記事の目次
- 1.キッチンの高さを考えるのは必要?
- 2.キッチンのサイズ・高さ選びで考えたいこと
- 3.規格サイズから考えるキッチンの高さ
- 4.キッチンは高さだけでなく奥行きも大切
- 5.キッチンは高さだけでなく幅も大切
- 6.使いやすいキッチンの高さを決める手順
- 7.キッチンの高さのバランス調整
- 8.キッチンカウンターの場合は
- 9.高さによってキッチンの目隠し
- 10.高さによってキッチンで食事をする
- 11.高さによってキッチンでの準備スペース
- 12.高さによってキッチンでの収納になる
- 13.キッチンカウンターの高さについて
- 14.キッチンカウンターの高さの基準
- 15.キッチンのウォールキャビネットの高さについて
- 16.キッチンのウォールキャビネットの奥行きについて
- 17.キッチンを使いやすくするアイテム
- 18.キッチンは高さだけでなく作業動線の距離も大切
- 19.キッチンは高さだけでなく通路幅・立つ人数も大切
- 20.キッチンは高さや使いやすさを重視して考えましょう
暮らしの中でのキッチンの奥行きを決めるときには、どんなタイプのキッチンにするのか、ウォールキャビネットはつけるか、などのキッチンのタイプによって調整するサイズが変わってきます。どんなキッチンにしたいのかをじっくりと考えてみましょう。
キッチンは高さだけでなく幅も大切
キッチンの幅についても、調整ができるのであれば自分の使いやすい幅に調整ができるのが望ましいと言われています。
暮らしの中でのキッチンの幅は、広ければ広いほど使いやすいと勘違いをされることが多いのですが、広すぎる幅のキッチンは、ただ移動の距離が伸びてしまうだけで、使いやすいキッチンとはいえません。そうはいっても狭すぎる幅のキッチンも使いにくいですよね。
キッチンの幅の標準は、真ん中の作業スペースと言われる部分は60cmから90cmと言われています。まな板と食材がゆったりと置けるサイズくらいですね。
洗い物をするシンクの標準は60cmから120cmと作業スペースよりはちょっと広めが望ましいようです。コンロは60cmから90cm程度、準備スペースと言われる、シンクからみて作業スペースの反対側のぶぶんは30cmから70cmがそれぞれの標準の幅だと言われています。
そのためキッチンでの最小の幅は210cm、最大の幅は370cmとなります。標準では290cmくらいになりそうですね。
■参考記事:ガスコンロ・ガステーブルの選び方は?
使いやすいキッチンの高さを決める手順
ここで一度、暮らしの中での使いやすいキッチンの高さを決める手順について確認をしておきましょう。
まずは自分の身長からJISの基準の標準の高さを確認します。そして、可能な限りその高さの実際のキッチンに立ってみて、自分の身長にあった高さであることを確認します。
可能であれば、今使っているキッチンの不満点が改善できるようなキッチンの高さがいいですよね。洗い物をするときに腰を曲げなくてはいけない、子どもが手伝う時にはちょっとキッチンが高いなど、自分の身長以外でも優先しなくてはいけない事項がないかを確認しておきましょう。
家で暮らしているときは靴ではなく、スリッパや裸足でキッチンに立つのが標準だと思いますので、ショールームのキッチンを見る時には、靴からスリッパに履き替えてキッチンの前に立ってみることも大切です。
「その1cm」が使いにくいポイントになってしまうかもしれません。せっかく新しいキッチンを入れるのであれば、自分にぴったりのキッチンを選ぶようにしましょう。
ショールームで迷った時には、アドバイザーやショールームのスタッフに質問をしてみるのもいいそうです。
キッチンの高さのバランス調整
キッチンの高さを身長などの基準から確認できたら、自分が今暮らしの中で使っているキッチンの不満点が調整できるキッチンであるかどうかをパーツごとに確認していきましょう。
例えば今の蛇口は短いから使いにくいと感じている人であれば、シャワータイプのノズルのついているような蛇口のものを選んでも良いですよね。シンクやコンロの素材もチェックしておく必要があるかもしれません。キッチンでは料理をするだけではなく、料理をした後の掃除もしなくてはいけません。掃除がしやすいかどうかを確認しておくことも大切でしょう。
キッチン自体の高さや使いやすさを確認できたら、暮らしで使うキッチンのその他のパーツも確認をしていきましょう。
対面キッチンではない場合は、キッチンカウンターやウォールキャビネットなども大切ですよね。キッチンカウンターは使い方がイロイロあるので、どんな使い方をするのかを考える必要があります。ウォールキャビネットの場合は、身長が低い人にとっては使いにくい棚になるので、そもそもつけるのかつけないのか、というところから考える必要があります。
自分が使いやすいキッチンであるかどうかが大切なので、暮らしの中での使用感を確かめながら決めていくようにしましょう。
キッチンカウンターの場合は
対面キッチンにしない場合、キッチンカウンターをつけることが多いと思います。キッチンカウンターには、大きく4つの役割があると言われています。
まずは、キッチンをリビングやダイニング側から見えないようにする目隠しの役割があります。キッチンにどんなものを置くのかによって、キッチンカウンターの高さを決めたいですね。
キッチンカウンターの幅を広くすれば、暮らしの中でのテーブル代わりになることもあります。この場合はカウンターキッチン、なんて呼ばれることもあります。配膳などの下準備をする作業台になったり、棚をつけたりすることで収納スペースにすることだってできます。