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頑張れない時、理由は何?
今日は仕事なのにもう頑張れない。明日は大切な試験なのに試験勉強を頑張れない。
もう何も頑張れない。頑張りたくない。頑張れない人である自分は甘えているんだ。でも頑張ろうとすればするほど頑張れなくなってしまう。とても辛い気持ちで毎日を過ごして、むしろ病気にでもなってしまった方が楽なのではないかとすら思ってしまう。
そんな風に、頑張れない時ってありますよね。
でも仕事や学校を、「今は頑張れない時だから」という理由で休むわけにもいかないので、非常に辛い気持ちになります。
しかし、最近はそうした辛い心を抱えたまま仕事や勉強を頑張ることで心の病気にかかる人も沢山いますし、心配にもなりますよね。
今回は、そんな頑張れない時の理由や、頑張れない時の対処法についてご紹介します。
もし、頑張れない時に辛い、甘えているだけなのではないかと思った時の参考にしてくださいね。
決して頑張れない時というのは甘えが原因ではありません。
では、まずは「頑張る」という状態がどういった心理的状況を意味しているのかについて考えていってみましょう。
そうすることで、「頑張れない人」というのがどういった心理状態なのかがわかるはずです。
頑張るってどういう状態?
「頑張れない人」は甘えているだけだなんて言いますよね。
しかしそもそも、「頑張る」というのはどういった状態のことを指しているのでしょうか。
例えば、あなたの好きな食べ物が沢山目の前にあったとします。
あなたはいくらでもそれを食べられるとしましょう。沢山沢山食べて満足した時に、「よく頑張ったね」と声をかけられたらどうでしょうか。
「いや、頑張ったつもりはないんだけど…。」そんな風に思うのではないでしょうか。
それもそうですよね。だってあなたは食べたいものを好きなだけ食べていただけ。
「頑張った!」なんて感想は持たないはずです。
それでは、あなたの嫌いな食べ物が目の前のお皿に山盛りにされていたらどうでしょうか。
あなたは、せっかく作ってもらったのだから食べなければならないと思い食べます。
無理やり口に押し込んで、辛い思いに耐えながらも鼻をつまんだり水を大量に流し込んだりして完食しました。
やっと食べきったと思った時に、「よく頑張ったね」と声をかけられたらどう思うでしょうか。
きっとその通り、自分はよく頑張ったと思うのではないでしょうか。
そう、「食べる」という行為は一緒なのに、その食事が好きなものか嫌いなものかで「頑張る」という言葉が使われるかどうかが決まりますよね。
この例からわかるように、「頑張る」という行為は「嫌なことを無理やりする状態」と言い換えることが出来るのです。
嫌いなものを辛い思いをして無理やり口に詰め込むことで、頑張ったという気持ちになるんですね。
その一方で好きなものを沢山食べている時には頑張っているなんて感じることがありません。
自分の満足の為に沢山好きなものを食べることが出来て、むしろ幸せですよね。
やりたいことは「頑張れない」ことが無い
そう。前に挙げた食事の例のように、やりたいこと、好きなことだと、頑張れないなんてことが無いんです。
好きなものを食べるという行為ではなくても、時間を忘れて没頭できる趣味などは頑張っているという気持ちにはならないですよね。
ご飯も寝るのも忘れて熱中することすらあるのに、頑張っているなんて思うことなんて全くありません。ましてや趣味をしたくなくなって、自分は頑張れない人なんだ、甘えているんだなんて自分を責めることなんてあるはずがありませんよね。
趣味は往々にして仕事のようにお金をもらうこともありませんし、ただ自分の満足の為にやっていることです。それは「頑張らない」こととして心の健康の為に必要な行為でもあります。
しかし、世の中趣味のように頑張らなくても良いような楽しいことばかりではありませんよね。
仕事だって自分の好きな時間に起きることが出来ませんし、嫌いな人とも話さなくてはならない時だってあります。