日本の伝統品であるつげ櫛!そのお手入れ方法とは?
日本に古くから伝わる伝統工芸品でもあるつげ櫛。プラスチックの櫛とは異なり梳くほどに女性の髪に潤いを与え美しい輝きの効果を与えるとも言われれているつげ櫛は、国産のものはお値段は高いですが一度購入すれば日々の暮らしの中で一生使えるとも言われている質の高さが人気があります。
つげ櫛はつげの木から作りだされる完全天然素材の成分で作られている櫛で、冬は静電気を起こしにくく髪の枝毛や切れ毛を防ぐ効果も高いことで知られています。
ただしどんなに高価な国産のつげ櫛でも、丁寧な使い方をしていたとしても、櫛は毎日の暮らしの中で当然汚れやほこりが溜まってしまいますのである程度の頻度でお手入れをしなければすぐに傷んでしまいます。
ここでは女性の大切な髪を守るつげ櫛のお手入れの道具や方法、頻度などについて詳しくご紹介致します♪
つげ櫛のお手入れに欠かせない道具とは?
それではまず暮らしの中でつげ櫛をお手入れする時に欠かせない道具についてご紹介していきましょう!
普通の安いプラスチックの櫛の場合は直接水洗いしてお手入れすることも可能ですが、天然木を使ったつげ櫛の場合は専用の油で磨き上げていくことになります。
つげ櫛のお手入れに使う道具を準備するのは少し費用もかかるのですが、櫛だけでなく髪にも栄養と潤いを与えることができるものですのでぜひ妥協せず質の良いものを準備したいですね。
つげ櫛のお手入れに使う道具は、つげ櫛を扱っている専門家だけでなく普通の人でも簡単に購入できるものばかりです。使い方も一緒にご紹介していきますのでつげ櫛を持っている人はぜひご覧ください。
■参考記事:髪をサラサラにするケア方法って?
つげ櫛のお手入れに欠かせない道具①椿油(つばきあぶら)
つげ櫛のお手入れに欠かせない道具の1つめは、椿油(つばきあぶら)です。
椿油はその名の通り椿の種子から採取できる植物由来の油のことで、国産のものや外国産のものなど色々な商品が販売されています。古くから食用や化粧品の材料として使われることも多く、椿油を使った化粧品は肌や髪の保湿にも役立つ高級品として扱われてきました。
また椿油は特に国産のつげの木や天然木との相性も非常に良く、つげ櫛、木刀、将棋盤などの木製品のお手入れや艶出しの材料としても重宝されてきました。
椿油でつげ櫛をお手入れする方法はとても簡単♪上質な国産の椿油を丁寧につげ櫛に染み込ませ、汚れを落としながら軽く磨いていくだけ!椿油で櫛はツヤツヤと輝きを取り戻し、さらには日々の暮らしで傷んで乾燥してしまった髪にも潤いを与えてみずみずしい状態に戻す効果も発揮します。
椿油はインターネットで簡単に購入できます。お値段は安いものから高いものまで色々ありますが、高い効果が期待できるのはやはり国産の椿油です。まずは内容量の少ない小瓶の商品を購入し、使用感を試してみる事をおすすめします♪
つげ櫛のお手入れに欠かせない道具②あんず油
つげ櫛のお手入れに欠かせない道具の2つめは、あんず油です。
椿油と違ってあんず油というのはあまり聞きなれない油かと思いますが、こちらはあんずの果実の種子から採取できる油になります。つげ櫛のお手入れは椿油しか使えないということはなく、実はあんず油でも同じように櫛や髪に潤いを与える効果が期待できます。
あんず油の使い方も椿油とほぼ変わりません。つげ櫛にたっぷりのあんず油をつけて丁寧に磨いていくだけ櫛に潤いを与えて、それが髪の保湿にも役立ち美しい艶のある髪を作り上げます。
あんず油は独特の爽やかな香りも人気が高く、長くつげ櫛のお手入れに使っていると櫛にほのかにあんず油の香りが染みつくのも魅力です。あんず油のお値段は椿油と同様に安いものから高いものまで色々あります。使い方も椿油とほぼ変わりません。
つげ櫛のお手入れに椿油とあんず油のどちらの油を使うかは自分の好み次第♪まずは2つとも国産のものを使ってみて、使用感や香りなどを確認してみてくださいね。