「デジタルパーマ」の乾かし方のコツ・知ってますか?
「デジタルパーマ」。どのヘアサロンでも、すっかり定番になったヘアスタイルメニューです。パーマをしている人なら誰でも聞いたことがあるはず。
でも、「デジタルパーマ」の乾かし方のコツを知っている人は、あまり多くないと思います。
「キレイにかけられたデジタルパーマのキープ方法がわからない!」
「デジタルパーマって、かけた後の乾かし方はどうするんだろう?」
こんな風に、デジタルパーマの基礎知識、その中でも「デジタルパーマの乾かし方」を知らないまま、デジタルパーマをかけてしまう人もいると思います。
そこで今回は、デジタルパーマの乾かし方のコツや、キープ方法を詳しくご紹介します。
乾かし方の解説の前に・・・そもそも「デジタルパーマ」ってナニ?
ではまず、本当の基礎知識から解説しましょう。
「デジタルパーマ」と「パーマ」の違いを知ってこそ、デジタルパーマの乾かし方のコツが掴めます。2つの違いをここで明確にしておきましょう。
デジタルパーマとパーマの違い(1)ロッドで熱を加える技術
「デジタルパーマ」とは、薬剤と熱のダブルパワーでカールしたヘアスタイルを作る技術です。デジタルパーマ専用の機械を使って、髪を巻くロッド(=円柱状の道具)の1本1本に熱を伝えます。
一方普通の「パーマ」は、薬剤の力だけでカールのヘアスタイルを作る技術のことです。パーマをかけるときに温める場合もありますが、デジタルパーマのようにロッドで直接熱を加えることはしません。
多くのヘアサロンでは、デジタルパーマとパーマに使う薬剤は同じです。薬剤を浸透させる過程の後、ロッドで熱を加えるか否かでデジタルパーマとパーマを区別しています。
デジタルパーマとパーマの違い(2)へアスタイルの仕上がり
デジタルパーマとパーマは、このようにほんの少しの技術の違いによって呼び名が変わります。しかし、出来上がるヘアスタイルの質感の違いはとても大きいため、ロングやボブのそれぞれに向いたパーマを見極める必要があります。
ヘアスタイルの仕上がりの観点から、デジタルパーマとパーマの違いを詳しく解説しましょう。
【デジタルパーマで作るヘアスタイル】
デジタルパーマで作るカールのヘアスタイルは、髪を乾かした後に一番カールが出やすくなります。そのため、コテで巻いたようなヘアスタイルになれて、スタイリングも簡単です。
少し前に使われていたデジタルパーマの薬剤は、少し固めのヘアスタイルになってしまうのが難点でした。しかし、デジタルパーマの技術が発達し、弱酸性の薬剤が使われるようになった今は、より「ゆるふわ」なヘアスタイルが作れるようになりました。
ダメージも最小限に抑えられるため、デジタルパーマはとても注目されています。
つまりデジタルパーマは、「ゆるふわなへアスタイルを作るのにオススメ!」ということです。そのため、ショートへアの人よりも、ボブやロングヘアの女性から支持を得ています。
今も様々なデジタルパーマの薬剤が開発途中ですから、今後も質感の進化が見込まれます。デジタルパーマのオーダーは増え続けることでしょう。
【パーマで作るヘアスタイル】
パーマは、デジタルパーマと比べて「細かなウェーブやカールのヘアスタイル」にすることができます。根元から立ち上げるような、部分的なパーマもキレイに仕上げることができます。
ツヤ感・束感を出した繊細なボブのヘアスタイルにオススメです。
また、パーマで面白いのは「乾かし方でパーマの表情が変わること!」です。デジタルパーマは、乾かし方のコツさえ掴めばスタイリングは比較的簡単ですが、パーマの場合、乾かし方一つでヘアスタイルがガラッと変わります。
髪の毛をしっかり伸ばす乾かし方をすれば、くせ毛っぽいヘアスタイルに。
半渇きのままヘアムースでスタイリングすれば、しっかりしたカールを付けることが出来ます。
このように、普通のパーマは「繊細なデザインのヘアスタイル」を作ることに特化しています。ロングヘアの女性よりも、ベリーショートのメンズスタイルや、ショート・ボブのように細かいカールのヘアスタイルを作るにオススメです。