「水光肌」って?
「水光肌」は「すいこうはだ」と呼びます。
その名の通り、「水」の表面で「光」がキラキラと反射しているような「肌」のことを差します。少し前は、ツヤのないマットなメイクが流行っていましたが、今の流行は水光肌のようなツヤ肌の傾向があります。
水光肌は、コスメでも大人気の美容国家・韓国から生まれたメイク方法です。正確な現地の発音は「ムルグァンピブ」と言います。
光を反射して輝く肌は、のっぺりしがちなアジア女性の肌を、美しく立体的に見せてくれます。ベースの肌の質感が変わるだけで、目鼻立ちもくっきりし、思わず目を奪われるようなメイクになりますね。
日本では「テカり」として敬遠されがちだったツヤ肌メイクですが、徐々に美容業界の新基準として見直しが始められています。
■参考記事:もっと「韓国コスメ」についての情報が知りたいアナタへ!
水光肌を作るスキンケア方法!
そんな水光肌を作るには、メイクはもちろん、スキンケアが何よりも重要になってきます。
洗顔
洗顔は普段と変わらない方法でやって構いません。
泡をしっかりとたてて、泡で洗うように意識しましょう。
こすらないようにするのがポイントです。
化粧水
洗顔後の肌は顔を濡らした水分だけでなく、もともと肌にあった本来の水分も蒸発しやすくなっています。そのため、すぐに化粧水で保湿しましょう。
また、化粧水を広げたあとは手で軽く押し込むようにして、浸透させるのがベストです。
化粧水の種類は保湿力の高い物を選びましょう。
保湿力が高いとされる成分は
・セラミド
・コラーゲン
・グリセリン
・ヒアルロン酸
などです。
意識的にこういった成分が配合されている化粧水を選ぶと◎
乳液orクリーム
化粧水で与えた水分は思っている以上にすぐ蒸発してしまい、乾燥の原因となります。
すぐに乳液かクリームで蓋をしましょう。
この時も化粧水と同じように手で押し込むように浸透させるとより効果が高まります。
乳液かクリームのどちらが良いのか悩む方も少なくはないと思います。
基本的には乳液だけでも大丈夫で、脂性肌の方はクリームも塗らずに乳液単体がオススメです。
冬場などの乾燥しやすい時期には乳液とクリームの両方を使うと良いでしょう。
プライマー
プライマーは、素肌の肌色を均一に整えて、透明感のある美しい肌へ仕上げることができるアイテムです。メイク下地のようなものです。
化粧水で肌を整えたら、プライマーを肌の赤みが気になる小鼻の横や、頬の凹凸部分によく擦り込みます。
あとに塗るファンデーションなどが毛穴落ちせず、キレイに乗るため、水光肌を作るうえでは1本持っておくと便利です。
ピーリング
週1のスペシャルケアとして、肌に優しいピーリングをオススメします。
ピーリングは古い角質を落としてくれて、すべすべの肌に整えてくれます。
ただ、ピーリングはそれなりに肌に負担をかけるものなので、多くやっても週に2、3回にしましょう。
ピーリングにはメジャーなジェルのピーリングから、ミルク系のピーリングもあります。
自分の肌に合ったピーリングを選び、古い角質を落として、さらにワンランク上のつやぷる肌を目指しましょう。
アイクリーム
目元の乾燥が気になる場合は、アイクリームで目の周りを保湿しましょう。
目の周りはほかの部分よりも皮膚が薄いため、乾燥しやすい傾向があります。
目元が乾燥するとたるみやシワの原因となるので、念入りなケアをしましょう。
フェイスパック
「化粧水や乳液だけでは保湿が足りない…」という場合には、フェイスパックをするのも1つの手です。
保湿に特化したパックもあるため、自分の肌に合ったパックを週2~3回で使っても良いでしょう。
メイク前に軽いタイプのパックを使うのも、メイクノリが良くなってオススメです。
使ったあとのパックで軽く顔をふき取ることで、角質も取れて一石二鳥です。
水光肌を手に入れるメイク方法!
ここまでスキンケアについて紹介してきました。
ここからはどの部分に気を付ければ水光肌が作れるのか、メイク工程をご紹介します。
また、メイクをする際にはスキンケア後から3~5分ほど時間をあけましょう。
スキンケア直後にメイクをしてしまうと、水分や油分がまだ肌に浸透せず残っているので、ファンデーションの崩れにつながってしまいます。
下地
水光肌を目指すためには、下地は顔色を明るく見せるコントロールカラー系のアイテムがおすすめです。
顔色を華やかで血色よく明るく見せたい方はピンク系に、頬の赤みを押さえたい方はグリーン系、透明感を出したい方はパープル系と、好みに合わせて選んでみましょう。
また、Tゾーンなどのテカリやすい部分には、皮脂テカリを防止する下地を部分使いしてもよいでしょう。肌タイプや状態に合わせて使い分けてください。
ボリューマー
聞き馴染みのないアイテムですが、簡易的に言うとファンデーションや下地に混ぜることで、簡単に自然なツヤ感を出せるアイテムです。
今回の水光肌を目指すためには欠かせないアイテムでもあります。
下地が完成したら、ボリューマーと手持ちのBBクリーム(リキッドファンデーション)を手に取り、1:3の割合で混ぜ合わせます。あとは、この手作りクリームを、ベースメイクに使用するだけ。人差し指・中指・薬指の指先で軽く押さえるように肌へのばしましょう。
1つ重要なのが、ボリューマーを使った水光肌メイクには「メイクの最後にパウダーは使わないこと」です。
ボリューマーを使う場合はパウダーの使用を控えましょう。
ファンデーション
ファンデーションでオススメなのは、クッションファンデーションかリキッドファンデーションです。
この2つは油分と水分がバランスよく入っているため、自然なツヤ感を出しやすいです。また肌の乾燥を防止する効果も期待できるので、メイク崩れしにくいという利点もあります。
使用する際は厚塗りせず、手の甲に一旦軽く置いて量を調整し、内側から外に向かって広げるようにしましょう。
この時、携帯などのカメラの外カメで写真を撮ると、塗れていないところなどが分かりやすいので、ちょくちょく撮ってみて確認しましょう。
コンシーラー
コンシーラーはリキッドタイプのものがオススメです。チップや筆で塗ることが多く、肌にツヤも出せるため、水光肌を目指す場合はリキッドタイプのものを選びましょう。
クマにはオレンジ系のものを、ニキビやニキビ跡にはグリーン系のものを、くすみには明るいベージュなどのものを点置きして、少し時間を置いてから硬めのブラシなどで叩き込むように隠していきましょう。
時間を置かないとファンデーションがヨレてしまう原因にもなるため、1~2分ほど置くことをオススメします。
アイシャドウ
ツヤ感が特徴の水光肌では、アイメイクも塗れ感のあるものを選ぶと◎
マットなものや濃すぎる色のものは避け、ベージュカラーや細かいラメのものを選び、ナチュラルに仕上げましょう。
控えめすぎるものが苦手という方は、アイライナーをしっかりと引くことでメリハリをつけるのがオススメです。
チーク
韓国っぽい水光肌を目指すなら、チークをしなくてもOKです。
そのかわり、ハイライトやシェーデイングでしっかりメリハリをつけるのがオススメです。
チークをつける場合は、ほんのり血色感を感じる程度につけます。クリームタイプやウォータータイプのものが血色感も自然に演出できます。
リップ
リップもつやぷる系の質感のものがオススメです。
ナチュラルに仕上げる場合は肌馴染みの良いピンクやオレンジ系のグロスをつけるだけでも◎
色を乗せたい場合は、まず唇の元の色をコンシーラーやファンデーションで消します。
次に薄めのリップを内側から外側にかけてグラデーションになるように塗っていきます。
そして濃い色のリップを中心だけにぼかしながら塗ることによって、グラデーションリップの完成です。
ツヤが欲しい場合は、リップグロスなどを上から乗せると良いでしょう。
まとめ:憧れのつやぷる肌を手に入れよう!
いかがでしたか?
「水光肌をやってみたいけどいまいちやり方が分からない…」「どうやったらあんなにツヤが出るんだろう?」という疑問を持った方に、スキンケアからメイクまで工程をお伝えしました。
ぜひこの記事を参考に、憧れの水光肌を手に入れてみましょう!
■参考記事:もっと「クッションファンデーション」について知りたいアナタへ!