セルフカットでも十分に表現していくことができるのはシースルーバングの魅力です。梳きバサミでも構いませんし、ヘアカット用のハサミでも構いませんが、通常のハサミだけは避けておいた方が良いでしょう。
ハサミの種類に気をつけて、ゆっくりと丁寧に切っていくことで、素敵なシースルーバングのヘアスタイルを作っていくことができます。
後は、上記でもご紹介したようにオン眉になりすぎないように、カットの段階では少し長めに前髪を残しておくと良いでしょう。
前髪を意識的に短くしたければ、短くセルフカットしても問題ありませんが、ナチュラルな雰囲気を残したままシースルーバングを表現したい場合には、ある程度の長さを残しておくと効果的です。
シースルーバングの作り方や切り方②オン眉に注意
シースルーバングの作り方や切り方としては、まずオン眉に注意することがポイントとなります。
オン眉とは、オンザ眉の略で、眉毛の上で髪が揃うようにカットしてセットしていくことです。
シースルーバングにおいても、オン眉がカギを握ってくる部分がありますが、あまりオン眉を意識して、前髪を切り過ぎてしまうと、残念な感じになってしまうことがあるので、注意していきましょう。
シースルーバングにおいては、カットでおでこに透け感をもたらすというよりも、セットで透け感を見せるようにしていくと最適です。
したがって、カットの時にあまり短くしすぎてオン眉にするのではなく、セットの段階でオン眉を意識していけると良いでしょう。
そのためには、前髪部分の長さをある程度残しておいて、セットの際にオン眉になるように、カールをかけていくなどといった方法をとると有効的です。
シースルーバングの作り方や切り方③ハサミに注意
シースルーバングのセルフカットのやり方としては、上記でハサミ選択に注意することをご紹介しましたが、梳きバサミか、ヘアカット用のハサミを使うようにしてください。
髪全体をセルフカットしていくのであれば、梳きバサミの方が良いですが、前髪だけであればヘアカット用のハサミでも構いません。
一般的なハサミだと、セルフカットをする際に、髪が逃げてしまって切りにくくなってしまいます。
通常のハサミでは、プロの美容師ですらカットしにくいくらいなので、一般の方がセルフカットに通常のハサミを使うのは現実的ではありません。
立て方向にハサミを入れて前髪をセルフカットしていくことで、少しずつセットしていくことができるので、必ずしも梳きバサミである必要もありません。
シースルーバングの作り方や切り方④コームで固定する
オルチャン風ヘアスタイルとして人気を誇っているシースルーバングですが、セルフカットを行う際には、コームを活用するようにすると切りやすくなっていきます。
シースルーバングを作るために、セルフカットを行う際には、カットしたい部分の前髪をコームで固定して、少しずつカットしていくことがポイントです。
前髪を束となるようにして、ハサミを前髪に沿って立てに入れてセルフカットしていきます。
コームを利用せずに、手で固定してセルフカットすると、思った以上に前髪を切り過ぎてしまうことがあるので注意が必要です。
手で固定しようとすると、前髪がハサミを入れる方向に逃げてしまう傾向が出てきて、前髪がだんだん短くなっていってしまいます。
短くなった部分の前髪に合わせようとすると、さらに全体的に前髪が短くなってきてしまうので、コームで固定しながら、少しずつセルフカットしていくようにしましょう。
シースルーバングの作り方や切り方⑤切る前髪の量を固定
オルチャン風ヘアスタイルを作り上げていく上では、ハサミの選定やコームの利用がカギを握ってきますが、カットのやり方として、カットする前髪の量を固定していくことがポイントです。
前髪全体を一気に切ろうとするのではなく、前髪部分を3段階程度に分けて、左、右、中央といった形で一固まりずつ、カットしていくと上手くシースルーバングを作っていくことができます。
左右中央と分けてカットする前髪を固定していくためにも、コームの利用が重要であり、前髪を切り過ぎないようにすることがポイントとなります。
コームを利用して前髪を固定していく際には、切りたい長さよりやや長めにとっていくことがおすすめの方法です。
感覚的には、切りたい前髪の長さより5ミリほど長めにとってカットしていくと、上手なやり方でシースルーバングを表現していくことができます。
シースルーバングの作り方や切り方⑥ハサミをたてに入れる
シースルーバングのやり方としては、コームを利用して前髪を固定していくことが重要ですが、ハサミを前髪に沿ってたてに入れてカットしていくと、上手な切り方を体現していくことができます。
当然、横方向にカットしてしまうと、前髪がばっさりと切れてしまうので、ハサミを横方向に入れないように気をつけてください。
たて方向を意識しつつ、斜め方向であれば、前髪を切りすぎる心配もないので、必要に応じて、たてと斜め方向へのカットをしていくと、順調に前髪をカットしていくことができます。
シースルーバングに関しては、必ずしも前髪の長さを短くする必要もありません。
前髪の量を減らすことで、おでこが見えるような透け感を表現していくこともできるので、前髪の長さを変えたくない場合には、ヘアカット用のハサミではなく、梳きバサミを利用するのも効果的です。
いずれのハサミにしても、前髪に沿って、たて方向か斜め方向にハサミを入れてカットしていくと、素敵なオルチャンヘアスタイルの完成に近づけていくことができます。
シースルーバングの作り方や切り方⑦ゆっくりと切る
ハサミをたてに入れて、カットの段階でオン眉にしないことがポイントですが、とにかく丁寧にゆっくりとカットしていくことが重要なポイントです。
ハサミを横方向に入れないことも重要な要素ですが、それと同様に、ゆっくりと慎重に切っていくようにしましょう。
思ったようにカットできていなくても、時間をかければ、少しずつ理想のヘアスタイルに近づけていくことができますが、一端切ってしまった前髪をその時点で元に戻すことはできません。
つまり、慌てて一気にカットしてしまうということは、その分失敗に終わる可能性を高めることにつながってしまうので、とにかくゆっくりゆっくりとカットしていくことが重要です。
特に、セルフカット初心者の方は慎重にカットしていくようにしましょう。
初心者の場合は自分が思っているよりも、髪が短くなってしまうことが往々としてあるので、これでもかと思うほど、慎重にゆっくりとカットしていくと良いでしょう。