養バランス
コンビニ弁当には、先ほどご紹介したような添加物によるメリットとも言える点もあることから、コンビニ弁当が危険というのは嘘に当たるのでは?と思った方もいるでしょう。
しかし、やはりコンビニ弁当にはメリットもあれば、デメリットもあるのです。
コンビニ弁当のデメリットと取れる点として、栄養バランスの偏りが挙げられます。
ローソンやファミマ、セブンイレブンなどといったコンビニには、たくさんの種類のお弁当が販売されていますし、どれも美味しそうなものばかりですよね。
しかし、よく見るとコンビニ弁当は彩りが全体的に茶色っぽいことに気がつくかと思います。
揚げ物や肉類、炭水化物がお弁当の大半をしめていて、どうしても野菜不足になってしまうのですね。
このことから、コンビニ弁当を食べ続けると栄養バランスが極端に偏ってしまうことから、コンビニ弁当が危険というのは嘘とは言えないということになるでしょう。
暮らしの知恵!コンビニ弁当の危険な点、デメリット②塩分
コンビニ弁当が危険と言われているのを、嘘とは言い切れない原因となっているデメリットな点の2つめは、味付けが濃いという事です。
ローソンやファミマ、セブンイレブンなどで販売されているコンビニ弁当は、通常の調理で味付けされるよりも濃い状態で販売されていることが多いのですね。
コンビニ弁当は製造から販売までの時間にギャップがありますので、出来たてのお弁当を販売することが出来ません。
そうなると必然的に冷めた状態で販売されることになりますから、味が薄く感じてしまうという問題が生じてしまうのです。
この状態を回避するために、コンビニ弁当はあらかじめ濃いめの味付けがされています。
このような濃い味付けのものを頻繁に食べることで、塩分が過剰摂取になる可能性がありますから、体への健康や安全面としては良くないことがわかります。
また、こういった味付けの濃い食べ物を頻繁に食べていると、舌が濃い味付けに慣れてしまい、コンビニ弁当以外の食事も全て濃い味付けのものを求めるようになってしまいます。
これも、コンビニ弁当が危険だと言われているのが嘘と言い切れない重要な理由です。
暮らしの知恵!勘違いしやすいコンビニ弁当の危険な表示
コンビニ弁当やその他のお惣菜などを購入する際に、『着色料、保存料無添加』という表示やラベルが貼ってある商品を見たことがありませんでしょうか?
コンビニ弁当が危険と言われる原因にもなっている添加物ですが、このような表示のある商品なら健康への害もなく、安全な食べ物だと思ってしまうのが私たちの心理ですね。
しかし!この表示には注意すべき落とし穴があるのです。
『着色料、保存料無添加』という表示がある商品には、もちろん着色料や保存料は使われていませんので、決して嘘を言っているわけではありません。
ですが忘れてはいけないのが、添加物は着色料や保存料だけではないということです。
着色料や保存料が無添加であっても、その商品はそれを補うための他の添加物を加えている場合が多くあります。
着色料や保存料を使っていないという面ではこの表示は嘘ではないのですが、だからと言って完全に化学調味料が完全に無添加というわけではありませんので、勘違いをしてしまわないよう注意をしましょう!
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暮らしの知恵!無添加のコンビニ弁当も、実は危険?!
コンビニ弁当などを購入する際には、やはり体に取り入れるものですから出来れば化学調味料の使われていない安全なものを選びたいですよね。
実際に化学調味料無添加のお弁当などが販売されているところもありますが、実は無添加のお弁当だからと言って必ず安全だとは言い切れないのです。
無添加のお弁当やお惣菜などが安全と言い切れない理由は、食中毒にかかってしまう可能性が、添加物を含んでいる商品よりも高くなってしまうからです。
添加物の目的にもありましたように、コンビニ弁当などは保存料などを加えることで食中毒の防止に役立っているという事実があります。
しかし、化学調味料を懸念して無添加のお弁当やお惣菜を選ぶ場合は、コンビニ弁当のように保存が効きませんから早く腐敗が進んでしまうのです。
これにより、食中毒のリスクが高まるという点では、無添加だから安全!だという考えは避けるべきだと言えるでしょう。