日本人は大抵の方がくせ毛のようです。本当に直毛の方は3割程度くらいしかいないようです。
そのため、全体的には縮毛矯正をするほどくせ毛ではないけれども前髪だけストレートにしたいという方も多くいます。
前髪が決まらないとヘアスタイル全体がパッとしないとか、梅雨時期は前髪がうねりやすいから前髪だけ縮毛矯正をかけたいという方もいます。
では前髪ならどれくらいの時間がかかるのか見ていきましょう。
前髪の場合も同様に工程は同じです。ただ、前髪だけなので放置する時間は短くなるし、アイロンでストレートにする髪の量も少ないので時間は短縮されます。
よって前髪だけの場合は80分から1時間半程度の時間で施術を終えることができそうです。
それでも前髪だけで1時間を超えてしまうのが現状です。
少し余談ですが、前髪だけ縮毛矯正をすると前髪だけ真っ直ぐになり場合によっては全体的のヘアスタイルに違和感が出ることがあるので注意しましょう。
美容院によって縮毛矯正の時間が違う
実は縮毛矯正にかかる時間は美容院によって異なっています。
同じ髪の長さの縮毛矯正なのに2時間で終わることもあれば、3時間以上かかることもあります。
これは一体どうしてなのか解説します。
縮毛矯正の時間が短い方が便利?
現代人は忙しく、毎日時間に追われている方も多いです。
女性も社会進出をしてフルタイムで仕事していたり、結婚をしても仕事をしながら家事や育児をこなしている方もたくさんいます。
よって、縮毛矯正に3時間も4時間も時間を使えないというケースが増えています。
ならば、3時間かかる美容院よりも2時間で終わらせてくれる美容院の方がいいですよね。
実際時間がかからない縮毛矯正ができるという広告を出している美容院も増加しています。
しかし、時間が短いから便利と言って利用するのは危険なこともあるのです。
使っている薬が強い可能性がある
時間がかからないということはそれだけ強い薬剤を使っていることが考えられるのです。
例えば1剤液には髪のシスチン結合を切断する役割があります。これを行うのに10分〜15分放置し、2剤液はストレートにした後、再びシスチン結合をさせて固定するため同じくらいの時間放置します。
すると放置の時間だけで長ければ30分必要になることがわかります。この放置時間を短縮するために、1剤液や2剤液の薬剤を効力が強いものに変えることでその時間を短くしているのです。
時間は短縮されますが、その分髪へのダメージは増加しています。便利なものには何か欠点があるのです。
市販の縮毛矯正はどう?
美容院に行く暇な時間がないという場合は市販の縮毛矯正剤を買うこともできますよね。
市販のものなら千円くらいからドラッグストアで販売されているので仕事帰りや買い物のついでに買って帰れるし便利そうですよね。
実際に自宅で自分でやることで費用はかからないし、かなりお得です。
しかし、やはり市販の縮毛矯正はあまりおすすめできません。
その理由は髪のダメージが強いのと、自分でやることで失敗することが多いからです。
さらに、縮毛矯正を説明書通りに行っても、全くストレートにならなかったりすることもよくあります。
たとえ液剤の価格が千円だとしてもストレートにならなかったら意味がありません。
その千円も無駄になってしまいます。
縮毛矯正はプロの美容師でも難しい施術の1つです。やはり髪の知識がないとうまくするのは難しいのではないでしょうか。