まずは、妊娠29週目の頃の胎児の身長と体重についてみていきましょう。
エコーに映る妊娠29週目の胎児の身長と体重はどのくらいまで大きくなっているものなのでしょうか。
妊娠29週目のエコーで確認できる胎児の身長はおおよそ38cmから40cmになっています。生まれてくるまであと10cmほどまで大きくなりましたね!
体重の方は、1100gから1350g程度となります。エコーで見ても身長の発達に比べると体重の方は、まだ出産時の3分の1よりも少し多いくらいしかありません。
妊娠9ヵ月に入ると、一気に胎児の皮下脂肪が増えて、たった2ヶ月で2kg近く体重が増えるのです!
その直前になるこの時期は、ママも体を動かしやすい最後の時期になります。今のうちにやるべきことは終わらせておきましょう!
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【妊娠29週目の胎児②】胎動が!胎動が最も活発に!
妊娠29週目というのは、お腹の胎児の胎動が最も活発になる時期になります。
子宮の中で活発に胎動を起こすためには、充分な羊水の量と子宮の空間が必要ですが、妊娠29週目は、赤ちゃんの体も充分に発達して力強い胎動を起こせる上に、胎動をまだ起こしやすいだけの羊水の量と子宮の空間がお腹の中にある時期になります。
エコーにも赤ちゃんが動いている様子が確認できることもあります。
今はこんなに元気に感じている胎動も、妊娠9ヵ月に入ると、あまり胎動を感じることが出来なくなります。というのは、お腹の赤ちゃんもママの体も出産の準備を始めるためです。
羊水の量が少なくなり、子宮の中の空間も胎動を楽しむのには余裕がなくなり、胎児の頭も骨盤の下の方に下がってきて、胎動を起こしにくくなります。
妊娠9ヵ月に入っても、全く胎動がなくなるわけではありませんが、胎動を楽しみながら、お腹の赤ちゃんと遊んだり、胎動を通したコミュニケーションをとったりすることができる最後の時期になります。
今のうちに思う存分、胎動で遊んでおきましょう!
【妊娠29週目の胎児③】呼吸の練習を!
ここまで妊娠28週目くらいから、横隔膜を上下させて、羊水を肺に吸い込んだり吐き出したりして、呼吸の練習を始めるようになっていますが、29週目でも引き続きこの呼吸の練習を続けています。
エコー検査でも、赤ちゃんが呼吸をしてるような感じが確認できることもあります。
まだ上手に横隔膜を動かすことが出来ていませんが、練習を続けていくことで、正産期までには、外の世界に出てきても、上手に肺呼吸ができるようになっているのです。
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【妊娠29週目の胎児④】骨盤の中に頭を入れて縦向きに!
まだ妊娠29週目の頃は、羊水の中を活発に動き回って胎動を起こしていますが、それでも体が大きくなってきくるので、徐々に出産に向けた準備を始めてるようになります。
この妊娠29週目の頃には、エコーには頭を下にして、骨盤の中に頭やおしりを入れて、縦向きになった姿が確認できます。
この時期にはエコー検査で頭が上にあるわかると、逆子と診断されますが、まだお腹の中で赤ちゃんが動く可能性が高いので、逆子と診断されても、逆子体操などを行いながら、様子を見ましょう
妊娠29週目のママの様子と体調は?
ここまで、妊娠29週目のお腹の赤ちゃんの様子について見てきました。エコーでも赤ちゃんの表情がよくわかる様子が映っていますよね!!
ここからは、妊娠29週目の頃のママの様子についてみていきましょう。妊娠29週目の頃のママの様子や体調はどのような感じなのでしょうか。
【妊娠29週目のママの様子①】お腹の大きさは?
妊娠29週目の頃のママのお腹の大きさと言うがどのくらいまで大きくなっているものなのでしょうか。
妊娠29週目の頃の子宮底長はおおよそ27cm位となっています。
子宮底長が27cmにもなると、子宮の上の方はおへそとみぞおちの間ぐらいな位置まで上がってきます。