縮毛矯正には時間がかかる
縮毛矯正をすると髪がストレートになるためくせ毛で毎日のヘアスタイルが決まらない方やヘアスタイルをストレートに変えたい方にとっては最適な施術方法の一つです。
ストレートパーマよりも長持ちするため、一度縮毛矯正をかけると便利なのですが、縮毛矯正は時間がかかるのが難点なのです。
ではなぜ縮毛矯正には時間がかかるのか、また縮毛矯正をしている間みんなは何をして時間を潰しているのか解説したいと思います。
縮毛矯正に時間がかかるその工程は?
まず縮毛矯正にはどうして時間がかかるのか?それは工程が多いからです。
ではどのような工程になるのかその順番を見ていきましょう。
縮毛矯正の工程
①軽くシャンプー
②一剤液をつけて10分〜15分程度適度放置
③美容師が髪の状態をチェック(状態によってはもう数分放置)
④液剤を洗い流すためシャンプー台へ
⑤ブローで完全に乾かす
⑥アイロンを使ってストレートに伸ばす
⑦2剤をつける
⑧そのまま5分〜15分放置
⑨美容師が髪の状態をチェック(場合によって数分放置)
⑩液剤を洗い流す(トリートメントなどをつける)
⑪乾かしてカットの場合はカットを行う
ざっと順番を並べただけでも11の工程があることがわかります。
この中で一番時間がかかるのが⑥番目のアイロンを使ってストレートにする作業です。
少しずつ髪をとって丁寧にストレートにする必要があるため、かなり時間がかかるのです。このストレートにする過程を丁寧にしないとヘアスタイルが決まらないことがあるため時間がかかります。
たまに担当の美容師さん以外でアシスタントの方が手伝って2人体制でアイロンをしてくれることもあります。それくらい時間がかかる作業なのです。
シャンプー台へ行く回数も多い
さらにシャンプー台へ行く回数も3回あります。液剤を洗い流すために3回もシャンプー台へ行かなければいけないので大変です。
美容室によってはシャンプー台がカットをする場所より離れていることもあります。例えば1階がカットをする場所で2階がシャンプーをする場所というようなケースです。
これは移動だけでも面倒だし時間もかかることになります。
このようなことから縮毛矯正には現状のヘアスタイルによってもことなりますが、平均でショートで1時間半から3時間、ロングヘアだと4時間程度かかることになるのです。
縮毛矯正はプロも難しい!
縮毛矯正は液剤をつけて、洗い流してストレートにして、また液をつけて流して乾かせば終わりと言われれば終わりなのです。一見手順としては簡単に感じますが、これが意外と難しいのです。
プロの美容師さんでも縮毛矯正は苦手という方も珍しくありません。
たまに、縮毛矯正をしたのにストレート感が緩かったり強すぎたり、髪がパサパサになったりして思ったようなヘアスタイルにならない方がいます。
これは縮毛矯正が難しい技術のため、美容師さんの技術不足が原因で起こるのです。
よって、失敗しないようにお客さんの髪の状態をよくチェックしながら縮毛矯正をする必要があるため時間がかかるのです。
縮毛矯正はなぜ金額が高いの?
ここまで縮毛矯正のことがわかると、なぜ料金が高いのかも理解できます。
縮毛矯正の費用は美容院によっても異なりますが、1万円〜3万円程度必要になります。
平均的には2万〜3万円程度のようですが、もちろん3万円以上することもあります。
それにカットをしてもらうと余裕を持って4万円程度の予算は考えておいた方がよさそうです。
縮毛矯正は施術の工程が多いため時間がかかります。時間がかかるということはそれだけお客さんの回転率は悪くなります。
一人で3時間〜4時間程度席を取ることになるので、その時間はお客さんの予約を取ることができなくなりますよね。
その結果美容院側としては時間と人件費が必要になるため縮毛矯正の料金は高くなるのです。