男装メイクって?
イベントなどで見かける男性のようなメイクをした「男装女子」。自由に扱えるメイク用品やファッションなどを使って男性に見える姿に変える様は本当に性別がどちらだか分からなくなってしまうことも。
そんな男装メイクを施した女性は個々に好きな男性像を目指してメイクやファッションにこだわっています。
アニメや漫画でカッコイイ男性キャラがいると、自分がその男性キャラクターになりたいと考える女性も多いようです。
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男装メイクに必要なアイテム
男装メイクをするにあたって必要なのは以下のアイテムです。
①下地
②ファンデーション
③コンシーラー
④アイライナー
⑤眉マスカラ
⑥シェーディング
⑦ハイライト
⑧パウダー
⑨アイシャドウ
⑩ウィッグ
好みによってリップやチーク、つけまつげ、テーピング用のテープが加わります。
基本的に必要なメイク道具があればできますので、ここから足りないものは100均などの安価な価格で販売している道具を集めるだけで問題ありません。
メイク道具を持っていないという人や初心者の人は、100均のメイク道具を集めて初めるのも◎
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初心者向け!男装メイクの順番とコツ
ここからはメイクの順番をご紹介します。小さい鏡ではなく、大きい鏡で顔全体のバランスが見られるようにメイクをしていきましょう。
①洗顔、もしくはふき取り化粧水
メイク前に必須なのが洗顔。余分な汚れを落とし、これからのメイクの乗りを良くしてくれます。
もし洗顔ができない場合はふき取り化粧水などで汚れをふき取るようにしましょう。あくまでも優しく、ゴシゴシとこすらないように。
②保湿
洗顔が終わったら軽く乳液などで保湿をします。
クリームの場合だと、ファンデーションとの相性次第では消しカスのようなものができてしまうため、クリームを使いたい場合はファンデーションとの相性を考えて使用しましょう。
③カラコン・テーピング
基本的に男装メイクは裸眼でもナチュラルに仕上がりますが、カラコンを入れたい場合は着色直径が小さめの裸眼に近いカラコンにしましょう。
また、色も赤系やピンク系だと女性らしさが出てしまうため、ブラウン系のものを選ぶと◎
男装メイクにあって普段のメイクにないものが「テーピング」です。体を固定するために使うテーピングですが、男装メイクを行う際は顔のたるみなどを上に持ち上げるリフトアップ効果を狙うために活用していきます。
後々ウィッグをつけたときにテーピングが見えないようにしたいので、頬のたるみの部分を耳の方向に目がけてテーピングしていきましょう。男装メイクが本格的に始まる前には下地などでさらに目立たなくなるので様子を見ながらリフトアップさせていきます。
このとき、あまり下めにテープがこないようにしましょう。鏡を見ながら引き締まった顔つきになれる位置が分かったらその部分の位置からやや少し上の位置にテープを留め、上に軽く引っ張るだけでOKです。
④下地
化粧下地は崩れにくいものを選びましょう。次のファンデーションとの相性を考えて、マットな仕上がりになるようなものがベストです。
⑤ファンデーション
ファンデーションはパウダータイプでマットな肌に仕上げましょう。塗るときは顔の外側を避けて塗るようにすると、その部分が自然な陰影になり、のっぺりとした印象にならなくなります。
なりたい理想像にもよりますが、白っぽいと女性らしさが出るため、ファンデーションの色は明るすぎない色を選びましょう。
⑥コンシーラー
目の下にクマがある場合や、ニキビ跡などがある場合はコンシーラーでかぶせて目立たなくさせましょう。
また、唇にも全体的にコンシーラーを塗っておきます。このあとリップを塗らない場合は、リップメイクはコンシーラーでもとの赤みを消した状態で完成となります。
⑦アイシャドウ
アイシャドウはマットタイプが適しています。特にクリームタイプだと崩れにくさもあり◎色は薄めのブラウン系がオススメです。
色を乗せるというよりかは、全体的にまぶたの陰影を作る、といったイメージで塗っていくと男装メイクらしくなります。
⑧アイライン
リキッドアイライナーで目尻を細く引いたあと、⑦で使ったブラウン系のアイシャドウで馴染ませると、ナチュラル感が出ます。
アイライナーが苦手な方は、固めのブラシを持ち、毛先だけでトントンと細かく点を打つように意識しましょう。それでも難しい場合は、失敗しづらいペンシルアイライナーがオススメです。
アイラインの色ははっきりとした黒でもふんわりとした茶色でも、どちらでも大丈夫です。なりたい理想像に合わせましょう。
⑨眉毛・眉マスカラ
男性らしい眉毛にする場合、普段よりも若干濃い目に描き、直線的なキリッとした上がり眉にしましょう。
目と眉毛の距離が近い方がより中性的に見えるので、眉頭を少し低い位置から描くのがオススメです。
眉尻はカーブさせず、直線的に仕上げるとより理想像に近くなります。
眉マスカラはブラウン系がオススメです。眉毛の形を整えた後に使用しましょう。
⑩シェーディング
基本的には眉頭から鼻筋の両側と、生え際と頬から顎先までにシェーディングを入れます。
特にノーズシャドウは鼻筋を意識して強めに入れることで男性らしくなります。
また、顔タイプ別にシェーディングをどこにすればいいのかをご紹介します。
①丸顔さん
顔の横幅を削るイメージでシェーディングをし、女性らしい曲線をシャープにさせましょう。
②面長さん
顔の上下・頬骨下にシェーディングをし、より小顔になるように意識しましょう。
③エラ張りさん
耳下~あごのエラ張りが気になる方は、エラを削るようにシェーディングを入れましょう。
さらに下唇に影を足すことで、口元を目立たせてフェイスラインの目くらましになります。
⑪ハイライト
無くても構わない工程ですが、あった方がより顔のホリを強調させることが出来ます。
普段のメイクと同様に、鼻筋や鼻先、唇の上、額、そして頬骨にハイライトを入れることで、顔のメリハリがつきます。
ただ、やりすぎるとツヤ感が増して女性的になってしまうので、控えめにしましょう。
⑫パウダー
フェイスパウダーは乾燥肌の方は全体的にはたくと乾燥の原因にもなります。乾燥肌の方は部分的につけましょう。
乾燥肌でない場合は、ふんわりと大きなブラシで軽くつけましょう。
⑬お好みでリップ・チーク・涙袋・まつ毛
ここからはそれぞれなりたい理想像によって変わる工程になります。
①リップ
リップ無しだと顔色がくすんで見えてしまう…という方は、発色が控えめなベージュ系のリップがオススメです。
血色感を足す程度に軽く塗りましょう。
②チーク
①と同様に、顔色がくすんで見えてしまう場合にはベージュ系の肌馴染みの良い色を、薄く広めに塗りましょう。
③涙袋
可愛い系の男装メイクには欠かせない涙袋。しかし普段のメイクのようにぷっくりとした涙袋だと雰囲気を壊してしまいます。
涙袋にしたい部分に明るいコンシーラーをのせてぼかすだけにしましょう。
④まつ毛
目の印象が弱いと感じる場合は、まつ毛をビューラーで上げてマスカラをしたり、場合によってはつけまつ毛を着けても◎
この時、まつ毛はあまり上げすぎないように、つけまつげも長すぎないものを選びましょう。まつ毛が長く、ふんわりとカールされていると女性らしさが出てしまいます。
⑭ウィッグ
ウィッグは中性的なスタイルにする為に欠かせないアイテムです。
ウィッグに慣れていない場合、まずは「髪の毛を全部、付属のネットにしまい込む」ことを意識しましょう。そうすると、キレイにウィッグを被ることが出来ます。
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まとめ:男装メイクを取り入れて理想の姿になろう!
上手に出来る男装メイクの方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
本当は女性なのに、二次元的な世界にいる男性になれる「男装メイク」。
コツを掴めば誰でも簡単に出来るので、理想の姿を目指して「男装メイク」を取り入れてみましょう!