愛情の裏返しアプローチ (5)緊張している
男性でも、女性でも好きな人を前にすると緊張して思ったことを話せなくなってしまう人がいます。緊張すると、アプローチのためにあれこれと愛情表現をするべきときに表情が硬くなり、話せなくなってしまいます。その態度を相手が見れば、場合によっては無関心の意思表示と勘違いされるかもしれません。
しかし、この手のタイプは好きな人でなければ異性であっても普通に楽しそうに接していることが多いです。自分には無関心な態度で、他の人には楽しそうに接する姿を見れば、脈ナシと思ってしまいそうですが、実は逆なのです。
愛情は憎しみに変わる?
男性は子供の頃に好きな女の子によくちょっかいをかけたと思います。これは素直に気持ちが伝えられないという心理から来ています。大人でも好きな人にアプローチすることは難しいので、子供であればなおさらです。大人になれば、素直に気持ちが伝えられないからといって、ちょっかいをかければ場合によっては痴漢やストーカー扱いされてしまいます。大人の場合は愛しさあまって憎さ100倍なんて言葉もありますね。
子供が愛情を表現できずに女の子にちょっかいをかけるのは可愛らしいことです。愛情が表現できないのでどうしら良いのかわからずにイタズラを仕掛けて女の子の気を引こうとする。振り向いてもらえなかったときには「もういい」という諦めと小さな小さな憎しみが少し生まれて、子供の恋愛経験として終わります。
しかし、これが大人の場合は子供のような可愛らしい小さな憎しみでは済みません。好きな人に振り向いてもらえないことに憎しみを持ち始めると、ストーカー化します。好きな異性に付きまとい、さらに振り向いてもらえなくなります。こうなると、どんどん憎しみは大きくなり、最終的には命に関わるような危険な行為にまで発展します。
愛情と憎しみの意味は紙一重なのかもしれません。
【おわりに】愛情は裏側を読むべき
愛情の裏返しは基本的に愛情の伝え方に不備があるだけで、本当は愛情があるという意味です。決して、相手に対して無関心なわけではありません。周囲から見れば、酷い言葉や態度のように思えるかもしれませんが、恋人や家族はちゃんとその愛情の裏側にある本当の意味を理解しています。愛情に限らず、人に物事を伝えることは難しいです。伝える側が足りなかった情報は、聞く側が補ってあげましょう。
愛情の裏返しで注意しておくべきことは、愛情が過剰になり過ぎて憎しみにならないようにすることです。自分が相手に憎しみを持ってしまったら、とにかく冷静になりましょう。相手が憎しみを持ち始めたら早い段階で誰かに相談しておきましょう。