「一番風呂」は肌によくない!
日本の水道水はミネラルが少なく薄い「軟水」のため、特に一番風呂はミネラル分が少なく薄くなります。また、水道水には基準で決められた一定の塩素が含まれています。
一方、人間の体には細胞や血液といった体液中に、たんぱく質や様々なミネラル分などの成分が含まれています。その割合は日本の水道水と比べるとずっと濃くなっているのです。
体の内側と、お風呂のお湯のミネラルの濃度の違いや、含まれる塩素が、皮膚にぴりぴり感や違和感といった刺激をもたらすと考えられています。 解決策として、入浴剤やレモン果汁をお風呂に入れることが挙げられます。
正しい入浴方法で健康的なお風呂ライフを♪
入浴は科学的に見ても、たくさんの良い効果があると実証されています。しかし、水分不足や誤った入浴方法を行うことで、実は健康リスクを増やしていることもあるのです。
これをきっかけに、今までの自分自身の入浴方法を見つめ直し、正しい入浴方法を身に付けてみませんか? きっとあなた自身の生活をより良いものに変えてくれるでしょう。
東京都市大学人間科学部教授、医師、博士(医学)、温泉療法専門医